町村合併に伴う町長選真っ只中、3名の候補が立候補しています。今日だけで「よろしくお願いします」の電話が11件。
一度電話した相手くらい覚えていないのか!と電話がなるたびに腹が立ってきます。
右翼の宣伝カーもたじろぐほどの大音響で行進する選挙カー。迷惑以外の何物でもありません。
実は意外なことに町村長選挙はこの歳になって初めてです。私が選挙権を得てから過去3回ほど村長選がありましたが、このときはお江戸に住んでいましたので関係ありませんでした。
なるほど、住民が「泥沼化する」と怖れる意味もわかるような常態になってきました。
数年前のウラジオストクは市長が二人いたり、市長同士が争って電気量が無料になるわ路面電車がただになるわと信じられないことをやらかしていましたが、こちらでは住民にとって何のご利益もありません。
目を疑うような光景を目にしました。やかましい選挙カーが通り過ぎた時ですが、窓から体を乗り出して「よろしくお願いしま〜す」と叫んでいる女性がいて、腕に腕章つけて白い手袋にハチマキしているけど、どう見ても知り合いのフィリピン人の奥さん。
似ているけど見間違いかな?と思いこむことにしました。
夕方、たまたまそのご亭主と会ったので、奥さんによく似た女性が選挙カーに乗っていたけど見間違い?と聞いたら、見間違いではなかったようです。
この奥さんは日本国籍を取得して帰化したので当然選挙権もあります。この奥さんが今頃になるとコンニャクイモ堀りのアルバイトに行く農家のオヤジさんがある候補の支援者で、誘われて事務所に行ったらお祭り騒ぎにすっかりはまってしまったそうです。
「選挙カーに乗っていろいろなところへ行けるもんだから、毎朝喜んで選挙事務所に遊びに行ってるよ。当人も日本国籍になって意気に感じているしね」
そういうもんなんだろうか?これでいいのだ!まあ、そういう土地柄なんだから難しく考えるのはやめとこう。でも、この前向きさがうらやましいです。
リンゴ農家に顔を出したら、韓国のキムチの話題になりました。中国から輸入したキムチの白菜が寄生虫に汚染されていて、韓国では問題になっていると言う話しで、寄生虫に汚染されていると言うことは本物の無農薬有機栽培ではないかと大笑いになりました。
これからの季節は中国からの野菜の依存率が高くなるウラジオストクですが、残留農薬などを市民が警戒しています。残留農薬よりも回虫を懸念せよと言ってやろうかと思っています。

尾篭な話ですが、昔は田舎の畑には肥溜めがありまして、ここで半年から1年人糞堆肥を熟成させてから畑にすきこむわけです。しっかり熟成発酵させると寄生虫は死滅するので回虫などの被害はなくなりますが、熟成させない糞尿を肥料としてまくからこうした事件になります。
熟成していない糞尿を畑にまくことは実は畑にとっても良くないことで、土壌の成分や微生物のバランスが崩れますし、作物が生育している過程で肥料が発酵すると作物が枯れたり病気にもなります。
強い火力と油で炒める中国人は野菜を生で食べることが少ないので、寄生虫はあまり気にしていないようです。
中国の農家では金肥(化学肥料などのお金で買う肥料)を買う余裕がないから人糞堆肥を使っているのでしょうが、視点を変えるとあの国は肥料の元がいくらでもあります。
料理をたくさん作って食べ残すことが中国的な美徳ですが、大量に出る残飯を堆肥にすれば、大都市から出る残飯だけでもかなりの量になるはずです。
世界第二位の石油消費大国になった中国ですが、リサイクル意識を持つだけでずいぶん変わると思います。
私の住む町でも畜産の堆肥センターが旅館などから残飯などの生ゴミを集めて堆肥の足しにしています。
私の経験では動物性の堆肥(厩肥という)を使うと病気や害虫が出やすいので、植物性の堆肥を畑に使っていますが、これから紅葉が終わり、広葉樹の葉が落ちると、道路わきに固まった枯葉を集めて畑に使っています。
ウラジオストクでは大方の家庭が郊外にダ−チャと呼ばれる家庭菜園を持っているので、生ゴミなどはそこに持っていって畑の肥料にしています。
雑草も畑のためには重要で、果樹園など下草があるから土壌の成分バランスが取れています。