朝、温泉センターのマッサージ室で中国整体を営んでいる中国人の奥さんに会いました。連休は里帰りしないの?ときいたら「かき入れ時なので朝から夜8時まで働きます。」
地元のご婦人方に「彼女の漢方マッサージは良くきく」と評判ですが、休日は遠くから来るお客さんもいるそうです。「特別な勉強をしたわけではありません、来てくれたお客さんに元気になって欲しいという心を持つだけのことです。なるほど、痛いところを指摘されたな。さすがツボを心得ている!
で、私の村で生まれ育った典型的な日本人ハズバンドは「一週間ハルビンに行っています。」”お子さん達も連れて?”「パパは一人で行きました。パパは中国大好きなんですよ。だから、パパが中国にいけて私も嬉しい。子供は、この連休塾で勉強します。」
奥さんもお子さんも連れず奥さんの実家に単身行く心臓の強さというのか、神経の図太さ。向こうに友達がたくさんできたと言っていましたが、さすがに向こうで気に入られるこの明るさ、真似ができません。
連休にもかかわらず母親が働くことこそ子供にとっての教育なのだそうで、「私が一生懸命働く姿を見て、子供達が正しい行き方を選べると思います。私の生き方が子供達にとって一番の教科書です。でも、仕事も楽しいんですよ。」
かあさんが夜なべをして手袋編む姿を心に焼き付けて育ってきた日本人。中国から逆輸入された思いもしますが、頭が下がります。
エコロジーなんてことを特に考えて生活している田舎の人たちではありません。「おらんずが汚したら川下の人たちが難儀すべぇ」とそれだけの気持で汚さないようにしているだけで、きれいにしていれば自分たちも心地よく生活できるからです。
猿ヶ京で菜の花フェスタがありました。休耕田に菜の花を植えて、菜種油を取り、これを温泉地の旅館に使ってもらったり、将来的にはバイオ燃料を作ってバスに利用してもらうなど計画は広大です。

こちらでは連休近くなって菜の花が咲くので、菜の花が硬く花そのもは食用にむきませんが、菜種油を作るのならそれは大きな影響を持ちません。

旅館から出た残飯は堆肥センターで家畜の糞と混ぜられ、堆肥になるわけで、この堆肥を畑に利用して菜種を育てる。
小さなエコロジーですが大きな一歩です。

机上の空論で捕らえるエコロジーは、ともすればエコを通り越して自己満足や自己主張のエゴになりがちですが、生活の足元と密着していると現実と理想の境界線が見えます。
このプロジェクトも40代から20代の若手が中心になっていますが、できるか?できないか?の結果ばかり追い求める年配者と違って「できることをためしてみよう」と柔軟に捕らえられるのは将来の長さの違いなんでしょうか?
昨年取れた菜種油で山菜のテンプラを振舞っていました。

こちらは家庭でできる食用油の再利用。石鹸の作り方コーナーです。本当は旅館の浴場に使いたいのですが、テンプラ油の再生石鹸など使っていたとなれば理解を示さない客も多いことでしょう。これからです。

田んぼの堰で昔遊んだ「舟競争」紙で船を作ってやったこともありましたが、ピンポン球など水に浮くもので遊んだものです。
水に浮かべてヨーイドンで下流のゴールにどちらが先に到着するかを比べる単純な遊びです。

テレビゲームなど頭で楽しむ遊びに染まっていない小さい子供にはこの単純さが受け入れられていました。
黄色の勝ち!

一応お祭りなので勝った人に賞品が出ます。

会場ではハーモニカ名人のコンサートが行われていました。
早春の生暖かさにハーモニカの音色ってよく似合うんですよね。

畑を借りて農作物を作っているトルコ人のおじさん。
「冬は厳しいけど、住んでいる人たちが面白いので住みやすい。」そうです。