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救急車

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 温泉に入っていたら、先月、雪落しをしていて屋根から転げ落ちて救急車で運ばれたおじさんと一緒になりました。腰を思いきり打ちつけたそうですが、下が雪だったので、骨折もなく強度の打撲で、翌日には家に戻ってきたそうです。
 救急車の走るのが遅く感じていらいらしたそうです。実際に救急車の後ろなどついていこうものなら振り切られるのが落ちですが、もがき苦しんでいる病人にとっては一分一秒の重さが違います。

 死にはしないだろうとは思ったそうですがあまりの痛さに「これで一生車椅子の上で生活するのか」と、救急車の中で考えたそうです。
 私が役員をしている福祉用品開発製造の会社では車椅子も作っていますので「そんときは車椅子を安く売りますよ!」と宣伝しておきました。

 当初は死ぬほど痛かったようですが、病院が近づくに連れてだんだん痛みが治まってきて、「もしかしたら骨は折れていないかもしれないな」と思うようになって、病院につくころには「歩けるんじゃなかろうか」と思えるまで痛みが引けていましたが、救急車で運ばれてきてしまった負い目もあって、そのまま痛みをこらえるかのように無言を決め込んだそうです。
 強打した腰はもちろん、脳の検査までされたそうです。
 「今回はこんなこって救急車なんぞ呼んじまったけど、昔は救急車なんかなかったから今なら助かる怪我や病気でも死んじ待まった人は多かんべなぁ」と、申していました。

 以前、ハルビン郊外の農村出身の女性会員から聞いた話ですが、彼女のお兄さんが道路で車にはねられ、救急車などないし、病院に連れて行く手立てもなく、土間に寝かせて死ぬのを待ったそうです。翌朝息を引き取るまで、もがき苦しんでいたそうです。
 何ともやりきれない悲しく情けない話ですが、こうした国もあるというよりは日本がそんな状態から抜け出してまだ何十年でもないということです。

 生きているということはそれだけでもありがたいものです。
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雪だるま

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 昼時ウラジオストクに電話をしたら、訪ロ中の会員さんを無事空港に送り届けてきた事を報告されました。
 寒くて会員さんも大変だったでしょうと聞くと、スキーで寒さに慣れているスポーツマン人だから大丈夫だったようです。と言われました。

 ロシアが最も美しいのは冬ではないかと思うのですが、冬に苦しめられているロシア人にそんな事を言っても「信じられない」とバカにされてしまいます。それでも、冬のないロシアなど考えられません。極寒の冬と猛暑の夏、この対極の強いコントラストがロシアの魅力ではなかろうかと思います。

 モスクワに行ってきた友人からアルバート通りの雪祭りの写真が送られてきました。雪祭りと言っても、雪だるまが並んでいるだけなのですが、日本の雪だるまが大きな雪の球とそれよりやや小さな雪の球の二つでできているのに対して、モスクワの雪だるまは三つの雪の球でできていました。

 なんとなくその雪だるまの顔つきがバタ臭く感じるので、何が違うのだろうと注意してみました。
 日本の伝統的な雪だるまはたどんを使うので目も鼻も眉も黒いのですが、モスクワの雪だるまは眼が赤いことに気が付きました。しかし、赤目の雪だるまはこの辺でもあります。千両や万両の実などを目に入れますので、それほど違和感はありません。

 決定的な違いは鼻でした。日本の雪だるまの鼻は眉間から口元まで縦に黒いラインになります。ところがモスクワの雪だるまは赤い丸い点であったり、ピノキオのように尖った鼻でした。
 はてなレイモンド・ブリッグスの「スノーマン」はどうだっただろう?と絵本を開いてみれば、スノーマンもまた丸い赤い鼻でした。
 
 日本人は鼻が低いので縦のラインで強調する、コーカソイドは鼻が高いので点で表現する。面白い発見をしました。
 極寒の地で生活するには凍傷になりやすい高い鼻は不向きです。シベリアのヤクート人やアメリカ大陸のイヌイットなど極寒の地の先住民族は鼻ペちゃで、ずんぐりした体型は日本人に似ています。
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みなかみ紀行

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 一日氷点下のままで、湿った冷たい風が吹くので気温以上に寒く感じました。
 昼過ぎから梅畑の剪定をして、そのまま温泉に駆け込みました。

 共同湯での世間話で、代々特定郵便局長を務めた村の名家の一軒が前橋方面に引っ越す話を聞きました。

 若山牧水の「みなかみ紀行」で、私の家の近くを流れる赤谷川を水源に向かって牧水が旅する紀行文があります。初日は湯宿温泉で我が家のすぐ近くの金田屋旅館で一泊し、翌日、法師温泉まで牧水は出向きます。
 このとき牧水の案内をした地元の歌人のMさんと言う青年に、牧水がこちらに来たと聞いて仙台から帰ってくるHさんと言う青年が出てきます。

 Mさんと言うのは松井さんと言う方で、私が子供の頃は村の歌会の重鎮の一人でした。村内の歌会にはアララギ派の末裔勢力や、主に女性を中心とした「明星」派の勢力があり、もう一つの派閥の親分のようなご老人でした。

 私が中学のときの恩師は「明星」派の重鎮ですので、与謝野晶子がこの村に訪れたときに読んだ歌など暗記させられたものです。

 Hさんと言うのは当時東北大学の学生の林さんで、今回村を離れる特定郵便局長一家の人です。

 この林さんは私が中学生の頃。沼田のおめかけさんの家で女子プロレス見て興奮してそのまま死んでしまいました。
 私は物怖じしない子供だったらしく、幼い頃随分この人にかわいがられたそうですが、およそ歌人とは思えぬいかつい顔をしたおじいさんでした。

 バブルの頃にこの歌人の息子さんが投資に失敗して、当人はそのまま亡くなったからそれまでですが、結局、孫の代で出て行くことになってしまいました。
 影では高利貸しのような事をして、泣かされた人も多かったので、離村するに当たって「因果応報」と言う村人も少なくありません。

 町村合併に伴ってこの村もひらがなで「みなかみ町」になるようです。若山牧水の「みなかみ紀行」の「みなかみ」は水源を意味するのだそうで、牧水は現在の水上町にはこの旅では赴いていません。牧水は私の住む村の赤谷川(利根川の支流)を訪ねているので、こちらが「みなかみ紀行」の本元になってしまいます。
 そんなわけで地元で「みなかみ紀行」が再び注目される中、その関係者の末裔が出て行くことになるとは皮肉なものです。

 これもまた時代の移ろいの産物で、鴨長明ではありませんが絶えず流れて移ろっています。
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時代の変化

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 スーパーのブックコーナーに行ったら最近入荷した本のコーナーに日葡辞典、葡日辞典、西日辞典が並んでいました。
 群馬県は自動車工場などで日系ブラジル人が多く働いていますが、最近はこのあたりにもブラジル人や南米の人が増えているようです。
 日系人なので見た目ではわからない人が多いこともありますが、こんな本が並ぶところを見ると需要があるようです。

 父方の祖祖母の一家は戦後この村を離れサンパウロに移民しました。今は戻ってきて太田市にいます。昭和40年代中頃にこちらに帰ってきたときにコーヒー豆を土産に持って来てくれました。
 コーヒーミルなんてものはなかったので、母が兵庫県の実家に電話して送ってもらいました。それが届くまでの最初の一杯は蕎麦粉を挽く石臼で挽いたような記憶があります。最初は金槌で叩いたのですが、うまく行かず石臼で挽いて、黒い粉を無駄にしないように丁寧に刷毛で集めて、手ぬぐいを縫って作った袋に入れてヤカンで煮て飲みました。

 こんなものを毎日飲んでいるブラジルはなんて豊かな国なんだろうと思ったものです。時代の流れとは面白いものです。
 私など最近ではサッカーと総合格闘技しかブラジルに注目する事はありません。

 BRICS(ブラジル・ロシア・インド・中国)これから台頭してくる国だそうで、侮る事はできません。

 スロバキアのプラスチラバでの米露首脳会談で、ブッシュ大統領がロシアのプーチン大統領に「自由主義」「民主主義」「市場経済」といった欧州の共通価値がロシアの安定と繁栄につながると、更なる民主化を求めたようです。

 いきなりこんな事を求めても、西側諸国並みの速度や猥雑さにロシア市民が対応できるまでに至っていないのは明白です。
 ロシアで勢いの良い企業の社長の多くは30代で、ソビエト経験が長いそれ以上の年齢の人たちは時代の流れについていけない面があります。これが時代の変化のパワーシフトなんでしょうが、中国も勢いがあるのは若い世代です。
 ライブドア問題なども見ていても良い悪いなどは抜きにして、世代間抗争の気配さえ感じます。

 時代は変化しています。
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将来の世代

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 今日ウラジオストクに向かう会員さんが新潟空港から電話をくれました。昨日の春一番の強風のこともあり、心配していましたが、小雪が降っているもののフライトには影響なさそうです。
 ウラジオストク事務所は「温かい」と言っていましたが、−10度以上なら暖かいと言うようなサーモスタットの壊れた人たちですので鵜呑みにはできません。
 スタッフが女性会員と一緒に空港まで出迎えに行くと言っていました。

 夕方ウラジオストクの事務所に電話をしたら、女性会員が何人か事務所に来ているようでした。メールを書きに来た女性会員や受け取りに来た女性会員。昨日が休みだったこともあって忙しかったようです。

 忙しくてもその日の仕事はその日に終わらせる。と言う発想が希薄で「今日できなければ明日やろう」と、甘い考えがまだ抜け切らないのがロシア人の悪いところ。
 いらだつこともしばしばありますが、この大らかさといいかげんさを許容できなければ付き合いきれません。

 ”我々には永遠の前途がある。間違った決定を下す事はできない。この問題は将来の世代に委ねましょう”
 とバカな事を言うのはモスクワ市長のルシコフ氏で、2月2日に東京で行われた日露賢人会議で、北方領土について発言した言葉です。
 日本側の「賢人」にどんな顔ぶれが出ていたのかわかりませんが、60年もたって何が今更将来の世代だと言いたくなります。

 北朝鮮拉致被害者の横田めぐみさんの偽物遺骨をめぐる問題について、北朝鮮が「責任者を処罰しろ」と恫喝してきたようです。
 「責任者」は金正日でしょうから、こちらで処罰してもよろしいと言うことでしょうな。と、前向きに大らかに解釈しました。最近ロシア的に大らかに考えるようになってしまいました。
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男性の日

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 ロシアは国防の日で男性の日です。バレンタインデーは双方で贈り物を交換しますが、男性の日は女性から男性に贈り物をする日です。贈り物と言ってもボールペンやくつしたなど安価なもので、一番大切なのはメッセージを書き込んだカードだそうです。
 3月8日は女性の日で、男性から女性に贈り物です。

 日露カップルの場合、女性の日に男性から女性に贈り物はあっても、今日の男性の日に女性から贈り物をもらう日本人夫の話はあまり聞きません。
 「男性の日じゃないの、ロシアの国防の日だから日本人のあなたには関係ないでしょ!」

 これなどまだ良いほうで「ロシアでは2月23日は男性が女性を食事に連れて行く日」ととんでもない事を言った雌狐もいます。

 草津にいる弟が休みでこちらに顔を出しました。一人できたので「奥様はご機嫌斜め?」と聞くと「斜め通り越して縦になっている。」ようです。その日のつわり次第で一日の命運が決まる厳しい日々だとか。今日は自分だけ休みだったので、息抜きにこちらに来たようです。
 今まで、夫婦で毎晩一升瓶傾けていたのが、妊娠中で禁酒状態なので当人がつわりと思っているのは禁断症状じゃなかろうか。と笑っていました。
 秋に子供が生まれたら仕事をやめて専業主婦になるようですが、今まで第一線で活躍していたのでおとなしく家庭に収まるかどうか?

 春一番が吹くと言うので気にしていましたが、こちらは大した風ではありませんでした。成田空港に着陸する飛行機が風にあおられながら着地する光景をテレビが流していました。4週間後には昼間の方が夜よりも長くなります。

 ウラジオストクは「暖かくなった」といいますが、湾の中の海は凍ったままです。
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オールナイトニッポン

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 ライブドアの堀江社長がニッポン放送株を大量に買い占めたことで、この一週間テレビ始めマスメディアが一斉に過剰なまでに反応しています。その姿たるや省庁再編時の役人のようです。今の環境はよほど居心地が良くてそれが外部から変えられるようで恐くていたたまれないのでしょう。
 どう見ても受け答えするホリエモン社長よりも、質問するキャスターの方が論理破綻しているように思えてなりません。

 ホリエモン社長が考えているメディア作りのシステムと、マスコミ関係者各位が懸念して守ろうとしている部分は焦点がずれていると思うのですが、関係者が自分の身を案じてパニックになっているようにしか見えませんでした。揚げ足とって突っ込むのは得意でも、守りにまわると意外に脆い人たちみたいです。

 「自由だ」「グローバルスタンダードだ」「日本式経営の限界」と今までさんざん言ってきて、プロ野球では球団はオーナー一人のものではないと開かれたプロ野球をと言ってきて、「古い体質からの脱皮」と言ってきて、彼らの言う「古い体質」自分の中にあった矛盾をさらけ出しているようで、「くだらねえ」と冷ややかに見ています。

 中国関係や旧共産圏の報道に関しては産経新聞の記事が最も信頼できると私は思っています。中国の圧力に屈しないその姿勢は貫いてもらいたいものです。

 中立なマスメディアなどないと言うのは世界の常識で、読む側、見る側が総合的に判断してスタンスを導き出していけばよいもので、中国の人民日報を真に受ける中国人などいませんし、ロシアではそれぞれの報道機関が「誰を支援」が明確にさえなっています。

 昨年ウラジオストクでは市長選があり、例によって例のごとく泥沼化したのですが、前職はウラジオストクのテレビ局などに絶大な影響力を持つ市長で、テレビで一方的な応援報道までやってその挙句、決選投票では落とされて市長が入れ替わりました。
 ソビエト時代にはさんざんメディアに踊らされたというより、踊るまねを余儀なくされたこともあるのでしょうが、見るべきところは良く見ていると感心しました。

 福田和也氏が「幼稚な人間とは他人が知っている事を知らぬとかではなしに、何が肝心かわからぬ者、肝心なことについて考えようとしない者のことだ」と言っています。「雰囲気」に踊らされない目を持っているとしたら、ロシア人は幼稚でないかも。

 ニッポン放送といえば”オールナイトニッポン”。受験勉強の友でした。夜中に1240h(だったと思う)にラジオの針を合わせようとすると、その付近の周波帯ににソ連のウラジオストク極東放送の日本向け放送が存在し、大出力と耳障りなほどの大音量でニッポン放送にかぶってしまい迷惑千万でした。
 一日も早くこの耳障りなラジオ局の国が消えてなくなり、南こうせつや松山千春のオールナイトニッポンを邪魔されずに聞きたい!と願っていました。
 本当に耳障りな国は亡くなってしまいました。
 米ソ決戦の時には真っ先に耳障りな極東放送のアンテナを空爆でへし折ってもらいたいと願っていたのに、そのアンテナの麓の娘と結婚しました。爆弾落とされなくて良かった!

 世の中どうなるかわかんないものです。どうなろうが、悪くならないように努力することで、悪いものは廃れて行くものです。

 長いこと忘れていましたが、最近は新聞にもラジオ番組が目立たないところに出ているので、オールナイトニッポンはまだあるのだそうです。パーソナリティーは知らない人たちばかりですが、夜更かししたときにでも久々に聴いてみようかなと思います。
 つぼイノリオの「金太の大冒険」を放送禁止から復活させるのは無理でも、もう一度中島みゆきやダディー竹千代などパーソナリティーとして出してもらえると嬉しいです。
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How are you to die!

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北海道の北見で遺体安置室で死体が生き返る事件が20日にありました。屋外で自殺した女性だそうですが、駆けつけた救急隊は「死亡」と判断し警察にゆだねて行ってしまい。警察も「死亡」と判断し遺体安置室に置いておいたら実は仮死状態で生きていたそうです。

 救急隊の判断ミスをテレビのニュースがつついていましたが、救急隊にとってはこれこそ迷惑な話で、本当に死亡していれば警察の現場検証差しさわりにもなってしまいます。判断の難しい寒い現場ですし状況を想像すれば、これは消防署をせめてはいけないような気がします。
 何より迷惑な自殺です。いろいろ事情もおありでしょうが、どうせ死ぬなら自ら臓器移植に提供しろと言いたいです。

 ウラジオストクでも年末に凍死した人が生き返ったと言う話を聞きました。街中でホームレスが凍死していて、これ事態は珍しいことでもありませんが、警官が検視をして霊安室においておいたら生き返ったとかで、今回の北見と同じパターンです。

 ウラジオストクの駅前で凍死したホームレスを見た事がありました。警官が検証している最中で、検証が終わると数人でボンネット付のトラックの荷台にポンと投げ込み、そのまま去っていきました。
 ひでぇ扱いするものだと眺めていましたが、その頃はロシアでは西側に臓器売買しているなどと言う噂があった頃で、実際今でも子供が誘拐されるのは臓器売買の組織が絡んでいるなんていわれているくらいです。

 インターネット自殺とやらで、ネットで募集した人たちが集団自殺と言う不可解な事件が増えています。私の住む周辺でも何件かありました。わざわざ東京方面から出てきて、車内に排ガスを引き込む迷惑な人たちで、報道されるとすぐ模倣犯が来るので困ります。

 以前、軽トラックの荷物を縛るロープが毛羽立ってきたので、ホームセンターに新しいロープを買いに行った時のことです。
 ロープのコーナーで思いつめたような顔でロープを選んでいる男の人がいました。その後そういった噂を聞かなかったので、ただ単に顔つきが暗いだけの人だったのかもしれません。

 このとき、このあたりに住むオーストラリア人に声をかけられました。なんでも自分でやる人なので、家の外の水道につける不凍水栓を買いに来たそうです。

 ちょうど今にも首吊りそうな暗い顔つきのおじさんに目が行っていたときに声をかけられ、しかもオーストラリア訛り独特の「ハウ アー ユー トゥ ダーイ(How are you today!)」と言う声が私には違う解釈を招きました。
 私には彼の発音する「day」が「die」に聞こえてしまったものですから、「あんたはどうやって死ぬ気だね?」と聞かれているように思えてしまい、ロープを持って「Me too?(俺もか?)」と聞き返してしまいました。
 彼にすれば「今日はどうだね!」「元気かね!」と聞いたつもりですから、私の返事に「?」といったような顔をされてしまいました。
 後で大笑いになりました。
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失われたときを求めて

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 タンスを整理していたら下に敷いた古い新聞紙に目が行きました。平成15年2月22日の新聞で、ちょうどウラジオストクに行く前の日に、服をタンスから出したときに敷いていた新聞紙が古くなっていたので、その日の新聞を敷きなおした事などを思い起こしました。

 毎度のことですが出かける土壇場になって荷物をつめたり、着ていく服を決めるのでごたごたしていたことなどを思い出しました。ブラート・オクジャワが着ていたようなツィードのジャケットは決定でしたが、行きつけのブティックのワークマンで買ってきた防寒作業ズボンにしようか、コーデュロイのズボンにしようか迷っていました。
 ドサクサと慌てていて、買ってきたばかりのデジカメのスマートメディアをタンスの中に入れっぱなしで出かけたことなどが甦ってきました。

 その頃読んでいた本が図書館で借りてきたばかりのフランスのプルーストの「失われた時を求めて」で、まだ読み終えていなかったのでもっていこうかどうか迷った結果もって行きませんでした。
 「失われたときを求めて」には紅茶とマデリーヌと言う有名な話があり、主人公がマドレーヌのかけらを口にほおばり紅茶を流し込んだとたん、なんとの言いえぬ心地よい快感が包み、不意に忘れていた事が次々と生きた姿で現れると言うシーンです。

 奇遇だなと、新聞を眺めていました。
 この日の記事では、アフガニスタンのカルザイ大統領が来日していました。カルザイ氏ダンディーな伊達男だった気がするのですが、グッチの背広を着ている事がテレビで報道されていたことなどを思い出しました。

 グッチだろうがシャネルだろうがナイキだろうが何着てこようがどうでもいいじゃないか、くだらないことで騒ぐなと思いながら画面を眺めていました。
 しかし、よく考えてみるとカルザイ氏が日本に新しいアフガン政府の支援を頼みに来たのはわかりますが、松屋や青山で29800円今ならスラックス一着サービスのビジネススーツ着た人たちが納めた税金からの資金を、グッチの上下着てもらいに来るなよな!と突っ込みたくもなりました。

 タリバンの一方的な911テロで勃発したかのようなアフガン戦争でした。
 ロシアで耳にしたのは、当時ウズベキスタンに埋蔵されている莫大な石油利権を巡って、USA・ロシア・中国が争っていて、USAの石油会社がいつの間にかイニシアティブ取ってしまい、アフガン経由でペルシャ湾にパイプラインを引く会議で、タリバン政府を無視したことから、911はタリバンの報復だという話でした。
 ありそうだけど本当かな?と当時は思っていましたが、案外彼らの視点は当たっているのかも。
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時を刻む

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 友人が、木曜の夜10時から放送している倉本聰「優しい時間」がいいドラマだと絶賛していました。最初の2回分を見ただけなので、放送をダビングしたビデオを借りてきて見ました。

 倉本聰の描く田舎暮らしは、都会人の目に映る「こうあって欲しい」と言う生暖かい願望の光景に見えて、「現実はもっとジメジメしていて厳しいぞ!」と言いたくなるときがありますが、彼の考えるような田舎になることも、これからの田舎の生きる道なのかもしれないなどと思いながら見ました。

 この木曜に放送した話に、時計メーカーの社員が「森の時計はゆっくり時を刻む。」(確か倉本聰自身の言葉だったと思う)と書かれた色紙を見て「だが人の時計はどんどん早くなる。」と続け、技術の進歩で0コンマ何秒と言う時計は作れても、ゆっくり時を刻む時計は作れないと語るシーンが印象的でした。

 ロシアの時計は時々止まる。ほとんど止まったままで時々思い出したように動くのかも知れない。何であの人たちの時間感覚は…考えると腹が立つのでやめました。アインシュタインの特殊相対性理論だって連中の時間感覚など説明できまい。

 ミーハーですからテレビの影響をすぐに受け、コーヒー豆を手回しミルでガラガラ挽いてコーヒーを入れました。このところコーヒーは電気式のミルで挽くので手回しのミルを使うこともなく、昨日は会員さんにもらった岩塩を砕くのに使ったために、妙に塩辛いコーヒーになりました。

 昼に東京の会員さんから電話があり、昨日は帰宅時間に鉄道飛び込み自殺が2件もあり、電車がストップしてしまい夜中にやっと家にたどり着いたそうです。
 死んでしまえば時を刻むこともなくなります。が、生きて時を刻んでいる人たちには迷惑千万な話です。

 私も学生時代に日払いのバイトに行く途中、飛び込み自殺に出くわし、バイトはダメになる当て込んでいた日払いの手当ては入ってこないで困った事がありました。
 これが熊や鹿なら肉の一切れももって帰って鍋にできたものですが、人間しかいない都会は不便です。
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炭焼き

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 午前中、頼まれていた切り炭を受け取りに、コーヒーを持って山の炭焼き小屋に行きました。

 時代と言うのは面白いもので戦前は隆盛を極めた炭焼きも、石油エネルギーへの転換で急速に姿を消し、やがて消費文明への反省からか、エコロジーが評価され再び注目を浴びるようになりました。
 「自然」や「環境に優しい」と言う言葉の裏には、文明生活への免罪符のような胡散臭さが垣間見えて距離を置くようにしています。
 その名を知られる備長炭など材料となるウバメガシが枯渇して、元材を中国から輸入しているくらいですから、やはりどこかの環境を壊していることになります。

 湧き水を沸かして、炭焼きのおじさんとコーヒーを飲みながらいろいろ話をしました。

 私は黒炭と呼ばれる軽くて火がつきやすく、一酸化炭素をたくさん排出する安い炭なら焼く技術を持っていますが、きり炭などに使う白炭と呼ばれる硬く一酸化炭素を出さない炭を焼く技術は身につけていません。いろいろ話を聞きながら、頭の中では技法を組み上げているのですが、まだ手をつける自信はありません。
 白炭を焼く釜は高い温度で燃やしますが、火を消すタイミングなどなかなかつかめないものです。

 九州で陶芸の窯で人を焼いた事件がニュースになっていますが、炭焼き窯も似たようなものです。高温にあげる白炭の窯なら人間など跡形もなく灰になることでしょう。

 「炭焼きに歯を見せると炭窯に叩き込まれる」と言う言い伝えがこの辺にはあります。
 歯を見せれば、バカにして笑ったものだと勘違いされ、炭窯で焼かれてしまうと言う伝承です。昔の山人は世情に流されず誇り高いので、侮ってはならないと言う意味もあるようです。

 ロシアのイベントにはシャシリク(シシカバブー)を売る出店が必ずいます。肉を焼く燃料はコークスが多く、蒸気で蒸した石炭と言っても独特の臭みがあります。ロシアにも日本の炭のように木を使った炭はありますが、あまり品質は良くありません。
 シベリアに多いカラマツなど炭の材料としては適していませんし、白樺は直接燃やすには良い薪になりますが、炭にするとすぐ燃えてなくなってしまいます。

 樫の木は炭に使えそうなので、日本の技術をもって行けば難くて良い炭が作れるのではなかろうか?と思います。
 私の技術では一酸化炭素を出す黒炭しか焼けませんから、密閉性の強いロシアの住宅では命取りです。

 ウラジオストク郊外の農村部では一戸建ての家に住む家族が多く、冬の暖房は薪や石炭を燃やしています。
 石炭を燃やした熱を無駄にしないよう循環させるシステムがあるそうですが、不完全燃焼した石炭から発生したガスに引火して爆発する事故があります。
 以前市内で会った学生の実家でその事故があり、おばあさんとお父さんが亡くなり、母親は重症と途方にくれていました。今頃どうしているのだろう?
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 中国の旧正月の春節に、奥さんと一緒に里帰りした会員さんから岩塩の塊をお土産をもらいました。
 早速小さな塊を金槌で細かく砕いて、野菜スープを作ってみました。塩が違うだけで味わいも違います。漬物を漬けたりいろいろ楽しめそうです。

 一番寒い時期を過ぎたこともありますが、「痛い」より「寒い」だったそうです。行くたびに空気は悪くなっているようで、石炭の煙で空が曇っているように感じたそうです。

 二酸化炭素削減に向けた京都議定書が昨日発効になりました。日本は二酸化炭素排出量が世界4位、ちなみに1位USA、2位中国、3位ロシアです。

 エネルギー消費大国となった中国は67%を石炭に頼っていますが、石炭1tあたりからのエネルギー産出量は日本の10.3%、欧州の16.7%でしかありません。
 
 中国は元々地下資源がない国で、石炭も内蒙古自治区など本来は漢民族の土地ではない地域のものです。
 黒龍江省は石炭のある内蒙古に地理的に近く、石炭重要が多くなる冬は農閑期でもあるので出稼ぎに行く農民も多いです。

 中国の炭鉱は安全よりも生産優先のために落盤や爆発がつき物で、年間に5千人から1万人を越える死者を出していると言われていますが、このような悪い情報など報道は発表しません。
 それでも日当がよく実入りの良い仕事だそうで、誰かが死んで空きができれば。また誰かが働きに行くようです。

 もとより排気ガスで塵肺になる人が多いのに、炭鉱労働者はさらに塵肺になる確率が高くなります。
 それでも食わなければ春は来ないので、働くしかありません。

 他人の芝を見て自分の芝が青く感じるのは有難い限りですが、見下すような事はしたくないものです。
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予言

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 早朝、地震で目がさめました、随分長く揺れていたように感じました。体感では震度4くらいあったのか?それ以上だったのか?震源は太平洋側だろうか?日本海側だろうか?と起き上がって、しばらく様子を見ていましたが、また寝てしまいました。

 「天災は忘れた頃にやってくる」は寺田寅彦の言葉とされていますが、私が読んだどの随筆にも出ていません。たぶん、後になって寺田寅彦の言葉を集約して誰かが作ったのでしょう。
 さておき、地震の予知は「大まか」な部分でしかできないので、当たらないのはしかたないにしても、経済学者と地震学者は事がおきてから「こういう事態が起こると思っていました。」と、メカニズム解説するばかりです。
 しかたないのは十分承知の上でも、「わかっていたのなら何でもっと早く言わなかったんだ!」と腹が立つこともあります。
 経済学者と地震学者って何で子供っぽい顔ばかりなんだろう?

 ウラジオストクのパソコンもようやく回復し、大量のメールが送られてきました。メール交換中の会員さんたちには大変迷惑かけてしまいました。

 早朝から湿った雪が降り、水分を多く含んだ雪なので除雪するのに重くて難儀をしましたが、春の雪です。
 生ゴミをそりに積んで畑に運びながら、雪で真っ白になった樹木を眺めて幸せな気分になっていましたが、雨の一歩手前のような雪が降っているので、来ているものがずぶぬれになってしまいました。

 ポルトガルでは「ファティマの予言」で知られる3人娘の最後の生き残りの修道女シスター・ルシアが、15日に97歳で亡くなりました。
 「ファティマの3つの予言」の第一の予言は、第一次大戦の終結と共産主義革命によるソ連の誕生。第二の予言は第二次世界大戦の勃発を意味していると言われ、第三の予言については長く封印されていました。

 ローマ法王に就任したパウロ6世がファティマ第三の予言を見て卒倒し、「私が墓まで持っていく」とバチカンの奥深くにしまいこんだとされていますが、2000年の5月にヨハネ・パウロ2世が、その内容を公表しています。
 ファティマの第三の予言とは1981年5月13日にサン・ピエトロ広場でトルコ人メフメト・アリ・アッカにヨハネ・パウロ2世が銃撃される暗殺未遂事件がありましたが、そのことだと言われています。

 将来のことなんて判らないほうが面白いけれど知りたいものです。
 明日の株価に週末の勝ち馬?そういう事はチョット・・・
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やればできる!

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 ウラジオストクのパソコンはまだウィルスから回復していません。
 女性会員からのメールはFAXで送ってもらうことにしましたが、電話回線が国際電話につながらず苦戦していた模様です。

 これは私が利用しているUSAの国際コールバックの問題かもしれませんが、こちらからの電話もつながらず「回線がいっぱいになっている」とアナウンスがあるだけで、10回かけて1回つながるような状態でした。

 エリツィン時代のロシアでは国際電話をかけると何十分も待たされる事がありましたが、プーチンになってからはそんなこともなくなり快適でした。ところが、昨年末から電話がつながらない事がしばしばあります。

 ウラジオストクではADSLなどの高速回線が普及していませんので、ほとんどがダイヤルアップで接続しています。回線の混雑はこれではなかろうか?などとも言われています。

 夕方、同級生に呼び出されてファミレスに行きました。今年大学受験の息子がいますが、結果は芳しくないそうで、これから始まる国公立に向けて励ましてくれと言われました。

 「やればできるんだから!つまらないことにくよくよするな!」「そう!やればできる」と励ましていました。

 私の背後のテーブルでは20代中頃のカップルがいて、女性から男性に「赤ちゃんできちゃったみたいなの。」と言う声が聞こえて、一瞬こちらの会話が凍りつきました。やればできると励ます背後で、やったらできたではしゃれにもなりません。

 それにしても煮え切らないボンクラやろうで、「男なら責任とって結婚せい!」とこちらが筆談で話しているのに、おどおどして黙ったままです。

 カップルが立ち去った後「あんな男には絶対なるな!」と、はらからは息子に説教していました。
 かくいうこいつもできちゃった結婚でそのときの産物は目の前にいる息子ですが、「こいつ立派な親になったなぁ」と感心してしまいました。随分偉く見えました。

 やればできるの話から、できないようにやることも大切だと話は移ろい、まあ、なんだかわからないけれど彼も気分転換できたようですし、男の子の方が育てやすいのかなぁなどと思いながら帰ってきました。
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ウィルス

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 ウラジオストクのオフィスではバレンタインデーのグリーティングメールを開いたところ、パソコンがウィルスに感染してしまいました。とんでもないプレゼントのおかげで一日が過ぎています。幸い私が送ったメールはウィルスメールより先に読まれて保存されていました。

 クリスマスカードやニューイヤーカードなどのグリーティングメールを語ったウィルスメールは多いようで、毎年2−3回やられているようです。
 ウィルスソフトを入れていても、めったにアップデートをしないようです。日本人が書いた「カイゼン」がビジネスの新しい概念と受け入れられるのもわかるような気がします。

 わずらわしいし危険だから、私とのグリーティングメールのやり取りはお互いしないことになっていますが、これも文化の違いなのだろうか、お互いの絆が途切れてしまうようで、知り合いどうしでのやり取りはやらずにはいられないようです。

 朝からマイクロバスを運転して新田町に行ってきました。新田義貞挙兵の地生品神社の近くです。途中前橋市を通ったら市会議員の選挙中で、うぐいす嬢が通る車に全て「おはようございます!」と声をかけていました。
 関係ないけれど声をかけられたら手ぐらい振ってやった方がいいのかな?と通りがかったのですが、私にだけは何も言いませんでした。
 前橋市民じゃないってわかったのかな?そんなに田舎臭い顔かな?と思いながら通り過ぎました。

 新田町に付くと私が乗ってきたバスを見て「今朝、雪が降ったのか?」と聞かれました。15cm程度ですから降ったと言うレベルではないので気にしていませんでしたが、屋根に雪が積もっていて、バンパーからはツララがぶら下がっていました。
 なるほど、下界じゃこんなクルマは走っていなかったので山奥から出て来た事がわかるなと納得しました。

 大阪で17歳の少年が学校に乱入し訪朝で教師二人を死傷させる事件が起きました。
 犯人は逮捕されたものの、未成年なのでそう遠くない将来また社会にでてきます。

 東京の台東区では刃物を振り回して警官に襲い掛かってきた麻薬中毒患者らしき男に、警官が警告の上拳銃を発砲した事がニュースになっています。

 刃物で人を殺傷する犯人と、身を守るために防衛した警官を同じ目線で見るべき事件ではないと思いますが、話してわからない判断力がイカレタ相手に身の危険を迫られたらどうすればよいのか?
 真っ当に生きている人間の「人権」こそ最優先だと思います。

 台東区の事件などロシアなら逮捕前に射殺でしょう。大阪の事件は中国なら未成年でも死刑でしょう。

 日本は安全なのだろうか?
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辛いラーメン

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 スーパーで韓国製のラーメンの安売りをしていたので、何種類か買って来ました。一目見て「これは!」と実感させられる毒々しい赤色。きっと食い物にならないくらい辛いに違いないと楽しみでした。
 日本のインスタントラーメンに比べると麺の量も多く、小ぶりな中国のインスタントラーメンの二倍ほどの大きさです。

 早速、家で料理して食べましたが、食い物にならないくらい辛かったですが、これがおいしいので複雑です。食べ終わったときには汗でびっしょりでした。
 食べた直後は体がほてって熱かったのですが、ほどなくして汗が体温を奪い始め寒くなってきました。

 昭和の時代、韓国の女性と交際していたときは辛いものが強かったのですが、辛いものを食べると怒り出すロシア女性のおかげで次第に辛さに弱くなってきました。

 そういえば初めてボルシチにお目にかかったとき、あの毒々しい赤色が辛そうで興味をそそられました。実際はビーツ(サトウダイコンの一種)とトマトの赤なので、辛さとは正反対です。

 ボルシチは元々ウクライナの料理ですが、寒いときには体が温まる料理です。
 寒い土地で代謝を良くする辛い料理はあわないと思いますが、ロシア料理で辛いと感じるのはレホール(西洋ワサビ)を使った料理で、日本のワサビのように冷やりとする辛さがあります。

 ウラジオストクにも韓国料理や北朝鮮資本のレストランがたくさんありますが、ロシア人客も辛い料理に挑戦しています。全てのメニューが辛いわけではなく、どちらかと言うとごま油の風味が韓国料理の特徴のように思えます。

 ウラジオストクから戻ると空港近くの新潟ラーメンに駆け込むのが楽しみです。ウラジオストクに日本料理の店はあってもラーメン屋はないので誰かやらないかな?と期待しています。

 明日はバレンタインデー、女性から男性へと方向性が決まっているのは日本だけで、ウラジオストクではお互いがささやかな贈り物の交換をします。何も交際している男女ばかりだけではなく職場や家族とも贈り物の交換があります。
 贈り物と言ってもささやかなもので、何よりも大切なのは感謝のメッセージを書いたメッセージカードだそうです。これでよいのではなかろうかと思いますが、日本ではティファニーのリングが男性→女性→質屋→男性→女性と終わりなきネバーエンディングストーリーを繰り広げております。

 一歳半の甥に「明日ママにプレゼントするんだよ」とケーキを買って渡したのですが、早速自分で食べてしまったそうです。
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単位

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 ロシアは日本と同様メートルやキログラムの単位を使っています。
 ロシアと日本が同じと言うより、USAが世界標準と異なるヤード・ポンド法を用いており、それが世界の常識だと思っているのはアメリカ人くらいのものです。

 ヤードで計測される事が多いゴルフですが、ゴルフ好きの友人に言わせると、距離をメートルで言ってしまうと雰囲気が出なくて、そればかりか、距離感覚もおかしくなるそうです。
 ゴルフ用の距離感覚と日常の距離感覚、さらに大工なので仕事用の尺貫法と使い分けているので、単位のマルチリンガルです。

 何かを計測する事が好きなロシア人。両親へのお土産は血圧計などが喜ばれます。
 日本のように医療情報や健康科学などが流布していないので、どこまでは標準血圧でどこからが高血圧などわからないまでも、測って喜んでいます。
 「自分の体調がよいときの血圧値が標準で、体調が悪かったときの数値を高い、低いとすれば良いではないか。全ての人が同じ枠内にいるわけではない。」
 血圧にも個性があるのかな?
 「人と同じ」が「安心」につながる日本人の感覚とはちょっと異なっています。

 ですから、100kgを越える体重でも、私は「太っている」と思わないことにしています。日常何の支障もなく飛び回っていられるのですから、標準体重です。
 そう考えると、ガンや糖尿病になったらやせて標準体重を下回ってしまいますから、健康管理をしっかりして標準体重維持に努めています。

 これは価値判断に近いかもしれませんが、自分自身の基準を作って自分で判断することも、良いことではなかろうかと思います。
 忘れてならないのは他人もまた判断基準が違っており、違う価値観がぶつかり合うときは双方で落としどころを見つける余裕を持つことで、「みんな」の判断基準を振りかざして「これが絶対」と自分を押し付ける事は幼稚なことだと思います。

 といいつつ、子供の頃の遊びはそのつど集まった顔ぶれでルールを変えて遊んでいたものですが、子供の方が「オトナ」だったのだろうか?
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北朝鮮

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 北朝鮮が核爆弾を持っている事を宣言しましたが、「大量破壊兵器を保有しているから」を理由にイラクに宣戦布告した米英はどうするのだろう?

 今月9日のサッカーワールドカップアジア二次予選で、北朝鮮は終了間際に日本に負けてしまったのでやけになって言い出した、と思えるようなタイミングです。あの国が日本とは別の角度での「自虐的」な国に見えてきました。

 15世紀から16世紀にかけてイタリアで活躍した「君主論」などで知られるニッコロ・マキャベリは「政略論」の中でこんな事を申しています。

 「次の2つのことは絶対に軽視してはならない。
 第一は、忍耐と寛容をもってすれば、人間の敵意といえども溶解できるなどと、思ってはならない。

 第二は、報酬や援助を与えれば、敵対関係すらも好転させうると、思ってはいけない。」

 北朝鮮の状況がきな臭くなると、ウラジオストクでは防空壕の点検が行われます。「防空壕」と言う名目に限らず、「地下倉庫」などの名目で市内各所に点在しているようで、市民でさえどこにどんな施設があるかわからないそうです。

 最近、ウラジオストクで3Kの仕事をしているのは北朝鮮からの出稼ぎ労働者ですが、どこに住んでどんな生活をしているのか良くわかりません。
 町外れの古いアパートなどで監視の下に共同生活していると言われています。
 ロシアは北朝鮮の動向に目くじらを立ててはいませんが、防空壕点検のように不穏な動きを感知すると日本よりはるかに敏感に速やかに対策をこうじています。

 右手で握手しながら、左手に握ったピストルを相手のわき腹に突きつけるのが国家の外交のようなところもありますから、二重三重の裏が積み重なっています。

 「脱北者」として、中国に逃げ出す北朝鮮人民はいますが、ロシアに逃げる人民は少ない模様です。出稼ぎ労働者の中には逃げ出す者もいるようですが、アジア系の顔は目に付きやすいし、仕事だって少ないし、冬はさらに厳しいとくれば生きぬく事だって大変です。

 ロシアのジョークですが、ソビエト全盛期の頃のモンゴルからの亡命者はほとんどいなかったそうです。なぜなら「地図を見ればわかるだろ!」
 モンゴルは中国とソ連に360度はさまれています。
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男の子

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 日露カップルの友人宅では、早朝男の子を無事出産したそうです。二人目の子供なので落ち着いて順調に生まれたそうです。
 友人は娘さんと一緒に寝ていて、「生まれた」と電話をもらって「随分早かったな」と驚いたそうです。

 異国で一人で子供を産むと言う事が、どれだけ精神的に厳しいものなのか、男には理解しがたいことだと思いますが、女性の強さを見せ付けられます。
 国際カップルの場合こうした覚悟はつき物ですが、夫の存在がどれだけ心強いか。絆はこうしたことからも深まります。実際、邪魔なだけで男がついていても何の役にも立たないのですが。
 
 4月末に二人目の子供が生まれる私の弟の嫁さんは今から息子と一緒に実家に帰っています。実家までは車で1時間半ほどと言うこともありますが、こちらが寒く雪が多いし、最近インフルエンザが流行りだしたので、実家の方が暖かくていいだろうと里帰りです。妊婦は風邪をひいても薬も飲めないので予防が大切です。
 ところが、一日中ストーブで暖房しているこちらと違い、実家の昼間の暖房はコタツだけで、暖かい土地ゆえの寒さにさらされているようです。

 なんでも、今日は日露戦争戦線布告から101年目の日で、記念すべき息子の登場です。
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 夜中の4時過ぎに電話があって目を覚ましました。犯人は英国在住の同級生です。
 「夜中の4時だよ〜」と言うと、「何言ってんのよ!こっちはまだ夕方7時よ。グリニッチ標準時間なんだから、早起きしたと思いなさい!」と怒鳴られました。

 7日の日記にも書いた、チネチネと意地悪いご近所のおばさんと一戦交えたら、これがまた案外話せるおばさんだそうで、すっかり打ち解けてしまったそうです。
 「耐えるだけが美徳じゃないのよこの世界は」と、便秘でも治ったかのように爽やかに申しておりました。

 「日本女性はお人形さん」これが彼女らに向けられる視線だそうで、なんでも従順に夫の言う事を聞く家政婦のような女性たちと見られる偏見に耐えられなかったそうです。主張しなければ認めたことになるので、意を決して大見得を切ったようです。

 日本に帰れば金髪の男目当てに国際結婚したなどと見られるのも腹立たしいそうです。
 「日本で誰がそんな不躾なこと言うかわからないが、私は君がそんな意図を持って彼を選んだなんて少しも思っていないから。」と言ってやりました。
 「あなたならわかってくれると思っている」といわれたので、「だって、前に送ってもらった写真見たらつるっぱげで髪の毛なんかなかったもんね。」と言うと、「あるのよ、お見せできないのは残念だけど、下のほうにあるのよ!」そうですか。おみそれいたしました。

 ロシアではゲルマン系の血でも混ざっていなければブロンドヘアーは少ないのですが、妙に毛深い人が多く、女性も顔に細かな産毛がびっしり生えています。

 時折ひげの生えた女性がいるのびっくりしますが、中央アジア系の人たちなどもっと濃い顔をしています。左右の眉のつながった人を時折見かけます。
 アルメニア系の女性など黒いと白い肌のコントラストと端正な顔立ちが美しいので、アルメニアが世界一美人が多い国といわれるのもうなずけます。
 黒髪の人は肌もきれいでそばかすも少なく見えます。
 このところウラジオストクでは髪を黒く染めるのが流行っているようですが、顔の輪郭がシマって美しく見えます。

 美容師だったウラジオストクの女性会員が指摘していましたが、日本人の髪の毛は硬くて太いそうです。言われてみるとロシア人の髪の毛は細く感じます。
 ウラジオオフィスの狂乱のシルバーブロンドの女社長など、頭の肌が透けて見えますからやはり髪の毛そのものが細いのでしょう。

 友人宅では奥さんのお産が近づいたようです。ロシア人は時間にルーズだから何事も予定より遅れるのが通り相場ですが、律儀な奥さんなので予定日より早く産まれそうです。
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残念!

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 昼前11時半頃茨城県を震源とする震度3クラスの地震がありました。ちょうど国会中継で討論を見ていたのですが、質問する野党側の議員が一瞬言葉を止めて天井を見上げたので、お江戸方面も揺れているとわかりました。

 昨年の新潟県の地震でその後も小規模の地震が相次いだので、画用紙に目盛りを書き入れ、おもりをつけた糸を壁にぶらさげて下げ降り式の震度計を作りました。が、家と一緒に揺れていることもあってピクリとも動きませんでした。

 部屋の空気入れかえで窓を開ければ、窓から入る風で震度8くらいすぐ到達してしまうのですが、肝心の地震では震度0のままでまったく役に立ちませんでした。

 夕方、コンビニに行って会計を済ませるとアルバイトのおねえさんが「少々お待ちください」とレジの脇でメモに何か書いて私に手渡しました。
 これはまさか、愛の告白?電話番号?バレンタインデーは来週だったよな?
 一瞬脳裏をよぎったのは「北の国から・遺言」でコンビニでバイトする結ちゃんがレシートの裏にメッセージを書いて純君に手渡すシーン。
 
 とにかく、冷静にせねばと表情を変えないように出口に歩きつつ頭の中には「北の国から」のテーマソングが流れっぱなし。店を出てドアを閉めながら振り返ると、私の後ろに並んでいたスキー客らしき女性客がこちらを見ていました。

 いよいよ中年のオトナのダンディズムが開花したのだろうか?しかし、不惑の40代。越えてはならない壁もあります。かといって、迂闊な断り方をしてしまえば今の若い女性は何をするかわかりません。
 危険な男、罪作りな男、そう呼ばれるのだろうか?美しすぎて自分が恐い!

 などと考えつつ、嬉しくて花笠温度でも踊っちゃおうかな!と、ときめく心。体の奥底から湧き上がってくる微笑を抑えるのは難しいものです。
 顔面の震えをおさえつつ、自動車に向かいながら二つ折りになったメモを開くと。

 ”ズボンのチャックがあいてます”と書かれていました。

 慌てて股間に手を、開きっぱなしでした。その後はこっぱずかしいのなんのって。
 店のほうを見ると先ほどのおねえさんがこちらを見て微笑んでいました。
 一応深々とお辞儀をしてお礼をしたものの、一刻も早く立ち去りたいのにこういうときに限って自動車の鍵が見つかりません。
 鍵は自動車につけっぱなしだったのですが、頭は真っ白です。ポケットをあちこちまさぐって、「鍵がない!えらいことになった!」と大慌てでした。

 私の後にも客が並んでいたので、口で言うと私に恥を書かせてしまうと思ってメモ書きにしてくれたんだろうなと、彼女の心配りに感謝しつつ。やはり恥ずかしかった。

 わずか十数歩の甘い夢でしたが、あの恥ずかしさは思い出したくないので、嬉しかったときめきだけを思い出そうと思います。  
 現実なんて、こんなものさ。
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雪山

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 小泉首相が風邪で国会を休んだようです。インフルエンザが蔓延しているようで、こちらの小学校では学級閉鎖も出ています。

 早朝、山スキーを担いで散歩をしてきました。この冬はまだスキーを履いていなかったので初すべりです。昨年の今日も山スキーに行きましたが、今年はこれまで行く気にもなれませんでした。
 昭和末期に冬山登山で両足の指を凍りつかせてしまい、足の指の感覚が重要なスキーはしなかったのですが、この2−3年足指の感覚も治ってきたので歩くスキーを楽しんでいます。

 お気に入りの山が猟の解禁区になってしまったために、狩猟シーズンが終わってから行こうと思っていましたが、平日ならハンターもいないだろうと出かけてみました。

 めったに人に合うことなどない山奥ですが、カラマツの林道でコーヒーを沸かして飲んでいたら犬を連れた猟師に会いました。地元の農家のおじさんです。
 一緒にコーヒー飲みながら、山に来るたびに雪が降って、雪が獲物の足跡を消してしまうので今年は運が悪いと話していましたが、このおじさんが来たら急に雪がちらつき始めました。

 先週、このおじさんの住む地区で高校生が雪の下敷きになって亡くなった事を耳にしたので、その事をうかがうと、雪でカマクラを作って、盛り上げた雪の中を掘っているうちに崩れて雪の下敷きになったのでそうです。早く誰かが外から助ければ助かっただろうに、雪の下で動けないまま圧死したようです。
 
 先週は私の近所のまんじゅう屋のおやじさんが共同湯で温泉に入っていてポックリ逝ってしまったり良くないことが相次ぎましたが、「人間何かしらで死ななきゃならねえけど、鉄砲の弾に当たって死ぬのは嫌だな。人間じゃ食えねえしなぁ。」と言っていました。

 追加
 深夜、英国に住む学生時代の同級生から電話がありました。なんだか、いろいろいざこざがあったようで愚痴を聞かされました。日本人妻たちも異国で苦労しているようです。
 昨年末に新しい家に引越して、ご近所の壁にぶつかっているようです。日本ではコミュニティーが希薄になっていますが、英国の田舎ではまだまだ強く残っており、あれやこれやと口を出され、ジロジロ監視されてまるで品定めでもされているようだと怒っていました。
 喧嘩しながら人間関係を構築していく人たちですから、押してきたら押し返さなければならないのですが、引き下がれば土俵の外まで押し出されるのでなかなか気苦労も多いことでしょう。長年向こうで暮らしていても、引っ越して環境が変わると新しい生活環境に根ざすのは大変なようです。

 「ロシア人はいいわよねえ。温厚でおとなしくて」とんでもありません。日露双方とも自己中心的なくせに周囲の雰囲気に流され、マイナス思考で内に閉じこもる民族ですから、どちらかが重い腰を上げなければ何の将来も作れません。
 理屈と感情が連動していない相手ですから厄介です。
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雪国

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 早朝から峠の向こうに雪かきの手伝いに行ってきました。全身筋肉痛です。

 苗場スキー場を通りすがりに眺めながら新潟方面に向かいました。例年よりも客の数が少ないとはいえ、日曜ですから駐車場にはずいぶん自動車が停まっていました。
 軽い吹雪でゲレンデが見えない状態でしたが、私ならこんな天気で山に出かけませんが、山と無縁の生活をしている人ならこのくらいの吹雪ならスキーをするんでしょうね。

 川端康成の「雪国」の舞台、湯沢町を通りながら考えました。「国境(くにざかい)の長いトンネルを抜けるとそこは雪国だった」とあの有名な冒頭。トンネルの手前にある私の住むあたりも十分雪国だとおもうので、なんともあの表現には釈然としない思いがありました。

 主人公の島村にとって、トンネルを抜けた向こうが「雪国」と言うユートピアで、日常の生活とかけ離れた別社会だったのだろうな?などと思いながら通り過ぎました。

 駒子のモデルになった女性は三条に嫁いだと聞いていますし、平成になってから亡くなったと言う話を聞きました。
 母が川端康成小説のファンだったこともあって、私は子供の頃湯沢町でそのモデルになった女性とあったことがあるらしいのですが、ただのおばあさんだったと言う記憶しかありません。

 昨年亡くなった水上勉の小説にも越後を舞台にした小説があります。「越後つついし親知らず」はあまりにも有名ですが、地震の被災地の小千谷を舞台にした「緋の雪」と言う短編小説があります。
 
 何のドラマもなく黙々と雪を運んで「そんじゃ、また来るから元気で過ごしてください。」と淡々と帰ってきて、小説と現実はどうしてこうもかけ離れているのだろう?と思い返しています。
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アスリート

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 東レパンパシフィックテニス準決勝は日本の浅越しのぶ選手が惜しくもロシアのマリア・シャラポワ選手にストレート負けしてしまいました。せめて接戦に持ち込んだ第二セットはとってもらいたかった。
 晩飯をかけていた日露カップルも多いことでしょう。

 テニスはあまり良くわからないのですが、このところ女性はロシア選手の台頭が目に付きます。女子テニスのポイントランキングを見ても20位以内にロシア選手が7人もいます。日本の杉山愛選手は21位です。

 日本と比べればテニス人気の低いロシア、大方の市民はテニスプレーヤーの名前も知りませんし、あのシャラポワでさえあまり有名ではありません。
 ロシアは世界トップのアスリートが山ほどいるから、テニスプレーヤーなんて氷山の一角といったところなんでしょう。

 愚かしいと思ったのは来日した選手たちに対するマスコミの質問で、シャラポワ選手の容姿ばかりに質問が及んだことです。通常、こうした記者会見にはその道の専門知識を備えた記者が、技術や試合に対する作戦など聞き出すものですが、どうでもいいところにしか目にいかないようで、これが国民を代表しての質問と勘違いされると恥ずかしい思いがしますし、選手に対して失礼だと思えてなりません。

 「マリア・シャラポワは17歳よ。17歳といえばロシア女性が一番美しい年齢でしょう。後は衰えるだけなんだから、何をくだらない事に夢中になってるの?あの程度の女性ならロシアにいくらだっているわ。」といわれてしまえば、そうですね。まったくその通りです。とうなづきつつ「あんたも自分が下り坂だと認めているわけだな。」とほくそえむしかありません。

 アスリートは勝つために鍛えているので、目つきもしっかりしており、皆素晴らしい表情を持っているものです。何事も極めようと努力している人はいい表情を持っています。今日、シャラポワと準決勝を戦った浅越選手だってワイルドで「いい女」に見えました。嫁に欲しいとは思いませんが。

 マリア・シャラポワ選手はシベリアの生まれで、往年の名プレーヤーのマルチナ・ナブラチロワに見出されてUSAにテニス留学しています。独特のロシア訛りはあるものの、英語が堪能なのはそのためですが、ロシアでは国際レベルの選手には英会話の特訓がありますし、そのほかにも国際的なマナーの勉強などもするそうです。気にを背負って出て行くのですから当然です。

 日本も昨年のアテネオリンピックでは女性の活躍が注目されましたが、ロシアも同じで頭角をあらわしてくるのは女性たちです。
 社会的に背負っておるものの重さが違うんだといいたいところですが、日露男性たちももっと元気を出しましょう。
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立春

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 暦の上では今日から春です。

 昨日ウラジオストクに帰国した女性会員に託した荷物を、無事受け取ったとウラジオストクの事務所から連絡がありました。
 スタッフのお母さんの糖尿病に聞くお茶を持っていってもらったのですが、喜んでもらえました。

 今日はネットでロシアの美しい曲を発見してしまい、一日繰り返して聞いていました。Прекрасное далёко訳すと「素晴らしきかなた」とでも言うのでしょうか。「銀色の朝露の中、遠くから私を呼ぶ声がする。私にはその声(神の声)が聞こえ幼い頃を振り返る。」と始まる美しい曲です。
 たぶん昔の歌だと思うのですが、ロシア人に聞いてしまっては楽しみが半減してしまうので、時間をかけて調べて見ようと思っています。
 
 「私は誓う、純粋で優しくあろうと、そして悩みにあっても友を捨てないと、私には私を呼ぶ声が聞こえる、道なき道を素晴らしき彼方へ私は歩きはじめる」といった歌詞だと思うのですが。

 あのズボラでいいかげんな人たちが、こんな神々しい美しい音楽を生み出し愛することが、にわかに信じられないときもありますが、こんな音楽と出会うたびにまた好きになってしまいます。
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如月

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 ウラジオストクに何回か電話をかけたのですが、呼び出し音もならない状態でした。なぜかこのところ水曜か木曜に通話障害が起きます。
 昨日は夕方ようやく繋がったのですが、音声がビリついて会話になりませんでした。

 朝、石油ファンヒーターのスイッチを入れたら電源の明かりがつかないので「壊れたのかな?」と思っていました。テレビをつけたらこれも電源が入らない。ブレーカーでも落ちたのかな?と、配電盤を見たが異常なし。
 雪か氷で電線か変電機でもやられたな。ウラジオストクのように一日中停電なんて事はまずありえませんから、そのうちなおるだろう。と電気の必要ない芯だしストーブだけで重ね着して過ごしました。

 二月の「如月」は中国の「如月」に(きさらぎ)の読み方を当てはめたもので、「絹更月」、「衣更月」、「衣更着」など「重ね着する」意味があるそうです。別の説では旧暦の2月は太陽暦の3月に食い込むので、暖かくなったり寒くなったりで、一度脱いだ服をもう一度着ると言う意味があると言う説もあります。
 放浪の歌人西行法師の(山家集)に有名な歌があります。
 「願わくは花のもとにて春死なむ その如月の望月のころ」。この「花」は桜で、如月に桜と言うのも今の感覚ではおかしなものですが、旧暦の如月の頃は暖かい地方では桜が咲くんですね。
 このあたりの桜の時期は昭和天皇の誕生日ごろです。

 いづれにしても今日は節分、明日は立春で暦の上では春になります。

 この何日か昼間は雪の照り返しを受けて除雪をしていましたので、雪焼けしました。鏡を見たら顔が赤くなっていますし、額は帽子をかぶっていた部分と露出していた部分でツートンカラーになっていました。雪焼けするのは日差しが強くなった証です。

 午前中、草津に住む弟夫婦が顔を出しました。産婦人科に行ってきた帰りで、妊娠三ヶ月の嫁さんはつわりがひどくて食事もままならないそうでげっそりと痩せていました。
 つわりがひどいときは男の子が生まれるといわれていますが、どうでしょう?

 この春おにいちゃんになる下の弟の一歳半の息子は「ジイタン」「バアタン」が言えるようになり、おじいちゃんやおばあちゃんは喜んでいますが、私まで「ジイタン」です。
 つまり、年齢に関係なく男は「ジイタン」、女は「バアタン」と区別をしているようです。

 ロシアでは女性を「ジェーブシカ(お嬢さん)」とよびますが、子供の場合「ジェーブチカ(お嬢ちゃん)」です。
 レストランなどでウェイトレスを呼ぶときには「ジェーブシカ!」と呼びます。
 一瞬迷ったんですよ「あれ?ジェーブシカだっけ?ジェーブチカだったけ?」。迷ったまま口から出てきたのが「バーブシカ!(おばあちゃん)」でした。
 「なんだこの野郎!」と好戦的なまなざしでウェイトレスがやってきて、びっくりしたことがあります。
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除雪

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 ♪雪は降る除雪は来ない♪。一昨年の5月11日の日記に書いた、大人気ない大喧嘩をした地区の顔役は現在、区長と土建屋のオヤジと言う立場にあります。
 土建屋さんは雪が降ると村の除雪に行きますが、ついでにこの地区も無償で除雪してもらっていました。ところが、今年度は天敵が区長になったものですから「あんなもんが区長やっている間は除雪なんざぁしねえ!」と怒る土建屋のオヤジでした。

 それでも、後回しにはなるものの善意で除雪をしてくれていました。状況はわかっているので、とりあえず自動車が通る程度は私たちがトラクターで除雪して、おおきな雪の塊を土建屋さんにグレーダーで押し飛ばしてもらえば何とかなります。4月に新しい区長になるまでの辛抱と思っていました。

 ところが先週、このままでは良くないと地区の顔役がうどん屋で一席設けて「手打ちにしようじゃねぇか。」と余計な骨折ってくれました。
 結果的に料理と酒は評判良かったものの、状況は悪化の一途をたどり、再び火に油を注ぐことになってしいました。「あんな奴の目の黒い間は除雪なんざぁしねえ」になってしまいました。
“Дурака учить, что мёртвого лечить. (馬鹿に教えるのは死人を治療するようものだ。=馬鹿は死ななきゃ治らない。)”

 まさか?とは思っていたものの、マジで今回の雪で除雪車が来ません。投雪機を持っている人たちが出てきて、トラクターがかきだした雪を山に向けて吹き飛ばすのですが、私の6馬力の小さな投雪機では音だけが本格的で、作業は埒があきませんでした。

 どうせ喧嘩の原因は夫婦喧嘩よりもくだらない理由なのでしょうが、何が原因か忘れたまま20世紀から、それも昭和の時代から喧嘩しているようです。
 何で関係のない住民がとばっちりなのかわかりませんが、これではまるでロシアのようです。
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ストライキ

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 ウラジオストクではバスの組合がストライキに突入した模様です。
 新しい会員候補の女性が事務所に来る予定でしたが、バスがストップしてこられなかったようです。
 それでも、意を決してメールを出しに事務所まで来てくれた女性会員が一名いました。

 日本にも強力な寒波が押し寄せ、九州まで雪がふっている状態ですが、ウラジオストクも同じ寒波の勢力化にいます。

 ストライキで公共交通機関がストップするなど日本ではもう随分長いこと経験をしていませんが、ソビエト崩壊直後のロシアなど日常茶飯事で、物不足の背景には流通のストップが大きく影響していました。

 家庭内におけるロシア女性のストライキはこれはもう織り込み済みで、食いすぎてダイエットのハンガーストライキなど恒例行事ですし、妊娠していなければ月に一度のストライキさえ覚悟しなければなりません。亭主に当り散らしたところで生理通が良くなることなどないのですが。

 昼間、南側の山にストロボを発光させたような閃光が立ち上るのを見ました。山頂は雲をかぶっていたのですが、雷にしては白い光がピカッと光りました。
 地震の前兆だろうか?はたまたUFOだろうか?

 十数年前に右目が時々閃光を見るので病院に行ったら網膜はく離で手術をしたことがありますが、また網膜はく離だろうか?と不安になりました。
 が、今回は両目で見ていますし、あのときの光り方とはまったく違うので、やっぱなんかあるのかもしれません。それとも不安定な大気から生まれる稲妻だったのだろうか?
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