来日しているウラジオストクのスタッフは、あいにくの雨の中今日秋葉原に出かけました。
その秋葉原ではオタク狩りのような事件があったそうで、メイド・コスチュームでビラを配っていた女性に痴漢行為をする不届き者がいたようです。
日本の恥部を見られるようで恥ずかしい話です。
満員電車に詰め込まれて、休むまもなく働いている日本のビジネスマンの姿をよく見て、ウラジオストクの人々に話して聞かせてくださいとお願いしていましたが、痴漢で大騒ぎでは困ったものです。
バブルのあわただしい時代のことですが、私の中学の2年上の先輩が虫垂炎で亡くなったことがありました。東京の銀行に勤務していましたが、仕事を憶えて働き盛りの年代、腹痛を我慢して正露丸を飲みながら毎晩遅くまで働いていたそうです。職場の寮で倒れているところを発見され、救急車で病院に搬送されたものの、そのまま帰らぬ人になってしまいました。
虫垂炎も早めに処置すれば注射でことが済む病気です。20年前でさえもはや虫垂炎は病気ではないと言われていましたが、いくら医療技術や設備が良くなっても、当人が黙っていればそれまでです。
元社会主義国だけあって医療は充実しているはずのロシアですが、都市部と地方では随分環境が違います。何しろ広大な国土ですから地方の農山村に行けば近くの診療所まで数十キロも珍しくありません。こうした地域には診療所が異動しながら回るようですが、それでも急な病気や怪我は起こります。日本では珍しくなった虫垂炎で亡くなる人も少なくないそうです。
ウラジオストクの友人の場合、お父さんが夜に腹痛を訴え、すぐに病院に連れて行ったら虫垂炎。薬剤を点滴して「また明日きなさい」とその場で帰宅。翌日は何事もないかのように元気で、2−3回通院しただけで済んでしまったそうです。
「都市に住むのも田舎に住むのも、どちらが良いとは言えません。良いこともあり悪いこともあります。」
平日は都市で働き、休日は郊外のダーチャで畑を作りながら生活するウラジオストクの生き方も悪くはないと思います。
昼時、地元のお年寄り達のお供で「四季の家」と言うそば屋さんに蕎麦を食べに行きました。

ここのご主人とは古くからの付き合いですが、金正日が知られる以前から「将軍様」のニックネームがついていたガキ大将でした。我が家の界隈では「将軍のとこの蕎麦屋」と呼ばれています。

昔は家の扉など空けたまま田畑に働きでていましたが、将軍が子供の頃、学校から帰ってきたら家の中に熊が入り込んでいて、熊は熊で突然人が入ってきたものですから驚いて二階へ逃げていき、将軍は這うように近所の家に逃げ込み、家族や近隣の人たちが手に釜や鉈を持って家に行って見ると、もう既に熊は家を出た後だったそうですが、出て行く姿を見たわけではないので「今でも家の中に熊が隠れているような感覚がある」と言っていました。

にじり口のような玄関。昔の農家は大きな荷物の運び出しや、冠婚葬祭などのイベントでもない限り、この小さな出入り口から出入りしていました。熊もこの出入り口から入り込んだようです。