内陸の恩恵なのか、雨も普通の雨、風もない一日でした。テレビで東京方面の大雨の様子を「天気予報は当ったんだ」と見ました。これからさらに風雨の営力を強めながら東北北海道方面に向かっているので、そちら方面の方々はご用心ください。
「雨は降っていませんが、風が強いです。」とウラジオストクの情報。海に突き出た半島なので、台風などに関係なく強い風が吹く日があります。
日本食ブームのロシアですが、ウラジオストクの大きなスーパーでは日本のスーパーマーケットのように惣菜コーナーに寿司が並ぶようになったそうです。「握り寿司が5つ入っていて5ドルくらいです」といいますから、5貫で600円と考えると決して高くはありません。
さらに寿司の出前もあるそうです。

ハルビンの会員さんから電話があり、奥さんの叔父さんが急に亡くなり、お子さんを連れてハルビンに行く事になったそうです。日本人はビザなしで中国に入れますが、お子さんはしばらく奥さんとハルビンに残るので、滞在期間の延長をどこの役所でやれば良いのか?と言う相談でした。
亡くなった叔父さんというのが私も面識がある人で、姪の入会面接に一緒に付き添ってきて私と親しくなりました。とても礼節がある男性で、しかもユーモアもあり、良い人と出会えたと嬉しかったです。夕食時だったので、面接の後一緒に食事に行きました。
このとき、その会員さんも一緒にいて、その伯父さんと親しくなり楽しいひと時を過ごしました。いつの間にかそのとき面接に来ていた姪が会員さんの奥さんになってしまいました。
不思議なもので、その後、この叔父さんの別の姪も私たちがお世話することになって、日本で幸せに暮らしています。
この2名の従姉妹のことを思うときいつもこの叔父さんのことを思い浮かべていました。
建築の技師だったそうで、ビル工事の現場の式を取りに行って、建設現場で事故があり10名前後の方が亡くなられたそうで、その事故に巻き込まれてしまったそうです。
「冥福を」と言う言葉の前に、もう会えないのかという落胆のほうが大きいです。
その頃のデジカメのデータを見ると、みんなで食事に行ったレストランで写した写真に、その叔父さんが西郷ドンの影になって写っていませんでした。フィルムの写真には写っていました。

このとき、通訳の女性が東京が以後大学に留学していた女性でしたが、中国人特有の発音をするので「酔っ払ってろれつが回らないのお姉さんが喋っているみたいで色っぽい」と大笑いになりました。当人は相当落ち込んでいたそうです。
シャーベット状に凍った鮭の刺身。食べるとシャリシャリしています。凍らせて水気が抜けるとトロリ感が増します。日本でいるルイベですね。
ルイベの語源はロシア語のルイーバ(魚)だと言われています。
黒龍江省に昔から住む先住民族はスリアクと呼んで、凍ったサケやマスを食べます。氷点下20度以下にすることで川魚に寄生しているアニサキスなどを殺し、凍結させることで水分を飛ばして脂身の味を濃くして食べる知恵なんでしょう。

人生営んでいれば釈然としない日もあるもので、今朝、近所の人に昨年の春までこの地域を担当していた30代の駐在の警察官が亡くなっていたことを知らされました。
元々は刑事さんで2年ほどこの地域の駐在として勤務していました。この土地が好きになり、こちらで子供も生まれて、「将来家を建ててこっちに住む」と故郷のように馴染んでくれていました。
昨年春からまた刑事に戻り、この冬にあったときには別人のようにげっそり痩せていたので、よほど神経をすり減らす仕事なんだなと思いました。
十数年前にこちらの駐在にいた若いおまわりさんが癌で亡くなったことがあったので、「まさか癌じゃねえだろうな。」と聞いたら、「健康検査では異常なしですよ!」と笑いながら否定していました。
その後、電話をしたら「そのうち休みに子供を連れて温泉に入りにそちらに顔を出します」と言っていました。
刑事は人を疑って粗を探して何ぼの仕事ですから、自分自身との葛藤もあるでしょうし、努力しても冷ややかな世情の厳しい目もありますし、組織の息苦しさもある。ある意味「個人」や「人間味」を捨てて成り立つ世界なので、並大抵の神経では耐え切れないのでしょう。自ら命を絶ってしまったそうです。
私など逆の生き方をしているので、愚かしいながらも幸せなのかもしれません。
辛い知らせが続いたので、明日はいいことがあるでしょう。