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今年もまた

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 今週、船でウラジオストクに里帰りする友人の奥さん。台風が接近しています。毎年、恒例の里帰りのたびに台風と縁があるみたいで、そういえば彼女のウラジオストクの家族が来日した時も台風が来ていました。嵐を呼ぶ一家?
 
 ロシアでは女帝のことをツァーリッツィナと言いますが、女帝が多いロシアの歴史の中でも、この称号で呼ばれるのは大帝エカテリーナ二世のことです。
 どこの家庭でも奥様はツァーリッツィナですが、ツァーリッツィナと呼んでいるうちは「そうよ!文句ある?」と穏やかに収まっていますが、「21世紀のスターリン」とか「女スターリン」などと呼べば、侮辱するにもほどがあると本気で怒り出します。嫌われているんですね。
 
 歴史上の人物で雷帝イワンは通称イワン・グローズヌイ。たびたび日本のメディアでも取り上げられるチェチェン共和国の首都もグローズヌイですが、「恐い」「厳しい」と言う意味があります。この称号を持つ奥様は????

 神様にお神酒をお供えするよりも、おかみさんにカクテルをお供えしたほうが霊験あらたかで、ご婦人方の顔色を伺いつつ盛り上がる村の祇園祭が始まりました。
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 ネコは世渡り上手で、長年の恩義などどこ吹く風で強い側に味方につき弱きをくじきます。

 「私たちは男に酌するために嫁に来たわけではない!」と婦人会の反乱以後、神輿は飲みたい人が手酌で飲むことになっているわが地区のお祭り。慣れるとこちらのほうが気楽でよいのですが、他所から見に来た人は困惑するようです。 
 最近はあちこちでこの反乱が飛び火しているようで、多少高くついても酒をつぎ歩くよりもカップ酒や缶ビールなどを置いて、自分で勝手に飲んでもらう地区が増えているようです。
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 今年も神輿と山車が国道を通過するので、例年のごとく制服を着て交通整理です。

 人材不足なのであれやこれやと役を押し付けられていますが、この行事が終わると年間の公務の半分が終わったような思いがします。
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ウナギ

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 午前中はバケツをひっくり返したような雨が降り、さらにカミナリのおまけつきでした。
 
 土用丑の日ウナギの受難日。
 学生時代、アルバイトでウナギの加工工場でさばいたウナギを蒸す作業をやって以来、あの匂いが鼻にまとわりついてウナギを食べられなくなってしまいました。

 イラン人のアレックス君はウナギを見るだけでゾットしてしまうタイプなので、”ウナギを食べに行こうか!ご馳走するぞ!”と誘っても「ワタシウナギダメです。今日だけユダヤ教になります!」と断ること請け合いなので誘ってみたら、そばにいたロシア人のセルゲイ君が「ボク大丈夫。ウナギ好き!名古屋のウナギ!」。
 しまった!あの甘いタレはロシア人の好みだった。

 セルゲイ君説では仕事で名古屋に行った時に初めてうな重をご馳走になり、彼のイメージでは「ウナギは名古屋」なんだそうです。浜松が近いからかな?

 結局、セルゲイ君と、誘ってもいないのに「ウナギでも蛇でも大丈夫!」とついてきたマレーシア人3人を連れてウナギを食べに行ってきました。私だけタヌキウドンを食べました。
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16時間労働?

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 早朝から参議院選挙の投票所の立会人に行ってきました。12時間に及ぶ長丁場。ただ椅子に座って見てるだけ。
 代理人投票があるときには地区代表の立会人の出番ですが、今回は代理人投票を予想される家で期限前投票をしたそうで、それこそ1日椅子に座って見てるだけ。

 私が立会人をする投票所では660人ほどの有権者がいますが、祭りなどの行事や海水浴に行く家族など250人ほど期限前投票をしています。
 もう一人の別の地区代表の立会人曰く「投票に来るのも250人程度だろう。」

 朝7時の投票開始には既に10人ほど来ていました。最初に来た人に、投票箱の中に何もないことを確認してもらいます。


 田舎のすごさと言うのか、朝に強い高齢者のパワーと言うのか、8時までに100人を越える投票者が来て、ここから先の10時間はポツリポツリと100人ちょっと。

 立会人には時給900円相当の手当てが出るので、10800円出ました。ただ働きだと思っていたのでラッキーでした。村(合併したので町)の予算からの手当てだったら、「まだ行政の世話にはならねぇ。村のために側溝の蓋でも買ってくれ!」と受け取らないのが田舎の見栄と美意識なんですが、この手当ても国から支給されるそうで、「遠慮なく受け取ってください。」
お昼は弁当代600円。850円のカツ丼を出前してもらったので、250円負担。

 某ロシア女性は学生時代にウラジオストク市長選の投票所の受付のアルバイトをしていましたが、ある候補者に10ドル貰って自分の票を投票しています。さらに、「投票に迷っている人があればこの名前を書くようにアドバイスしろ。」と不正もいいところ。思想信条何にも無い気楽な学生ですから大喜びだったようですが、こういうのを日本では選挙違反といいます。最初の選挙がこれですから、世界中全部同じだと決め付けています。

 そういえば90年代のウラジオストクなど選挙のたびに路面電車が無料になる、電気量が無料になる、電話代が無料になるなどむちゃくちゃな住民サービスで票を集めていたようで、うらやましくもありましたが、有力候補者が暗殺されるなど危ない事件も起きています。

 さて、話は日本にもどり、時々投票者が来るので眠ってもいられないので、椅子に座って精神修養のような長い時間。
 「昔役所勤めしてたんだから慣れてるでしょう」と言われても、なんだかんだ理由つけて外に出て動いていたから、こういう時間を過ごすことには慣れていません。

 終了時間まで1時間半。一番厳しい時間帯。
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 6時に投票が終わり、すぐ交通指導員の制服に着替えて花火大会の交通整理に行きました。
 夜8時から7000発の花火を打ち上げるそうで1時間半ほどかかると予想していましたが、苗場のフジロックの終了日なので、その自動車も大量にやってくる懸念がありました。

 交番の警官に新潟県警と電話連絡で苗場のフェスティバルの状況を連絡してもらうなど打ち合わせをして自分の持ち場の配置につきました。
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 質より量!とばかりに格安の中国製の花火だそうで、打ち合わせのときに「何かと話題の中国製で大丈夫か?」「残留農薬入りの花火とか」と話題になっていました。

 花火が開いたと思ったらすぐに消えてしまったり、きれいな円ではなく歪んだ花火になったり、色が少ないなど、一つ一つを見ると雑な花火だなぁと自動車を誘導しながら眺めていました。
 日本の花火は消える時の「間」というのか、余韻があって、なるほどこれが品質の違いなのかと眺めていましたが、3−4年前に中国の小学校で学校の運営費用稼ぎのために、授業の一環として児童たちが教室で花火つくりをしていて爆発して多数の死傷者が出たニュースを思い出しました。
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遅れる

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 6月25日が誕生日のウラジオストクの友人に、エアメールでグリーティングカードを送ったのは6月15日。誕生日前に明けられてしまうと縁起が悪いとされるので、2−3日遅れたほうがよいかも?と思っていましたが、「7月26日に届きました」とメールが来ました。
 一ヶ月もどこを放浪していたのだろうか?とは思いつつも、「まあ、よくあることよ」と驚きもしない今日この頃。

 私の持つ自己ベストは、年末にウラジオストクの友人が送ってくれたクリスマスカードが5月連休に届いた記録があります。
 今まで手紙が遅れることは多々あっても、今のところ届かないことはありません。「案外律儀かも?」と一応評価しています。

 エリツィン政権からプーチン政権に移行した時に、郵便が早く配達されるようになったと感じました。が、大記録はプーチンになってから出ているような気がします。

 遅れるといえば……。群馬交響楽団のコントラバス奏者の岩木さん親子のコンサートに行ってきました。コンサート開始時間の16:00と6時を勘違いしていたために、最後の二曲しか聴くことができませんでした。
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 時間感覚がロシア化されて危機感を感じています。
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のどか

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 30℃を越える厳しい暑さに見舞われ、ぐったりするような一日でした。
 
 早朝、作業しやすい気温のうちにと、祇園祭の提灯の飾り付けをしました。肝心の祭りの最中は解除の外の道路で交通整理なので、祭りの賑わいなど他人事。準備と片付けだけ近所の人たちと騒ぐだけです。
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 苗場スキー場でフジロックフェスティバルが始まったこともあって、「朝からやけに交通量が多いな」などと近所の人たちと話していました。
 二十歳になる従姉妹の息子がフジロックフェスティバルに行く(と言っても売店でのアルバイト)ので、どんなアーティストがやってくるのかパンフレットを見せてもらいましたが、おじさんたちには何のことやらさっぱりわからない名前ばかり。
 ジャズの日野皓正、上原ひろみ、ウクレレのジェイク・シマブクロの名前はわかりましたが、後の出演者は「日本人かい?ガイジンさんかい?」と首をひねるだけ。
 
 歳をとったのかな?と世代の隔絶を感じもしますが、国際的におじさんになっているようで、私の好きなロシアの歌手など「ママがファンだった」「年配者が好む音楽です」と言われる始末。いいものだけが残るんだよ。

 夕方。小学校が夏休みに入り、新潟の海に海水浴に行ってきた近所の若い衆が言うには、「地震と原発の問題の影響か、人が少なくて快適な海水浴だったよ。」

 前の日曜日に海水浴に行ってきたウラジオストクの友人は、海に向かう道路が大渋滞で引き返すこともできず、夜遅くに帰ってきたそうです。

 毎年準備片づけであわただしく感じますが、祇園祭なんてのどかな物かもしれません。
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怠惰

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 一週間勤務して一週間休み。商店などで変わった勤務形態が存在するロシア。その理由は雇用を増やすための一種のワークシェアリングであったりもしますが、そうそう甘くないのが現実。
 ある女性会員が勤務するストアでは、一週間ごとに勤務交代する二つのチームに分かれ、売り上げを競っています。

 客に対する態度が悪い、商品知識が無いなど売り上げに響いてくるので、勤務の無い週でものんびり休んでなどいられず、マナーの勉強や知識をつけるための勉強など忙しいようです。

 会社や店の名前よりも、直接客に接する個人の顔が影響するので、自分自身を高めるための努力は不可欠。さらにステップアップしていくために、通信制の大学で勉強する人など少なくありません。

 会社によってはスポーツなどを義務付けている会社もあるそうで、これも健康な体を維持したり、精神的なストレスを晴らすためでもあるのでしょう。仕事帰りに体育館やジムで体を動かすのも楽しそうですが、自分でやるとなると…やっぱり不摂生で怠惰な生活のほうが心地よい。
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コンテナー

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 梅雨明けするのかしないのか?うっとうしい蒸し暑さが続く毎日です。
 天気予報の衛星写真を見ると日本列島のみならず、日本海を隔ててウラジオストクまで雲の様子がわかるので、日本にいながらウラジオストクの天気まで察することができます。
 梅雨のような雨季はないウラジオストクですが、6月から7月は雨が多くなる季節です。

 ウラジオストクへ中古自動車部品を出荷する日でした。朝6時から夕方までコンテナーと格闘でした。
 一番下にエンジンとサスペンションを隙間なく詰め込み・・・
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 その上にドアやボンネットをつめて、その隙間にライトや細かな部品をぎっしり詰め込む。
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 バンパーは形状的に隙間が多くできるので、その隙間も有効活用して細かなものを詰め込む。
 ウラジオストクの女性が好むビッツなどの小型車が特に需要が多いのは、彼女らが頻繁にあちこちぶつけるから?
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 最後にラジエターを積み込んでコンテナーを閉じる。
 ここからが私の一番の仕事で、出荷した品物のインボイスを作ったりの事務仕事があります。
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 ロシアの会社が船会社を手配してくれますが、新潟からウラジオストクまで一直線と思いきや、なぜかこのコンテナーは名古屋に運ばれ、そこから台風シーズンをマニラ、上海、釜山などを経由する貨物船に乗せられ、ウラジオストクに到着するのは9月か10月と言われています。
 潮風でサビだらけになってしまいそうですが。「問題ない!」がロシア側の意見。
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安全?

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 本日の降水確率何%。日本の天気予報では当たり前の表現。ウラジオストクでは「本日の放射能」が天気予報につき物。と言うのも、原子力軍艦や潜水艦を修理や解体するパドックが近くの町にあることや、海軍の基地に停泊しているから。

 新潟の地震で柏崎刈羽原発で起きた問題がクローズアップされていますが、こうした原発問題に神経質なのは日本人ばかりではなく、現在はウクライナに属するチェルノブイリ原発の爆発を経験したロシア人も放射能問題には神経質です。

 ほとんどの人は「なんだかわからないけど危険。」程度の認識ですが、街の中でガイガーカウンターが販売されていたり、持っている家庭も少なくありません。

 柏崎の原発を建設するか否かでもめていた頃、新潟と東京の中間になる私の村では、既に山の上に巨大な高圧線の鉄塔が建設されており、もちろん、柏崎から東京に向けて電気を運ぶ鉄塔です。
 建設するしないでもめたところで、権力側はあざといもので、しっかりと準備ができているのだなと冷ややかに見たものです。
 さらにその後、私などこの高圧線の巡視路の草刈を請け負って田舎暮らしをしているのですから、世の中なんて?????

 この原油高でも電気料が変わらないのは原発の力なんでしょうね。

 ウラジオストクの友人が言うには「原子力の問題よりも、隣の国から入ってくる食材の安全性のほうが問題。」
 彼の場合、小さい子供がいることもあって、残留農薬問題にかなり神経質になっています。郊外のロシア農家にとっては安全性を売り物にすることがビジネス手段ですが、物価高のロシアだけに中国製の安さは大きな武器。
 値段を取るか?安全性を取るか?大きな選択肢ですが、財布の発言力も強いようです。
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 そういえばこちらに単身赴任しているセルゲイ君も、子供のために安全な野菜をと、奥さんがダーチャで野菜を作っているそうです。
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海の季節

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 前夜のアジアカップサッカーで、PK戦の末に韓国に敗れてしまったイラン。イランは韓国には相性が良かったそうで、「問題なく勝てる」と自信を持っていたらこの結果。しかも、エースのマハダビキアがPKをはずすおまけつき。
 アレックス君はご機嫌ななめで、「もう焼肉食べてやらない。ジンロも飲んでやらない。」とふてくされていました。

 日曜日に海水浴に行ってきたと言うウラジオストクの友人。
 シベリア内陸の町から来た友達を連れて、砂浜ではなく岩浜で海に潜って楽しんできたそうです。
 例年ほど海が温かくないと言っていますが、夏が来れば泳ぎだす。

 海水浴シーズンになると「どこの国の人だ?」と首を傾げたくなるような色黒のロシア人があふれかえるウラジオストクですが、日差しの弱い北の国では日光浴も重要な健康維持の一環。
 その反面、紫外線による皮膚ガン等の悪影響も知られているので、日焼けすべきか?日差しを避けるべきか?頭では考えているようですが、夏が来れば嬉しくなって真っ黒になってしまうようです。

 私は昭和49年に海水浴に行ったのが最後で、今年も海水浴に行く予定もありません。
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レトロ

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 子供の頃、おとなたちが戦前の日本を描いた映画やドラマ、古いたたずまいの店などを見て懐かしがる姿を見て、”戦争と言う大きな社会変化を体験してきたからだろう、きっと自分たちにはそんな懐かしさはもてないだろう”などと思ったものですが、しっかりノスタルジーに取り囲まれてしまいます。


 歳のせいなのか、最近こうしたレトロなものを見ると嬉しくなりますが、こうした価値観を共有できるのは、悲しいかな同じ日本人で、同世代で、できれば同じ男性同士のほうが話が盛り上がります。
 考えてみると、女性、世代の違い、外国人と価値観の共有は遠のいてしまうものです。

 私たちが生まれる前に第二次大戦と言う価値観の大転換がありましたが、個人的には昭和と平成の間のバブル景気の時代に日本人が変わってしまったような思いもします。

 それでも、若い世代や外国人が「こんな時代に育ったの?」と興味深く見てくれるのは嬉しいです。
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 ところで、クールなロシア人の場合「懐かしいソビエト時代」などと振り返るのだろうか?
 よくよく考えてみると「ソビエト崩壊」で、国がなくなっちまったんですから、ものすごい体験をしてきているはずですが、まだ思い出すには生々しすぎる?

 今にして思い起こすと、鉄人28号やサイボーグ009など、戦争の兵器の延長に科学者がロボットやサイボーグを作ってしまう、科学万能主義への疑問符も投げ込まれていましたが、子供心に「戦争は良くないことだ」そんな意図は感じていました。
 もしかしたら、ナンタラ政党や学校から直接言われることよりも、マンガの中から自分で感じ取った「平和」の意識のほうが大きかったかもしれません。
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お神酒

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 昭和村の大森神社の祇園祭を見に行ってきました。


 お祭りのたびに道路で交通整理が毎度のことですが、他の市町村なら気軽に観客として眺めることができます。
 
 「ロシアの女性も強いけど、日本の女性もっと強い!ロシアの女性なら、あんなに重たいものを担がない。」
 一緒に見に行ったセルゲイ君が女性たちの神輿をみて笑っていました。
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 「ほ〜、ロシアからきなすったかい。はぁ、墓んなかにへぇっちまったけんど、オラがの親父もロシアに3年住んでいたことがあるんだ。」と、祭りの顔役が……住んでいたと言うよりも、抑留されていたんではないかい?

 「こらぁ、ただ酒っつって、神様のご利益がある酒だから飲んでみらっさい。」・・・・・・お神酒って言うんではないかい?

 ビールは飲むかい?発泡酒も飲んでみらっさい!なんだこりゃ?「氷結?」なんだかわかんねえけど、ジュースの焼酎だ。飲んでみらっさい。

 次々とすすめられてとろりとしてしまったセルゲイ君。
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 運転手の私はお茶でした。
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通信

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 ロシアとの関わりが深くなってから10年。この10年ほどで便利になったなぁとしみじみ感じることは通信手段。
 
 まず、電話が安くかけられるようになったこと。国際コールバックが普及した時は”こんなに安く国際電話がかけられるのか?”と驚いたものですが、さらに経済的なカード電話の普及や、国内のアクセスポイントまでIP電話で市内通話並の価格でかけられるようになったこと。

 なによりありがたい進化は、インターネットによるE−mailの普及。10年も坂のぼればロシアはもとより、日本だってようやくインターネットに接する機会が増えてきた時代で、メールなど公文書として認められないような時代でした。

 ロシアから友人を招待するのに、交際証明として添付する書類にE−mailでは信憑性が無いと手書きの手紙を送ってもらったり、デジカメの写真では信憑性が薄いとフィルムカメラで写真を写したり、今にして思えば笑い話のようです。

 E−mailは日本よりもロシアのほうが急激に普及した感があります。多くの家庭にパソコンが無いのは今も同じですが、ほとんどがWEBメールを利用しているために、郵便局やビジネスセンターでメールのやり取りをしています。
 広い国内で便利な通信手段としてE−mailが急激に普及したウラジオストクです。

 E−mailやインターネットが定着し始めた20世紀末の日本では、インターネットなど胡散臭く怪しい情報手段と白眼視する人も多かったものですが、「情報を選ぶ」訓練がされていなかったことから起きたトラブルが多い時代でもありました。
 「新しいこと」は紆余曲折がありながらも定着するもので、機械も人間関係も同じですね。

 受身に回らず「何とかしてやろう」と苦心したことは、振り返ってみれば笑える楽しい経験になるものです。
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ロシア製

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 ウラジオストクから帰国した会員さんから、ボンネットを開けて停車しているロシア製の自動車をたくさん見たことや、日本製に対する信頼感の強さなどを垣間見たと報告がありました。
 熱い季節になるとオーバーヒートして停まっているジグリやモスコビッチなどのソ連・ロシア製の自動車は風物詩のようなものですが、簡単に治ってまた走り出すのには恐れ入ります。

 5分走ればエンストして10分休ませる。ブレーキがついていても機能しない。など、ロシア製自動車を卑下するロシア人も多いのですが、民族性が工業製品にも反映されている?
 とは言え、ロシア製のその不確かな部分も好きなのですが。


 とはいえ、20年30年前のソビエト製自動車が、故障しながらもいまだに現役で走っていますが、十数年前にロシアにたくさん出回った韓国製自動車など目にすることもありません。
 日本製のエンジンを使っている韓国製の自動車も多いのですが、車体が長持ちしないそうで、ソビエト製の自動車のほうがはるかに丈夫だそうです。

 すぐ機嫌が悪くなるけど単純な作りだから機嫌が直るのも早いロシア製の自動車。誰かさんのようでもありますが、機嫌の悪い時のほうが多いので疲れます。

 ロシア人は自分に与えられた仕事に対しては日本人をはるかにしのぐ勤勉さと集中力を見せるのですが、上の者がその力を引き出す指導力の問題なんでしょうか?

 ほめて育てることも手段です。
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軍事郵便

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 ロシア語に翻訳してください。と、ウラジオストクの事務所からメールに添付されてきたのは、日本の軍事郵便の葉書。
 どこで見つけてきたのか?大方、戦後ソビエトに抑留された日本人の所有物でしょう。

 今の北朝鮮にあった日本軍の部隊に所属していた兵士に、日本の大学生が送った葉書だと思います。


 検閲済みのスタンプや、意味深な言い回しなど、言葉の裏側の注釈もつけて訳しました。
 果たして、この手紙の持ち主は無事日本に帰りつくことができたのだろうか?年齢にすれば20代前半の青年でしょうから、今は80歳を越えていることでしょう。

 こちらは今の中国の長春に駐留していた兵士から、黒龍江省の牡丹江の部隊の兵士にあてた葉書です。
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 こういう人たちが礎となって、今の私達があるのだから、次の人たちへ手渡せるような良い関係を作っていかねばと気持が引き締まります。

 考えてみれば、十数年前まではウラジオストクには外国人が立ち入ることもできませんでしたが、今は新潟や富山や関空などどこかの空港から毎日飛行機が飛び交っています。
 今は日本で見かけるロシア人といえばウラジオストクやハバロフスクなど極東方面から来た人がほとんどですが、90年代半ば頃までは日本で見かけるロシア人の多くはモスクワやサンクトペテルブルグなど西の大都市から来た人たちが多かった気がします。

 時代が大きく急激に変化していることは、近年を振り返ってもわかりますが、渦中にいると意外と気がつかないものです。
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貝掛温泉

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 1+1=2で9÷3=3で3×2=6で…
 紙に書き出せるほど簡単にことが運べば何の苦労も無いもので…つまりはそれが男女の中や夫婦の現実。簡単には割り切れないし、気持の置き所など変動相場制で、回転しないすし屋で言うなら時価×時価のお好みチョイス。

 「国際結婚でも夫婦喧嘩なんてあるんですか?」あまりにも意表をつく言葉がセルゲイ君から浴びせられました。「国境を越えてまで結婚するのだから、お互い全て受け止めて結婚するのでしょう」と言われ、恥ずかしながら現実はその逆で…
 「言葉が十分通じないから喧嘩にならないのでは?」と突っ込まれ、言葉とは関係なく虫の居所は変わるのさ。国境に関係なく同じなんですね。

 24歳にして6年の結婚生活暦をもつ彼は学生結婚。彼が18、奥さん19歳で結婚したそうです。18歳でこれでもかと押しに押して結婚しちゃったんですから日本人とは異なりますが、さらに二人とも大学までしっかり卒業しているのですから、社会制度以前に自立心の問題なんでしょうね。

 喧嘩しないの?と、聞くと「それは頻繁にあります。でも、ロシアの女性は強いから逆らわない。威張るのは強がってみたいだけで、最後はボクがいなければ何も解決しないですよ。」
 なるほどさすがロシア人。ロシア女性の扱いに手馴れています。

 新潟県で大規模な地震がありました。このとき私達がどこにいたかというと、新潟県にいました。
 地震が起きたころは群馬県境の三国峠を越えて苗場スキー場のあたりを走行していましたが、まったく地震には気がつきませんでした。

 貝掛温泉にお風呂に入りに行き、地震があったことを知らされました。このあたりで震度3と言っていましたが、それ以上に揺れたと言っていました。
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 貝掛温泉は眼病に効く音声と言われ、私が幼い頃は目が衰えた祖父母が湯治に通っていました。私が祖父母に同行してこの温泉に行ったのは東京オリンピックの頃で、ぬるいお湯で山奥の一軒家。当然子供は退屈で嫌気がさしてぐずりだす。夜、父が自動車で迎えに来たことがありました。

 すごい温泉だ!と感度してしまうのは、お湯に入っていると体に気泡がびっしりまとわりつきます。
 一緒に入ったセルゲイ君が言うにはウラジオストクの北西のアルセーニエフの近くにこれと同じ温泉があり、体にびっしりと気泡がつくまで動かないで入浴するそうです。

 秘湯めぐりのおじさんが「日本人よりも温泉の入り方を知っている粋な人だ!」と感心していました。
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おでかけ

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 三連休で何もやることが無いと暇をもてあましているセルゲイ君を連れて、高崎のサティーに買い物に行ってきました。
 台風で客足も少ないだろうと期待していましたが、家族連れでいっぱいで、駐車場も近くに置けませんでした。
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 帰りに、伊香保の自動車博物館を見てきました。
 「これはすごい」「面白い!」とセルゲイ君が感動していました。
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 雑誌でしか見たことが無い日本の古い自動車や、映画に出てくるような昔のフォード。
 「ロシアでは見ることができない」と大喜びで写真を取り巻くっていました。
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 アルミホイールならぬ木製ホイール。
 「面白い!」と喜んでいました。
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ソチ

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 2014年の冬季オリンピックはロシアのソチに決定しましたが、ソチと言えば黒海に面した温暖な土地。冬になればウラジオストクから保養に行くおば様方がたえないリゾート地。オリンピックで混雑すれば保養に行けない。
 私のイメージではソチは温かい南の土地。こんなところでなぜ冬季オリンピック?

 ウラジオストクだって近くにスキー場があるし、日本から近くて便利なのに。オリンピックの観光客相手にお好み焼きの屋台開いて一儲けしようぜ!と、いうと、「モスクワはウラジオストクなんかロシアじゃないと見放しているのさ。」とふてくされるロシア人もいます。

 考えてみればソチはすぐ南にコーカサスの5000m級の山がそびえるのですから、全域が暖かい土地でもありませんし、緯度はウラジオストクとほぼ同じ。海流で大きく気候は異なります。

 1980年のモスクワオリンピック以来のロシアのオリンピックになりますが、政治情勢でこんなにもイメージが変わるものだろうか?
 西側諸国がソビエトのアフガン新興を理由にモスクワオリンピックをボイコットした時は、「これが原因で第三次世界大戦になるのか?」と心配したものです。

 あの時は衆参同時選挙の最中急死した大平総理のあとがまで、タナボタ式に総理大臣になった鈴木総理の時代でしたが、ヨーロッパの諸国が国旗を用いず五輪の旗を持って参加していたのに、日本はアメリカ追従で不参加。
 各スポーツ団体の理事には自民党の議員が名を連ねていたのですから、選手が何を言っても話は決まり。何がアマチュアイズムだ!腐りきっている!と呆れました。

 コーカサスと言えば山の南がグルジアで、北側はチェチェンゲリラの学校占拠で知られる北オセチアがあり、きな臭い香りが漂う地域。
 
 昨日、セルゲイ君とモスクワオリンピックの話をしましたが、モスクワオリンピックの時、彼はまだ生まれていませんでした。
 あのオリンピックから27年たつんですね。
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一安心

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 7月に来た台風としては観測史上最も大きな勢力を持つと言われる台風4号が東へ歩みを進める中、関空からウラジオストクに飛び立った会員さんがいます。
 無事到着したのかに気なって、到着した頃合を見計らって男子スタッフの携帯に2回ほど電話しましたが、「アリョーアリョー」の声が聞こえるだけで、こちらからの声が向こうに届いていない模様。
 女性スタッフに電話したら、最近携帯の通話状態が良くないことがよくあるそうで、音声が一方通行。

 夜、向こうの時間の10時ごろもう一度男性スタッフに電話しましたが、こちらからの声は届かない模様。それでも、レストランの中らしい音が聞こえたので、まだ会員さんはデートの最中なんだなと一安心。

 セルゲイ君の会社の社長が来日していましたが、会員さんと同じ関空からの飛行機でウラジオストクに帰ったようです。セルゲイ君の奥さんのお兄さん(これもセルゲイと言う名前で日本語が達者)も、関空からウラジオストクに帰ったようです。このセルゲイ氏が問題なく帰宅したので、飛行機は大丈夫だったとまた一安心。
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台風接近

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 台風が列島に近づいています。この台風が過ぎたら梅雨前線が消えて梅雨明けになるのでしょうか?

 この連休に訪ロする会員さんがいますが、日本を離れているうちに台風が通り過ぎているのでは?と飛行機に影響ないことを願っています。

 夜、地区の防災対策委員の招集があり、側溝や排水溝にゴミがつまっていないか確認するようにと話が決まりましたが、毎度のごとく「そういうわけで若い人たちにがんばってもらうべぇ。」と、毎度のごとく作業員です。

 役場から29日の参議院選挙の投票所の立会人の承諾書に署名捺印してくれと書類が届きました。朝6時半から夕方7時まで、投票所に缶詰で外に出ることもできません。
 年配の顔役が多い役回りですが、この2−3年で一気に世代交代しているので、後に続く人たちのためにも甘んじて受けねばなりません。

 昨年まで私の村の工場で研修生をしていたベトナム人のバオ君からメールがきました。サッカーのアジア杯の予選で、ベトナムは日本と同じリーグですが、緒戦の日本・カタール戦が引き分けだったのに、ベトナムは大方の予想を覆してUAEに勝ち、今のところリーグトップです。
 これが彼にとっては自慢の種で、「みんなが新しいベトナムを認めてくれる」と喜んでいます。
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計測

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 使用期限切れの医薬品でかまわないから、北朝鮮に送ってくれと、韓国に支援を要求していた北朝鮮。今まで支援してくれた中国製の医薬品は偽者が多く、北朝鮮の人々の体質に合わないとか。
 後ろ足で砂をかけるようなことを言うのが厚顔無恥なのか?中国製の医薬品でよほどひどい目にあったのか?
 
 中国だって朝鮮系民族がたくさん住んでいるのですから、中国製の医薬品が北朝鮮の人たちの体質にあわないということはないでしょう。
 中国製にでたらめな医薬品が多いということに他なりません。
 親分の面目をつぶして大丈夫なんだろうか?

 「日本の薬は効かない」と言うロシア人は多いのですが、市販されている薬の効力が安全性を考慮して弱いためでしょう。個人の体質に合った薬品は石に処方してもらわなければなりません。
 ロシア人が「よく効く」と言うロシアの風邪薬など睡眠薬のようなもので、結局は良く寝て治せ。

 何かを計測することが大好きな民族なので、血圧計などをお土産に持って行くと喜ばれます。
 血圧の規準がどのくらいかなんてわからなくても、お茶の時間に近所のママさんたちが集まって血圧を測ってワイワイ騒いでいます。

 最近は見かけなくなりましたが、通りで体重計を置いて、体重を量る路上の商売が成り立っていた時期もあります。
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 ウラジオストクにはたくさんあるけれど、日本では見かけない計測器と言えば放射能のレベルを計るガイガーカウンター。
 物珍しさにロシア土産に買って来る日本人も多く、「日本人は計測することが好きな身族だ。」と思われているかも?
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意味深

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 中ロ国境の中国側にスイフンヘイという中国製品の貿易拠点の街があります。
 歴史的には日本にも関わりがある街で、第二次大戦集結直前に一方的に日ソ不可侵条約を破棄したソビエトは、中ロ国境のアルセーニエフと言う町に集結した軍隊を、国境を越え中国側に新興させました。
 この第一陣が入り込んだ中国側(旧満州)の街がスイフンヘイで、年配の方々にはスイフンガと言う名前で知られています。
 ここから敗走する日本人移民に対するソビエト軍の虐殺、略奪が始まりました。

 血なまぐさい歴史を持つ町ではありますが、中ロ物産取引の拠点としてにぎわっています。

 この土日を使ってスイフンヘイに買い物に行ってきたウラジオストクの友人。本業は公務員ですが、副業で中国で買ってきた生活用品をロシア内陸の街に売りつけています。当人曰く「貿易の仕事」。

 このところ中国製品に対する安全性問題はロシアでも注目されているようで、値段交渉のたびに「安全性問題」を持ち出して交渉するのだそうです。
 「でも、しつこく言ったら値段が上がってしまいました。」そりゃ、中国人だって腹が立ちます。今回は化粧品を買い付けに行ったので特に安全性問題が有効だったそうですが、肌荒れを起こすなどトラブルが多い商品でもあるため、目利きが問われる分野だそうです。
 
 「日本に化粧品の買い付けに行きたいけど、若い女性はビザを取るのが難しいでしょう。」と言っていました。確かにそのとおりで、30歳以下の美しい女性はビザをとることが難しいといわれています。が、「君なら問題ないよ。」意味深・・・
 
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凍結

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 蒸し暑いので冬の話題を。

 冬、樹木の幹の中にたまった水分が凍結し、凍結することで堆積が増えた水分が樹木を切り裂いて割れる現象を凍裂(とうれつ)といいます、−25℃くらいでこの現象が起きるといわれています。

 ほとんどの広葉樹は秋に葉を落とすことで水分も補給しなくなるために、冬は水分の少ない乾いた状態になります。冬の山林の木が燃えやすいというのも木の幹に水分が少ないことがあります。

 寒さの厳しい北の国では秋に葉を落とすカラマツや、幹の中の水分を不凍液のような凍りにくい成分に置き換えるエゾマツやトドマツのように寒冷地対応になったものでしか生き残れません。

 そのような寒冷地の樹木でも能力を超える寒さや、水分が必要以上にある場合、長時間厳しい寒さが続くと幹の中に残った水分が凍結し凍裂が起きます。

 凍裂で樹木の幹が割れる瞬間に立ち会ったことはありませんが、硬い気がぶつかり合うような甲高いきれいな音がするそうです。

 冬のバイカル湖では”おみわたり”を目にしました。凍結した氷が自らの圧力で砕けて盛り上がる現象で、日本では諏訪湖が有名です。
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 春、この氷が溶けて大河に流れ出す光景など圧巻ですが、なぜか”人間なんてちっぽけなものだ”と心地よい敗北感を味わってしまいます。

 寒さの目安としてはビールが凍るのが−10℃程度、ワインや清酒が凍るのが−14℃、醤油が凍るのが−25℃程度だそうで、北国の象徴でもあるダイヤモンドダストは−15度くらいからだそうです。
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夏椿

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 先月初旬に液晶が割れてしまい修理に出していたルミックスのデジカメがようやく治って帰ってきました。
 が、バッテリーの充電器が見つからない。
 携帯の充電器や、他のデジカメの充電器やらごちゃごちゃたくさんあること。携帯電話など機種を取り替えるときに一緒に出してしまえば良いのに、なぜか出しそびれてしまいます。
 こういうご時世、充電器の銅線だって貴重な資源。後でまとめてリサイクルしてもらうことにしました。

 分別ゴミ。どこの自治体にも求められる住民の義務の一つですが、外国人にはなかなか理解しがたい行為かもしれません。この問題で頭を痛める国際カップルも少なくないと思いますが、結論は「自分でやって見せるしかない。」

 外国人との生活の中でいろいろトラブルが多いのがゴミ問題とお風呂の問題です。

 今日はウラジオストクに帰国する女性会員がいましたが、家族が空港まで出迎え異に来るのでウラジオストク事務所は出番なし。自宅に到着した女性会員から、男性に、無事到着したことと家族がお土産を喜んでいることなど電話が入ったそうです。

 今日は浅草のほおずき市に行く予定でいました。先月末に入谷の鬼子母神や朝顔市のことを紹介したら、東京の会員さんが「ほおずき市は江戸庶民の情緒があるお祭りだから、ウラジオストクに紹介してください。」とメールを送ってくださり、出かけようと画策していましたら、地域の野暮用に引っ張り出されてしまいました。舗装の壊れた箇所にアスファルトを詰め込む勤労奉仕でした。

  ”諸行無常の響きあり。 娑羅双樹の花の色、 盛者必衰の理をあらは(わ)す。”
 平家物語の有名な冒頭の部分です。
 娑羅双樹はブッダがクシナガーラで没した時にその傍らに生えてきた樹木で、日本で言う夏椿とは別の種類。日本には無いので似ている夏椿が娑羅双樹になっています。
 本家インドの娑羅双樹の木は見たことが在りますが、花を見たことはありません。日本の夏椿よりもはるかに大きくなる樹木でした。

 15年ほど前に植木市で夏椿を見つけお墓に植えておきましたが、珍しい植木だったので、当時7−8000円したと記憶しています。
 ところがその後ガーデニングブームが起きると、1000円程度で小さな苗木が販売されるようになってしまいました。こんな物にも相場があるんですね。
 なかなか大きくならない樹なので、あまり小さな苗木は冬の積雪で折れてしまうことを考えれば、多少高くも育った樹のほうが安心です。
 夏椿が花をつける季節になりました。
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ホッカイドー

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 ホッカイドー、ヨコハマ(コヨガマと発音されています)。どんな店だと思いますか?
 普通日本食のレストランを連想しますが、なんと、ウラジオストクのカー用品の店です。
 タイヤメーカーでヨコハマがあるものの、私達日本人にはヨコハマでカー用品はあまり連想しませんし、ホッカイドーではなおさら思い浮かびません。ラーメンなら思い浮かびますが。

 カーショップ・ホッカイドーは市内に2店もあるそうです。私達にはカニやイクラやジャガイモの産地北海道ですが、日本の中古車がほとんどのウラジオストクでは日本車の産地です。

 7月初旬はウラジオストク市の創立記念のイベントがあるために、日本からも民間の交流団体などが来てイベントを開きます。
 ウラジオストク事務所のスタッフもその通訳に引っ張り出されて忙しかったようですが、カーショップのホッカイドーやヨコハマの名を聞いて一様に日本人達は「意表をつくネーミングだ」と驚かれたようです。
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国防

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 インターネット接続に不具合が出たウラジオストクの事務所。最近頻繁に接続障害が起きていますが、今週は2回ほどそんな日がありました。
 訪ロした会員さんが「ウィルスでは?」と、パソコンを調べてくれたことがありましたが、「やはり、プロバイダーの問題でしょう。」

 メールのやり取りに事務所に来てくれた女性会員もこちらに送ることができず、土日にスタッフが事務所に来て再度送りなおすことになりました。

 ”まさか、政府当局がインタネットの内容を傍受しようとなにやら画策しているのやら?”と電話でスタッフと話しましたが、「ラブレターのやり取りを探って国防に役立つのでしょうか?」

 ロシアに送った郵便が開封されて中身を検査されることはよくあることで、EMSなどほぼ間違いなく当局に開封されるようです。
 テロリストがラブレターを通じて国家転覆を目論んでいるとは思えませんが、毎日何万通も来る国際郵便をチェックするのも大作業です。

 「日本では女性が軍隊の大臣になりましたね。」と小池百合子防衛大臣のニュースは向こうでも知られているようです。
 「ロシアの軍隊にも女性の将校はたくさんいますが、軍隊を統括する人材はいつも男性です。日本のほうが女性の能力を高く評価する国だと思います。」
 微妙に勘違いしているのは、小池防衛大臣が自衛隊の軍人出身だと勘違いしているところで、軍人の経験が無いと教えると「何でそんな人がトップに立つのですか?」それが文民統制なんだってば。

 すぐ下の弟の嫁さんの実家は、この4月に「住民税が安いから」と自衛隊駐屯地近くに引っ越しました。ヘリコプターが頻繁に飛び交うので、窓ガラスは2重でエアコンまでつけて貰えるのだとか。
 今週、弟の嫁さんはもうすぐ2歳になる子供を連れて里帰りしていますが、面白い乗り物がたくさん見られると子供は大喜びで、毎日「ブーブー」を見るために暑い戸外に引っ張り出されているそうです。「すっかり国防赤ちゃんになってしまって、孟母三遷の教えを痛感しています。」と電話で語っていました。
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クリル

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 日ロ間には平和条約がまだ締結されていません。その大きなネックとなっているのが領土問題です。
 大方のロシア人は国後・択捉・歯舞・色丹の島々がロシアのものだと思っています。
  
 日本の言う北方領土の4島をロシアではクリルと読んでいます。
 ところが、「クリル」と言うと北方四島のみならず、カムチャッカの南に一直線に並ぶアリューシャン列島まで含めた言い方なので、大方のロシア市民が思い浮かぶ「クリル」は私達日本人の考える北方四島とより広範囲になります。

 もちろん、政府筋は日本の主張する北方四島だとわかっていることでしょうが、認識の異なる人々に「クリルを日本に返すべきか?」と問うたところでこちらの期待する返事はありません。

 日本の地図にはアリューシャン列島の半分、樺太の半分のあたりにラインが引かれていて、日露戦争後の国境線になっているのは、まだ第二次大戦後の処理があやふやなままだから。

 このところの漁業権を巡る「拿捕」事件の多発を思えば、先送りでお茶を濁さず、できる限り早く解決してもらいたいものです。


 家庭では日露夫婦喧嘩のたびに双方の国土に行ったり来たりしている空白の島々クリル。
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港町

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 山育ちなので海のことは良くわかりませんが、船が停泊できる港を作れる地形は限られているそうで、船が陸地に近づくための水深が不可欠です。そのため海から山がはえたような地形が必要になるようです。
 確かに、海水浴場のような遠浅の海岸では船が近づけません。
 長崎にしても神戸にしても急な坂道が多く、ウラジオストクも同様です。港町がどこも似たような雰囲気を持つのもこうした地形が港町に向くから。


 広大な国土を持つロシアだからさぞかし広い道路が走っているだろうと思いきや、急な坂が多く土地も狭いウラジオストクの道路事情は日本に近く、狭い道路や路地が多い街。
 日本車が好まれるのも、四隅の見切りがよく狭い道路でも運転しやすいことが理由の一つに上げられています。

 最近、女性に人気の日本車はトヨタのビッツやマツダのデミオなど狭い道路でも運転しやすい小型の自動車だそうで、「女性は運転が下手で乱暴ですから、これらの自動車は必ずどこかをぶつけってへこんでいるものです。」
 そういえば、ウラジオストク事務所の女性スタッフもビッツに乗っていて、昨年ビルの壁にドアをこすって修理しました。
 「対向車とすれ違う時に、ビルの壁がこちらに迫ってきたんです。」
 そうだよね。ビルのほうが突然飛び出してきたんだよね。ビルを跳ね飛ばさなくて良かったね。余計なことを言うと怒り出すから迎合するしかありません。

 坂の多い港町ですから坂道発進は不可欠。そのためオートマチック車に圧倒的な人気がありますが、ある会員さんが「彼女の運転する自動車に乗ったら、左足でブレーキを操作していました。しかも、ハイヒールで。ロシアではそういう教え方をしているのでしょうか?」と気がついたそうです。
 男性に確認すると「たぶんブレーキを右足で踏むように教えられていると思うけど、免許を取れば彼女達の自己責任の問題。もちろん僕は右足でブレーキを踏んでいますよ。」
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輸出

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 「サンダカン八番娼館」。100年少々昔、日本からマラッカなどへ出稼ぎに行った「からゆきさん」と呼ばれた娼婦を描いた小説があります。
 サンダカンはボルネオ島の北東、マレーシア領土にある港町で、背後には4000mを超えるキナバル山がそびえています。

 マレーシア人のファーファイア君の先祖は、この時代に中国の広東省からゴム農園の労働者(奴隷)として連れてこられた一族だそうです。

 私が中学生の頃は、マレーシアと言えば「ゴムのプランテーション」の国と教わりましたが、今にして思えば何のことはない農奴の農園?

 セルゲイ君のおじいさんは現在のウクライナのキエフ郊外の農民でしたが、ソビエト政府によって工場労働者としてウラジオストクに連れてこられました。

 ウラジオストクに住む人々のほとんどはこうしたソビエト各地から政府の意向で連れてこられた人々ですが、ロマノフ王朝時代の100年ちょっと前には貿易の港として栄え、日本人娼婦などが出稼ぎに行っていました。
 時代の流れは常に変動しているものです。

 このところの円安傾向はプラザ合意以前の価値観に近いそうで、輸出には追い風になっています。

 知り合いの果樹園ではサクランボの時期を迎えていますが、半分は中国向けに輸出しているそうです。秋にはリンゴも輸出するそうです。
 10年前なら農産物の輸出など想像もつきませんでしたが、「円安円高関係なく良いものは世界でも認められる」。

 ウラジオストクから「次回のコンテナーにコシヒカリを60kg積み込んでください」と注文が来ました。
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〜ために

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 日本に仕事で来ているセルゲイ君。彼のご自慢は1歳半の息子さん。
 奥さんのことはほとんど話しませんが、息子のことになると寡黙なロシア人が突然雄弁になります。

 仕事が終わってウラジオストクの家族に電話をする頃には日本は8時。ウラジオストクは10時。かわいい子供も寝ており、声を聴くこともママなりませんが、日曜は昼間かけられるので久し振りに子供の声を耳にできたそうです。
 ウラジオストクを出るときには「パパ」が言えなかったのに、今日の電話で「パパが言えた」と大喜びしていました。

 「私一人だけだったらこんなに仕事が楽しくなかったと思う。子供のためだから仕事も喜びになります。自分以外の誰かのためだから楽しいんです。」

 初めて日本の名古屋に来たとき、日本の習慣になじめなかったことや、人間関係も上手に行かなくて逃げ帰ろうと思っていたところに、奥さんから「妊娠した」と連絡が入り、プライドと責任を感じて踏みとどまることができたそうです。
 「私は立派な子供を育てたい。だから私も立派な人間にならなければならない。」

 彼に限らず、大方の日本のお父さんだって「家庭のために」心血注いでがんばっているんですが、「当たり前でしょう」とほとんど評価してもらえない。

 「あなたのため」「君のため」とがんばってはいますが、そこに打算が見え隠れすると確実に見抜かれて評価されないのが世の常。打算抜きで、「君のため」とそれさえ楽しめるようになってようやく認めてもらえるものです。
 あるいは「当たり前」と言われることは既に良い評価を受けている証拠なのかもしれませんね。
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