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修羅場

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 ♪けんかをやめて 二人をとめて わたしのために争わないで もうこれ以上♪
 二股をかけて男を争わせた身勝手な女の歌だと思ったものです。

 昼前、通りすがりのホームセンターで台所洗剤とキャットフードと歯磨き粉を買いました。
 会計のためレジ並ぶと、店に20代前半の若い男がつかつかと入ってきました。
 「なに?なに?ねえ、ちょっと!なに?」
 レジのおねえさんが突然慌てだし、私の会計など放り出してその男を追いかけてレジカウンターから出て行ってしまいました。
 こちらのほうが”なに?どうしたの?”です。

 男は店の中で商品を並べていた若い店長らしき男性を見つけると、「てめえか!俺の女に手を出しやがったのはぁ!」と詰め寄り、狼狽して棒立ちの店長の胸ぐらをつかむと、「おらぁ、何とか行ってみろ!人の女に手を出しやがってぇ!」
 「て、手を出したなんて…メールを出しただけです…」
 「お願いやめてぇ、みんなが見ているじゃない!」
 「うるせぇ!てめぇは引っ込んでろ!。」

 なんだかよくわからないけれど、事情は良く飲み込めたようなココロ。

 バコ!(殴る音)。ガシャ!(商品棚の商品が崩れる音)。イヤァ!(レジのおねえさんが泣き叫ぶ声)。×××(お下品な言葉)。キャ!(レジのおねえさんが弾き飛ばされる声)

 深い事情は良くわからないけれど、簡単に深い事情と、深い関係は理解できます。カレシと間男の熱い戦い。と言っても、間男が一方的にやられていましたが…。

 「こりゃぁ修羅場だわな。今時珍しいわな。」と私の後ろで完熟堆肥の袋を持って並んでいたおじさんがつぶやく。
 「生命力ですね。熱いですね。日本の若者にも熱い男がいたんですね。これで日本の将来も安泰だ。」と、私もつぶやく。
 強くなければ男ではないロシアだったらよくありがちなプリミティブな光景ですが、おとなしい日本ではしらふでこんなけんかは珍しい光景。
 否、メスを巡ってオスが争う、これぞ生命の基本!そして、強い遺伝子が受け継がれる。ワイルドだなあ。

 騒ぎを聞きつけて、外の園芸コーナーで鉢植えに水を撒いていたおばさんが如雨露を持ったまま店内に入ってきて、急遽レジカウンターに入りましたが、「どうすればいいの?どうすればいいの?」と慌ててしまい、何も手につきません。

 そのうち修羅場の三人は店の奥の事務所に入ってしまい、戦後保障の講和条約締結かな?
 「第1R終了かな?これからが大変だぞ?こんなの見られるならかあちゃん連れて来ればよかったな。」と堆肥袋のおじさんが無責任につぶやく。”同感です。まったく同感です。”と無責任に私も同意する。

 レジのオバサンはバーコードのスティックを手に持ったままおろおろしている。

 やっとこ会計が終わり「間違えていないか確認してもらえますか?」と言われ”油汚れにジョイとフリスキーとデンターライオンね。あっています。”と店を出ました。


 野次馬なんてとんでもない。ちょっと心配になったので、老婆心ながら午後もう一度ホームセンターをのぞいてみました。
 おねえさんの姿は見えませんでしたが、店長らしき青年は絆創膏とマスクをして在庫のチェックをしていました。
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光ファイバー

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 夜、町に光ファイバー網を完備しブロードバンドを推進する委員会の会議に行ってきました。
 現在、町の一部地域には光ファイバーが入っていますが、本当に役場の周囲の一部地域だけです。
 他は面積に対して人口が極端に少ないから、めども立っていません。

 NTTが言うには、唯一東京の離島の村に光ファイバー網が築かれていないだけで、後は全ての市町村に光ファイバーが敷設されており、現在光ファイバーが入っていない地域はNTTの構想に入っていないだけのこと。利用者から要望があれば検討すると言う態度です。
 要は情報ハイウェイ構想から見放された僻地と言うことになりますが、それではこちらで誘致しようじゃないかと立ち上がったわけで、これから住民運動が始まります。

 会議では「行政は何をやっているんだ!」と今の時代にそぐわない甘えをむき出していた人もいましたが、行政はこちらの後押しをしてくれればいいだけで、あとは自分たちで道を開くだけ。待っていては取り残されるのが今のご時世。

 我が家の界隈など国道の地下に光ファイバーの本線が走っており、頭上の送電線には東電の光ファイバーケーブルが横断しているのに、肝心の住民の家庭にはなんのご利益も無いありさま。

 全世帯の三分の一以上の申し込みがあれば設置を検討してもらえるようですが、インターネットなど無関心の年寄りが多い地域なので、若手に漏れなく協力してもらわねばなりません。

 大仕事だけれど、面白いことができそうです。
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 日曜日に同僚の結婚式に呼ばれたウラジオストクの友人。パーティーの余興でウォッカを飲みながらコサックダンスを披露した男性が、バタンと倒れて動けなくなるアクシデントに遭遇。
 「ロシアでは珍しいことではない。」とは言うものの、アルコールを飲まない人たちが自動車で病院に送りつけ、その後もパーティーは続いたそうです。

 日本のパーティー・宴会の類は2時間が一つの目安ですが、やたらと長いのがロシアの宴。この日のパーティーも夕方から深夜まで。

 日本人なら2時間もすれば「そろそろお開きかな?」と緊張感が溶けてくる頃になって、更なる盛り上がりを見せるロシアの宴。
 「ゴーリカ!」(苦いぞ!)の掛け声が始まると、新郎新婦は熱いキスをして甘くしなければなりません。間が空くと「ゴーリカ」が始まり、宴がお開きになることには新郎新婦の唇は腫れているなんてことも。

 そういえば、「何で日本の結婚式は式の流れを細かくきめているの?」と聞かれたことがありました。
 結婚式に限らず、旅行のプランなども分刻みで細かくきめて行動する「日本式」が「形だけ」と、なかなか理解できないようです。

 行き当たりばったりとでも言うべきか?その場の流れで式次第はもとより「人生の行く末」だって変わってしまうような超曖昧な一面を持っている人々ですが、楽しい時は楽しんでいるので「笑う角には服来る」?とばかりに、何とか生き抜いてきています。

 ところで、コサックダンスを踊って倒れた人はどうなったの?ときくと、「2時間後に、病院からパーティーの会場に戻ってきました。」
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踏み出す

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 今年で4回目になる豊楽祭り。烏天狗神輿による通行止めのために交通指導員で招集されてしまい、今年はカメラを持って神輿を追いかけることができませんでした。

 地元の若手が案を出し合って、自分たちの手作りで作り上げた烏天狗神輿。3000円程度で法被を買えば誰でも神輿担ぎに参加できると言うこともあって、年々見慣れない顔が増えています。
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 何とかしなければならない、何かをしなければならない、誰もが思うものですから、そこから一歩踏み出して何かを始めることは勇気がいることで、何もしない人ほどアラを探して悪口を言うものです。

 若い衆がこの神輿を作ると動き始めた頃、上の世代は「あんなのがいきがったって」と馬鹿にする笑う人も多かったものです。継続は力なり、続けていくうちに今まで馬鹿にしていた人がちゃっかり祭りの輪の隅に混ざっている光景も目にしました。
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 夜、久し振りにソウルの友人から電話がありました。「浦和って埼玉県だよね。どの辺にあったの?」
 浦和が大宮と与野市と合併してさいたま市になってからの地図なので出ていないようです。「サッカーのことかな?」と聞くと予想どおりで、クラブチームのアジアチャンピオンカップの準決勝で、浦和レッズが韓国のチャンピオンチームを破って決勝に進んだことで、「浦和レッズはどこに本拠地があるのか?」と聞かれることが多くなったのでそうです。

 彼女は久しく日本から離れていたので、浦和には馴染みがあるものの、地図で探してみると見つからない。
 ”合併と言えば、あなたが住んでいた田無市も合併して西東京市になったんだよ”と教えると、「その町も見つからなかったんですよ。日本では何かあったのですか?」と、地方財政にからんだ平成の大合併に驚いていました。
 私の村も合併して町名に変わりましたが、何が変わった?ときかれても、住所を書くときに違いがあるだけで、過疎の山村であることには何も変わりがありません。

 最近、彼女は日本語通訳としての活動を再開したそうで、何を勉強しなけばならないかするかと言えば、まずは日本の情勢。政治経済のみならず、野球やサッカーはどこが優勝したかなんてことまで調べているそうで、ボクシングの亀田問題など私よりもはるかに詳しく知っていました。
 こうした情報も蓄えておかないと、突然関連した言葉が出てきたときに適切な言葉が出てきません。しばらく日本からはなれて興味が薄れていたので、その空白の年月分の出来事を調べているそうです。

 ヨンさまブームも去って、飽きっぽい日本のおば様の韓国旅行も少なくなったと思いきや、日本のおば様団体を免税店やまがい物商店などに連れて行ってもらうバックマージンがメシの種になっているようで、「私が留学していた頃の日本女性とは随分違ってきたような思いがしています。」と、語っていました。

 新しいことに一歩踏み出したのだから、”応援するよ”と言いたいけれど、年々おじさん化して流行りものや新しいことには疎いので、役に立たないような気がしますしてなりません。
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世界地図

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 本州太平洋側を台風20号が通り抜けました。我が家の界隈では風はありませんでしたが、雨がやむことなく降り続いていました。

 今頃から11月中頃までに降る雨は、まだ体が寒さになれていないこともあって異様に冷たく感じます。
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 先週末に雪に見舞われたウラジオストク。最初は雨で雷も鳴るような天気が夕方から夜にかけて雪に変わり、場所によっては吹雪のような状態だったそうです。
 「日本も吹雪になるのですか?」と問われれば、基本的に南の風ですからわが村はともかく、他の土地では吹雪になることなんか無いでしょう。

 どこの国でも世界地図は自分の国を中央に描くので面白いです。
 日本を含めてユーラシア大陸の東を「極東」と言いますが、私たち日本人にとって「まだ太平洋の東にだって島や大陸があるのだからなんで極東なんだ?」と思えてなりませんし、日本は南北に長い国なので、東西に関しては特に意識をしていないのかもしれません。
 日本の世界地図を見る限り「アメリカのほうが極東じゃねぇか!」と思えてなりません。

 東西に長いロシアの大陸。「東を制服」と言う意味を持つウラジオストクは確かに東の果てです。

 ロシアの地図も当然自分の国を中心に描かれています。休憩の地球を平面に描くので当然歪みによる地形の変化が出てきます。ロシア地図は南側が広く広がっているような図法が多いです。
 ロシア地図の東の果ての島国日本。日本の地図では大陸の極東に寄り添うように日本列島は平行して並んでいますが、ロシアの地図で見る日本は南にいくほど大陸から離れて行きます。また、南に行くにしたがって面積も広く感じるような描き方なので、北海道が九州より狭く見える様な描き方になります。
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 緯度経度が正確なメルカトル図法で描かれることが多い日本の世界地図は期待に行くほど面積が広く見えるので、北や南は広がって見えます。そのため、ロシアは実際より広く見えるような描かれ方になります。

 お互いがお互いの国の世界地図を見て「描き方がおかしい!」と思っています。
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外国語

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 こちら田舎ではまったく縁がありませんが、奇抜なテレビコマーシャルで英会話教室の代名詞にもなっていたNOVAの経営破たん。一番迷惑をこうむっているのは、そこで英会話を学ぶ人たちであることはいうまでもありません。

 私は必要に迫られてと独学で外国語を勉強したので、語学学校で学んだ経験はありません。はたして語学学校がどのくらい効率のよいものかわかりませんが、気軽に外国語を勉強できる時代になったと思います。

 外国語=英語と、強迫観念にも似た思い込みが私たち日本人にはありがちです。

 ウラジオストクの友人は日本語が堪能ですが、英語はほんの少ししかわかりません。彼が日本に来て困るのは英語で話しかけられることで、「私が日本語で応対しているのに、わざわざ英語でこちらに話しかけてくるので困ります。私にとって日本語は外国語なのに。」
 特にこの手合いは女性や50代以上の年配者に多いそうですが、「あなた、ガイジンなのに英語ができないの?」と言われたこともあるそうです。

 今日のロシアでも外国語では英語が一番の人気ですが、学校の外国語にはドイツ語やフランス語、時として日本語も選択できるシステムになっています。
 セルゲイ君も日本語が上手ですが、学校ではフランス語を選択していたので英語はほとんどわかりません。よく行くスーパーのレジ係のおねえさんに英語で話しかけられるので「彼女のいるレジには並ばないようにしています。」

 ウラジオストクの某おっかさんなどドイツ語の教師でしたから「外国人はドイツ語を喋る。否、ドイツ語を喋らなければならない!」と凛として決め付けています。私がロシア語で話しかけているのに、向こうから私へ話しかけてくるのはドイツ語で、誰がどう見ても不可思議な会話になっています。それ以上にこちらの頭の中がこんがらがりますし、せっかくロシア語を勉強したのにと、けっこう切ない。

 8月に帰国した初代セルゲイ君は来年の来日をにらんで現在日本語教室に通っています。「半額」しか日本語を読めなかったのに、ひらがなとカタカナをマスターした模様です。
 ロシア語は33の文字で表現できますが、日本語は第4水準の漢字まで合わせれば1万を越える文字を駆使しなければなりません。
 しかしながら主語の無いあいまいな言い方でも通用するので会話から入るには決して難しいと思いませんが、目から入るには難しい言葉かもしれません。

 言葉なんて道具ですから、意思を伝えようとする心と、理解しようとする歩み寄りがあればそこそこの会話は成り立つもので、「できない」ことは「できる」チャンスを含んでいます。
 試験のための語学ではなく、人間関係のための語学へと意識を切り替えることは簡単なようで難しいかもしれません。
 言葉は理解できても相手の心を汲み取れない語学達者のなんと多いことか。
 言葉に振り回されて肝心なことを見失わないことが何より重要だと思います。
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ワールドワイド

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 家族でハルビンに冬物ショッピングに出かけていたウラジオストク事務所の女性スタッフが戻ってきました。
 彼女とお母さんは毛皮のコートを買ってきたそうで、”お父さんは?”と聞くと、「パパは荷物を持つだけで何も買いません。」

 泣く子も黙るロシア軍の元将校を荷物持ちに使ってしまう。恐るべきロシアの女帝たち。

 ハルビンで衣料品の会社を経営している張さんが言うには、彼はロシアから毛皮を輸入して、腕の良い毛皮職人がいる北京で毛皮製品を作っているそうです。
 更に、毛糸の製品などラオスの工場で編ませているのだそうです。蒸し暑いラオスで毛糸のセーター?更にそれをロシア人が買っていく。

 どのくらい仕入れてきたのかわかりませんが、「パパの友達がカムチャッカで店を持っているので、その会社に送るために大量に仕入れてきました。」と言っていましたから、ラオス製のセーターが極北で活躍するようです。

 1年のビザが終了して、先週イランに帰国したアレックス君から電話がありました。
 このところアメリカの圧力が強まり、きな臭くなっているイラン情勢なのでみんな心配していました。
 さらに、これから寒くなるのにこの騒ぎで石油が値上がりしたら死活問題です。
 国家間の諍いでも、個人の顔が見えるとより身近に思えてしまいます。
 とは言え、サッカーのアジアクラブカップの決勝は浦和レッズの優勝が好ましいに決まっています。

 日本から韓国経由でイランに帰ると聞いていましたが、まだソウルにいるのだそうで、「今週一杯はソウルの友人と情報のネットワークを作ってからイランに帰ります。」
 
 アレックス君の所属する会社から、「彼はみんなに愛されているから、できるだけ早くまた日本に来るように努力します。」
 人間性ですね。人格ですね。
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住所

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 ”Tokyo Japan みなかみ町 群馬県”で中国からエアメールがきました。
 郵便番号が偉大なのだろうか?郵便局員が立派なのだろうか?

 以前、ウラジオストク事務所のスタッフでもこんなことがありました。愛知県の豊橋の会社にエアメールを送りたいのですが、「名古屋」が頭を離れないようで、いきなり”名古屋市愛知県豊橋”。
 名古屋は近くにあるだけだから、住所には関係ないというと、「それで届くのですか?」と不安になっていました。

 大都市の印象は大きいのだなと感心しつつも、東京に隣接している千葉県や埼玉県ならまだしも、ここを「東京」と解釈されることには抵抗感があります。

 郵便配達の職員さんが言うには「ここいらは家の数も少ないから、郵便番号と名前さえわかれば配達できるよ。外国からの郵便も厄介だけど、達筆な人が崩し字で書いた住所も厄介さ。」

 そういわれると、筆記体のロシア語も難解で「本当にこれで読めるの?」と首をかしげるような文字になります。日本から送る場合、「RUSSIA」だけはこちらでわかりやすく書いてやりますが、後の筆記他の住所など「そんなの関係ねぇ」と目をつぶっています。それでも届いているようですから読めるんでしょうね。

 日本からロシアに送る郵便の場合、検閲のために開封されて中身を見られることもしばしばあります。EMSなどほぼ間違いなく当局に開封されて中身を見られていると思われます。
 テロリストの指令文書でも見つかれば大手柄なんでしょうが、ラブレターまで読まれているかと思うと穏やかではありません。まあ、検閲するほうにすれば、他人のラブレターを読むほうが面白いでしょうが・・・。
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誉めてやらねば

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 異国の人たちが日本で生活すること、生き抜くことの難しさ。日本人だって精一杯努力して生き抜いているのですから、外国人なら更なる努力が求められます。
 だから、誉めてやることにしています。一生懸命生きている人たちを。
 誇りを持つことで人はさらに伸びてくれると期待しています。

 日本の工場で研修をしている中国人から電話をもらいました。どうしたら認めてもらえるか?どうしたら高く評価してもらえるか?自分がどう思われているかが心配なんだそうです。
 黙って一生懸命働いていればいつのまにか認められているものですが、その間合いは日本独自のもので、「私はこれだけ努力しました」と口にしたら、そこでせっかく積み重ねてきたことがチャラになってしまう厳しさがあります。
 積極的に主張しなければ認めてもらえない環境で生きてきた人と、「秘すれば華」の日本文化の違い。けっこう難題です。
 さらに追い討ちをかけるように「誉める」ことが下手な日本人。
 この不安が時として道を踏み外すきっかけになることもあります。

 誰かが自分を認めてくれる。この安心感が更に良い方向に向かわせてくれるものです。

 『やってみせ、いって聞かせて、させてみて、 褒めてやらねば人は動かじ』
 山本五十六の名言です。
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十三夜

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 明日は旧暦の十三夜。樋口一葉の「十三夜」を読み返してみようか?と風流なことを考えていたら、区費の徴収で5000円札が出て行ってしまいました。

 我が家の界隈も、朝、霜が降りて布団から出るのに寒さをこらえる季節になりましたが、先週末雪に見舞われたウラジオストクの友人のアパートでは停電こそ回復したものの、水道の断水と、暖房のスチームが作動しない状態がまだ続いているそうです。
 インフラの故障など日本なら蜂の巣をつついたような騒ぎになりますが、「泣く子と地頭には勝てぬ」とおとなしく耐えるのがロシア人。

 「日本人は役所や政府が自分たちを攻撃するなんて思っていないでしょう。でも、ロシアは違います。ソビエトの時代よりは良くなりましたが、彼らはどんな理由でも作れます。」

 ウラジオストク事務所の女性スタッフは家族でハルビンに冬物の買出しに出かけました。
 多くの人たちは中ロ国境のスイフンヘイに買いだしに行きますが、「スイフンヘイよりもハルビンのほうが良い品物が多いし、値段も安いです。」
 少し高級なものは北京やハルビンに出かけて買うのだそうです。

 現在ロシアに入ってくる日本の自動車で、新車は10パーセント程度だそうですが、2−3年後には半分が新車になるだろう。とロシア人はその将来を予測しています。
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寒波

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 そろそろ紅葉が色づき始め、今年はいつもより早いかな?と思っていたら、今日日本に戻ってきた会員さんから「ウラジオストクではもう雪が降りました。」と報告がありました。

 ウラジオストクの友人からも、金曜から土曜にかけて積雪があったとメールが来ました。さらに追い討ちをかけるようにお湯が出ない、中央暖房が作動しないの踏んだり蹴ったりで、土曜日は1日ベッドにもぐって寝て過ごしたそうです。

 同じ市内でもウラジオストク事務所の辺りは雪が積もることもなかったようですが、「そろそろスタッドレスタイヤに履き替えたほうがいいね」と言うと「面倒だから一年中スタッドレスタイヤです。」

 午後から明日のウラジオストク向けコンテナーに入れる荷物にバーコードのシールを貼る作業の手伝いに行きました。
 細かいものばかりでも1500点ほどの部品があるのでてんてこ舞いの大仕事でした。

 先月出荷したコンテナーはまだウラジオストクに届いていませんが、今回のコンテナーは直行便の船に積み込むので、こちらのほうが先に到着することになります。
 後から送った郵便が関に送った優美女李も早く到着することがよく起こるロシアですが、コンテナーの場合は積み込んで船の都合次第。
 アジア各地の港を回って遠回りして到着する船のほうが安いので、毎度そちらを利用していますが、今回は新潟からウラジオストクに行く貨物船にコンテナーを積み込むことができたので、大幅に時間短縮ができます。

 実はこの後ノボシビリスク行きのコンテナーを計画していて、こちらのほうを新潟からの直行便に乗せたかったのですが、まだ荷物がそろっていません。

 日程など細かに考えながらコンテナーを計画していますが、「計画通りに物事が進むなら、まだソビエトは存在していた。」と皮肉たっぷりの大まかなロシア人。
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路上販売

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 1990年代のロシアではバナナとキウイがご馳走でしたが、今は珍しくも無い果物、なんて話題になりました。

 「時代が変わったね」なんて笑いながらも、日本だって同じようなもので、私などいまだにバナナやパイナップルなど南方の果物が「貴重品」のイメージが付きまとっています。
 これらのトロピカルフルーツは、八百屋さんの店頭に並んでいるものではなく注文して手に入るものでした。子供の頃、祖母が入院して、見舞い品のバナナほしさに毎日病院に見舞いに行ったことなどを思い出しました。

 フーテンの寅さんの同業者がバナナのたたき売りをして生活が成り立った時代だったわけですが、今やバナナの叩き売りが「伝統芸能」になってしまいました。

 キウイなど昭和の末期に出現した果物で、そのほとんどがニュージーランド製で、今のように日本でも簡単に作れる果物だなんて思いもよりませんでした。


 90年代中頃に冬の中国東北部に行った時、露天のショーケースにバナナが並んでいる光景を目にしましたが、氷点下30度の世界なので、ショ−ケースの下では練炭を燃やして果物が凍りつかないように温めていました。
 なるほど、面白いアイデアがあるものだな!と感心したものです。

 ウラジオストクの自由市場でも同様の光景を目にしましたが、販売しているおばさんは、寒さをしのぐため何枚も重ね着してマトリョーシカ人形のように着膨れしていて、ガラスのケースの中では果物が温かそうに並んでいました。

 年々路上の個人販売は姿を消し、近代的なマーケットに移行しつつあるウラジオストク。路床販売の怪しさが「懐かしく」思える日も近いでしょうね。
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手続き

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 日本では婚姻届を提出、受理されればその日のうちに「婚姻」が成立しますが、ロシアの場合婚姻届を提出して認可が下りるまで1月程度の時間が必要になります。

 婚姻が認可される旨の通達が届いたら、受理をする日にあわせて結婚式を計画し、新郎新婦は立会人と共にザックスと言う役所に出向き、書類にサインをして結婚が認められたことになります。
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 日露カップルの場合、その多くは婚姻届が簡単な日本で最初に手続きをして、ロシア領事館に婚姻を報告申請することで、両国での婚姻を成立させるパターンです。

 ロシアで先に婚姻を成立させた国際カップルの場合、以前は婚姻申請をした場合認可が下りるまでその外国人はロシアに滞在していなければならなかったそうですが、10年少々前に向こうで婚姻届を出したカップルが言うには、婚姻届を出して日本に戻り、認可が下りる頃に再びロシアに渡って婚姻を成立させ、日本で広告的婚姻届を出したそうです。

 婚姻届提出から認可が下りるまでにおよそ一ヶ月、婚姻届を提出すると役所の掲示板に、「この人とこの人が結婚する」と張り出され、意義がある者は申し立てできる仕組みになっています。

 異議申し立てで婚姻成立しないことなどあるのか?と以前ウラジオストクの男性スタッフとこの話になったことがありましたが、彼の元同僚が別れた前カノの意義申し立てで婚姻を阻まれたことがあったそうです。
 身辺はきれいにしておかなければなりません。


 昨夜、「11月にアルメニア人のバイヤーが日本に行くから面倒見てくれ。」とメールが来ました。
 トルコ系アルメニア人だそうで、隣国トルコとは中が悪いアルメニアでどんな生活しているのだろうか?
 セルゲイ君曰く「ウラジオストクにはアルメニアから出てきたトルコ系のアルメニア人も多く住んでいるとのこと。そういえば、この夏来たペルシャ系アゼルバイジャン人もウラジオストク在住でした。
 
 「アルメニア人は美しいので女性なら大歓迎ですが、男性は恐いから、できればロシア在住でない人がいい。」とセルゲイ君の談。
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ひらがな

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 日本の商品説明書の翻訳を手がけているウラジオストクから「漢字の読み方と意味がわかりません。」と添付メールが送られてきました。
 ウラジオストクの女性スタッフは漢字に翻弄された上にダイエットの断食中ということもあって、「何で、同じ漢字なのに読み方が違うの?」といらだっていました。
 
 終戦後、連合軍占領下の日本では、公用語を英語にするとか、漢字やかな文字を廃止してローマ字表記の日本語にしようかと検討されたことがあったそうです。

 漢字の読み書きに苦しんでいた小中学校の時代なら大いにありがたかったことでしょうが、もし日本語をローマ字やひらがなだけの表音文字だけで表現したら?
 慣れの問題もありますが、読みこなすのが大変になっていたことでしょう。

 日本語勉強中の外国人からひらがなだけのメールや、日本語をローマ字表記したメールなどをよく受け取ります。前後の話の流れに想像力を働かせながら読みこなしています。

 某ロシア人の手紙に出てきた一文。”だけ みたい”。???「見たいだけ。」か!
 ”したほんおよんでべんきう”???「本を読んで勉強した」か!

 日本語がややこしいのだろうか?扱う側の力不足か?なんて考えていたら、「にほんのぼくさはらきりしたか?」とメールが来ました。なんだこりゃ?と首を傾げたら、蒔けたら切腹するといったボクサー親子のことか?と思い出しました。
 くだらないから試合も見ていませんし、騒動についても気にしていませんでしたが、こんな情けないニュースが外国でも流れているのか?と恥ずかしい思いがしました。

 夜、記者会見に出ている親子を見ましたが、パフォーマンスに踊らされてわれを忘れたがために一夜で天下から滑り落ちたような惨めさを感じました。ここからがスタートだと思うのですが、自分を抑することで本当の強さが問われることでしょう。
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体格

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 プーチン大統領がイランのテヘランを訪問しているそうです。週末にイランに帰るアレックス君に「いよいよ戦争が始まるかも?」とからかうと、「本当、冗談抜きに危ない国なんだからへんなこと言わないでよ。プーチンもカスピ海周辺の国の会議に来ているだけで、手を組んでアメリカと戦争するなんてことは無いよ。」

 プーチンといえば、テレビで、ドイツを訪問したプーチン大統領がメルケル首相(女性で)と並んで歩いている映像を見ました。
 メルケル首相が大柄なのか?プーチンが小柄なのか?ほとんど同じくらいの体格に見えました。
 「ドイツ人は大柄」大方のロシア人が感じていることです。だからサッカーをはじめ多様なスポーツでドイツは強いのだとか。
 
 日本人にはロシア人は大柄と感じている人も多いと思いますが、ロシア人は「我々はヨーロッパの中では大柄な民族ではない」と感じているようです。

 私の知る限りでは日露カップルロシア女性と日本男性の日露カップルの場合、女性のほうが身長が高いケースが多いのですが、最近体格が向上した日本人なので、日本女性と比較してそれほど平均身長に差があるようには思えません。
 ウラジオストクの友人が言うには「ロシア女性の平均身長は170cmくらい、男性は178cm。若い人たちのほうが身長が高い。」そうです。
 シベリアなど内陸の田舎に行くと体格が大柄になるといわれていますが、以前USAで大都市に行くほど小柄な人が多くなるなぁと、同じことを感じたことがありました。

 見上げるほど大柄なロシア人のイメージは、戦後シベリアに抑留された日本人のイメージが大きいのではなかろうか?と思います。
 ましてや食糧事情の良くなかった戦中の日本人にとって、ロシアの女性は太っているようにも見えたかもしれません。
 年齢を重ねれば肉付きも良くなるものですが、比率から言えば日本人のほうが肥満体型になりやすい体質を持っていると思います。
 同じ物を食べたら日本人のほうが太ると思います。

 私のウラジオストク情報機関から入った情報によると、今週からウラジオストクの事務所の女性スタッフが断食に入った模様で、「ムスリムにでも改宗したのか?」と問うと、「危ない危ない、空腹でイライラしているからジョークも通じないよ。もちろんダイエット。」
 当人よりも周囲の人の身が細るダイエット?
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寒くなりました!

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 早くも氷点下を記録して、冬に向けて日ごとに寒さを増すウラジオストク。

 1年のうちでこの時期が一番寒いと言われるのは、まだ寒さに体がなれていないことと、大方のアパートでは中央暖房システムが稼動していないために家屋のスチーム暖房が機能していないため。

 中央暖房システムが作動するようになると、屋内は半袖で過ごせるほどの温かさになりますが、日本の家屋はそこまで温かくしないために「日本の冬は寒い」と不満を言うロシア人も多いです。
ロシアは寒い国だからロシア人は寒さに強いと思い込んでいる人も多いけれど、寒さを克服する術を知っていると言うだけで、「意外なほど寒さに弱い」と言うのが私の実感。

 躍動的な夏と違い、寒い季節の「静」のロシアがロシア的情感を漂わせているので個人的には好きです。
 実は陽気で人懐こい人たちなんですが、寒さから身を守るごとく無表情でクールな外向きの顔は冬のものかもしれません。

 最近、日本で「鍋焼きウドン」を発見したセルゲイ君。「これは素晴らしい冬の食べ物だ!」と100円ショップで土鍋を買い込みました。
 以前日本に来た時に大きな土鍋を買い込み、仲間と鍋料理を楽しんでいるそうですが、鍋焼きウドンとは出会っていなかったそうです。
 最近は調味料や主だった日本料理の食材がウラジオストクのスーパーで手に入るようになりましたが、ウドンなんてあるのだろうか?と思いきや、地元のおばちゃんにウドンの作り方を教わったそうです。

 絶対ロシア人が好きになる料理と言えばスキヤキだと思いますが、生卵を絡めて食べる食べ方には抵抗があるようです。生卵を食べる習慣が無いからですが、食べてしまえばその味わいにはまること請け合い。

 ロシア人に言わせれば日本の家屋は寒い家屋ですが、その中で食べる日本の冬の料理の温かさも魅力的だと思います。
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秋の薬師際

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 秋の薬師祭。賑やかな春と違って、役員だけで行うため静かなお祭りです。


 街の体育祭と重なったので、その役員も半分が体育祭に引っ張られてしまい、例年になく少ない人数で執り行いました。

 法院様が護摩をたいて祈祷。
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 春は山に祭られている祠を回りましたが、秋は人里の石塔を回って祈祷。

 我が家の下にある清水を祭っている仏様。昔から温泉は出るけど水が無い土地で、飲料になる水は2箇所の泉から沸いています。
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 清水の他に、温泉が枯れないように祭ってある仏様もあれば、川の氾濫を治めるために祭られた石仏もあり、人里と水のかかわりの大きさを感じます。

 4箇所の石塔に御祈祷をして、また山道を薬師堂まで戻ります。
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 お鮨を食べながらの会議。議題は共同浴場に薬師様の仏像を祭る話で、既に仏師に木彫りの薬師様を依頼してあるそうで、事後承諾気味に役員の承認。これもまた根回ししてありますし、反対意見のためにだけに反対しそうな役員は体育祭に行って不在。そのため、満場一致の民主主義?
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ダイビング

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 ダイビングがあったらしいんです。
 我が家の近くの橋の上から。
 現場を見た近所の人が言うには、昼過ぎに通ったら橋の上と下の川原に警察官がたくさん来ていて、少し離れた駐車場ではどうやら飛び込んだ女性の夫と子供らしき親子が抱き合って泣いていたそうです。
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 自殺防止のために高い金網を設置してあります。ここからの山脈の眺めはお気に入りですが、この金網のために写真もとれません。
 金網など関係なく乗り越えてしまうのですから、飛び降りても死ねないように橋の下にネットでも設置したほうがいいと思います。
 昨年は道路側に落ちた自殺者が、さらにトラックに踏まれる事件がありました。
 地元の人たちには迷惑この上ない話です。
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そんなの関係ねぇ。

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 マレーシア人のファーファイア君がことあるごとに「そんなの関係ねぇ!そんなの関係ねぇ!」と踊るので面白がっていましたが、日本のコメディアンの真似なんだとか。

 夕方、弟のところに顔を出したら、2歳の甥が同じように「そんなの関係ねぇ」と踊って喜んでいて、世俗に疎くなっていることを実感しました。どんな芸人か知りませんが、私の大学の後輩になるそうで「半年もすれば消えている一発芸人。」と弟が言っていました。
 
 甥は「そんなの関係ねぇ。」と「お尻かじり虫」と言う歌がお気に入りなんだそうで、お尻かじり虫の踊りも披露してくれました。
 困ったもんです

 先日の沖縄民謡の夕べで沖縄の三線に始めて触れたセルゲイ君。沖縄民謡と言うより、あの独特の音にすっかりはまり込んでしまい、三線を買って帰りたいとヤフオクで探しています。
 本物の三線はニシキヘビの皮を使っていますが、安物は板の上にニシキヘビ柄の紙を張ってごまかしているそうです。
 「そんなの関係ねぇ!」と気にしないロシア人。

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アジア

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 イラン人のアレックス君と、横浜の大学生がイラン南部で武装集団に誘拐された事件が話題になりました。
 「イランはいろいろな考え方の人たちがいるけど、こんな事件が起きると私たちまで肩身が狭いよ。最低の行いだよ。」と憤慨していました。

 アレックス君は来週イランに帰国しますが、「帰ったら戦争が起きるのでは?」とからかうと、「冗談抜きで心配しています。だから、今帰りたくない。あなたたちは戦争が遠い国のことだと思っているでしょう。私たちはいつ自分が関わるかわからない。この誘拐事件でまた世界の視線がイランに向くのが嫌です。」
 
 サッカーの強豪国イランですから、できればワールドカップのアジア予選の頃に一戦おっぱじまると日本としてはありがたいのですが、「サウジアラビアか韓国と戦争する予定は無い?」と聞くと、「あー、そういうこと言うの?それなら日本と韓国が戦争をしてくれるとありがたい。」
 でも、サッカーがきっかけで戦争になった例も南米ではありますのであなどれません。

 「アジアのサッカーは決して弱くないと思う。でも、アジアの人たちはみんな心が優しいでしょう。ヨーロッパやアメリカの人たちみたいに強引なことができない。だからサッカーはそこで負ける。彼らは自分のことしか考えていないけど、アジアの人たちは相手のこと考えるでしょう。私たちは彼らに騙されて戦争をしてはならない。」
 とアレックス君の説。
 ヨーロッパの歴史など戦争の歴史そのものですが、同じ視点で見るとアジアの歴史はその奥深さがわからない?
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10月10日

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 朝のテレビニュースを見ていたら10月10日。今日は体育の日で休みか!と一瞬思ってしまいました。

 夜、体育館にミニバレーの練習を見に行ってきました。最近は通常のバレーボールとミニバレーで体育館の取り合いをしているそうで、スポーツのためと言うよりも奥様方の人脈が重視される義理人情の世界。
 この二大勢力の双方にバランスよく顔を出すこともか弱い男がいじめられずに生きていくための世渡りの基本。

 キャッキャとボールを追いかけている人もいれば、体育館の隅に陣取って世間話に始終している奥様方も多数で、この連中が恐い。


 健康に関しては気を使うロシア人。ウラジオストクでは仕事帰りに自分の好きなスポーツクラブに通って体作りをする人も多く、その多くは女性たち。
 
 男性に人気のサッカーはアウトドアのスポーツなので、主に休日のスポーツ。

 「今の季節はキノコ採りが最高の休日のスポーツです。」とウラジオストクの友人は休日のたびに山に出かけているそうです。
 キノコ採りと魚釣りに熱くなるロシアの男性も多く、「女性のスポーツは消費するだけ。僕たちのスポーツは生産がある!」と釣りマニアの友人の弁。
 そういえば、こちらに来ているセルゲイ君も「雑魚」の鑑札を買って、早朝と休日に川で釣りをしています。
 お昼に今朝釣ったニジマスの塩焼きをご馳走になりました。
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日本製

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 最近、電器量販店などでMaid in Chinaが少なくなった感じがします。その代わりにMaid in Thailand, Main in Malaysia, Maid in Indonesianなど東南アジアの製品が台頭してきています。一頃台風のように吹き荒れたMaid in koreaはさらに見かけなくなりました。

 ロシアへの土産のデジカメを買いに電器店に行ってきましたが、ご注文は「maid in japan できればニコン。」
 「Maid in Japanのニコンなど最高級一眼レフのD2にしかありませんよ。」と店員に冷ややかに言われました。
 日本光学と言うのにMaid in Thailand。

 予算の範囲で手に入る日本製はパナソニックのデジカメしかありませんでした。

 日本のメーカーなら何でも抜群の信頼を得ているロシアですが、どれが日本のメーカーなのか?どこまでわかっているのか?となると怪しいもの。
 先述のパナソニックのエピソードなど、第一戦の通訳で活躍するロシア人の友人はパナソニックとナショナルと松下が同じメーカーだと知りませんでした。
 ハルビンの西郷ドンなどあちこちで看板を見るSANYOが中国のメーカーだと思っていました。

 まだ私が若かりし頃の1970年代、MAid in USAが憧れで、アメリカ製品のまがい物が日本で作られていました。
 大分の宇佐で作ればMaid in USAと表記しても問題ないのでは?などと言われていた時代でした。

 その頃、既に日本性工業製品の品質は世界一だったと思いますが、自信がなかったのか?まだ上があると上り坂の途上だったのか?息苦しかったけどいい時代だったのかな?

 ウラジオストクの友人には常態の良いソビエト製カメラを探してくれるように頼んでありますが、「今時フィルムのカメラ?しかもロシアの?本気なの?」と半信半疑。
 機械は精巧なほうが言いに決まっていますが、不確かな魅力と言うのもあっていいと思います。
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体育の日

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 体育の日。長年の「10月10日」が染み付いているためか、軒先に日の丸を掲げている家を見て「何の日だったっけ?」と考えてしまいました。
 体育の日の今日よりも前日の日曜日のほうが体育祭などのイベントが華やかで、今日はスポーツの疲れを取る日になっているような気もしますが、私など年々不精になって体を動かすことが億劫になっています。
 スポーツではなく体を育てる「体育」。このところの運動不足でおなかの周りの脂肪がまた育ってきました。体育です。

 子供など単純に体を動かすことが「楽しい」のですから、大人になるにつれて脳みそで考えることが妨げになるのでしょうが、余計なことを考えなければ、単純に体を動かすことは楽しいものです。

 最近のウラジオストクではスポーツをすることを義務付けている会社もあるそうで、ストレス発散で健康はもとよりスポーツで体を鍛えることも重要な世渡りの一環。心身と身に成長で、頭でっかちはいらない?

 子供用のアスレチックで無邪気に歓声を上げるスポーツ大好きなロシアのおじさん。
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 犬の運動不足?犬用のアスレチックもあるご時世。なんでも、犬の障害物競走のような競技があるそうで、その練習なんだとか。
 見ていると、犬よりも飼い主のほうが息を切らせていました。
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 ペット文化の違いとでも言うのか、どこの家庭でも犬やネコがいて、独特の距離感を持って家族になってるロシア。
 彼らの目には「日本人はペットを服従させようとする」と映ることもしばしばあるようです。ペットは人に馴染んでくっついてくるもので、言うことを聞かせようと押さえつけては逆効果なんだとか。
 犬にそりを引かせているじゃないかと言うと、あれは働く動物でペットとは別物。でも愛情を持って育てなければ雪原に置き去りにされるのが末路だそうです。

 バブルの頃、猟師がハンターと呼ばれるようになり、鉄砲解禁になると東京方面のナンバーをつけたにわか猟師がこの界隈の山に出没したものです。
 この時期から猪が出没するようになったので、ハンターが狩猟用に猪を放したのだろうと推測しています。
 ペット事情の良くない都市部で猟犬を飼う事もままならないのに、猟の季節になると訓練された猟犬を買ってきて、猟期が終わると山の中で射殺したり、そのまま置き去りにされた犬を目にしたことがあります。

 狩猟が山の神様とのやり取りであった旧時代と、スポーツとしてハンティングに名前を変えた新時代。
 キャンプなども「野外生活」と呼ばれた旧時代と、「アウトドア」に名前を変えた新時代。道具の開発もあって「我慢」から「レジャー」変わりましたが、アウトドアを自称する人たちのだすゴミには辟易しています。
 どうも我々日本人はカタカナに名前が変わると無責任になってしまうようです。
 
 それなら名前がカタカナの女性に対しては????
 無責任で興味本位だけのおぢさんに時折出会います。「やめときな、あんたには無理だよ」と丁寧にお断りすることにしています。
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沖縄民謡の夕べ

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 真澄さん宅での沖縄民謡の夕べに招待されました。
 最近でこそ「島唄」や「花」など沖縄風の旋律を含んだメロディーが世界的に評価されるようになりましたが、20代の頃、海洋系アジアのメロディーラインにはまっていたことがありました。

 中国や韓国などの東アジア系のメロディーラインは4度と7度の音が無い(ドレミソラ)のペンタトニック音階で構成されるメロディーが好まれ、ピアノの黒い鍵盤だけで弾けるメロディーです。
 沖縄、東南アジアからインドにかけてのメロディーラインは(ドミファソシド)でレとラを抜いた音で攻勢されるのが特徴。
 私たち日本人にはどちらの音階も心に響くんですね。


 始まりは八重山の民謡からで、これはまたみんなで乗れる歌と違い、しんみりと聞ける恋の歌などがありました。

 若かりし頃、朝ちゃんという沖縄出身の人に八重山に伝わる悲恋の歌と言うのを教わったことがありましたが、何しろ音痴な人だったので、音程がメロメロでメロディーラインは良くわからないまま「なんとなくいい歌だなぁ」と聴いていた歌らしき歌が演奏されました。
 「たぶんこの歌だったような気がする」と記憶をたどりながら聴きました。
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 私たちはセルゲイ君がロシアから持ち込んできたキャビアをお土産に持って行きました。
 このところ国外持ち出しご禁制で、ロシアからもって来ることもままならなくなりました。

 ほとんどの人がキャビアを食べたことが無いので「どうやって食べるの?」と定番のビスケットに乗せての食べ方になりましたが、「これが世界の三大珍味の一つ!」と大評判でした。
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 食事をしながら演奏を聴き、小休止して一杯飲みながら語り、また演奏。演奏会と言うよりも島の民家で山羊の鍋をつつきながらの宴のような雰囲気でした。

 沖縄の泡盛も出てきて、おば様たちは「自分も歌いたい、踊りたい」の雰囲気になってきました。
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 最後は参加者一同立ち上がって踊りだす幕引きになりました。
 沖縄民謡の踊りは独特の手の動きばかりに目がいきますが、実は足の動きが大切なんだとか。
 足の動かし方はインドネシアやタイの舞踊にも通じる動き方で、「もしかしたらガムランをバックに沖縄の踊りを入れても違和感が無いかもしれない?」と感じました。
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 常にクールなロシア男もこのときばかりは「とても楽しい!」と、満面の笑みを浮かべて踊っていました。
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 久し振りにハルビンの西郷ドンからメールが来て、「日本は総理大臣が交代したけど何か変化があったか?」と質問してきました。総理大臣が交代しただけでは目に見える変化などありませんが、このところ冷え切っている日中関係には良い動きがあるかも?

 今、沖縄地方に接近している大型台風は日本を通り越して中国を直撃しそうですが、大きな被害が出そうな予感がします。

 雨の多い日本の道路インフラ、排水設備は世界でも抜きん出て手がかけられています。
 ロシアでは少し大きな雨になると道路が川になるのは日常茶飯事。


 「ロシア製の自動車は雨が降るとエンジンが濡れて動かなくなります。」とセルゲイ君が言うには、日本の自動車はエンジンの下にマッドガードと呼ばれる樹脂製のカバーが取り付けられているけど、ロシアの自動車にはその配慮が無いために、濡れた道路の水しぶきがボンネットの中に跳ね上がり、エンジンの電気系統が濡れて動かなくなるのだとか。

 「あなたの自動車もマッドガードが無いから気をつけて。」といわれてしまいましたが、一昨年の大雪の時に、雪道を走っていてマッドガードが破れて外れてしまいました。そのうち部品を見つけて取り付けようと1年以上経ってしまいました。そのうち修理する予定です。
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物騒

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 ウラジオストクの日本領事館のホームページに物騒な記事が。

 夏休みを利用して短期語学留学していた学生たちが強盗にあった事件ですが、不振な警察官がそれに絡んでいた。
 物騒極まりない事件ですが、制服を着ていたって強盗とグルになっている危ない警官などたくさんいます。

 「襲われた学生達が無防備。夜、遊びに出かけることが間違い。」と自分のみは自分で守ることをロシア人は主張。
 「被害にあったのは、あなたの大学の学生達みたいですよ。」と、ウラジオストクの事務所から情報が入ってきました。なるほど、夜、居酒屋で飲んだくれるのが校風のような学校ですから。痛い目にあっていい勉強になったことでしょう。

 日本人の悪い習性とでも言うのか?複数集まると気持が大きくなって無責任な行動を取ることがよくあります。「困った時には誰かが助けてくれる」と言う甘えが生まれるんでしょうね。

 若かりし頃、山岳部の先輩にこんな指導を受けました。「登山はチームプレーだけど、いざと言う時、自分以外が全員死んでも自分だけは生きて戻ってくることを常に考えて行動しろ!」
 当時はひどいことを言うやつだと思いましたが、世渡りの基本だったのかもしれません。

 夜出かけることは危険。悪が支配する闇の定石。

 昨日の深夜、コンビニに行こうと自動車に乗って出かけたら、熊が道路を駆け抜けていきました。近所の生ゴミのコンポストでもあさりに来ていたのでしょう。田舎なれども、我が家の界隈も物騒でした。
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黄金の秋

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 黄金の秋。一面の大地が麦の黄金色に染まることから、ロシアでは今頃の収穫の季節を言います。これから急激に冬に向かって突き進む季節で、ロシアがロシアらしくなります。

 日本でも稲刈りシーズンを迎えました。コンバインを使っている農家はもう今年の新米を食べているようです。
 私は原始的な天日干しなので、北風が吹く11月にならなければ脱穀をしません。
 そろそろ脱穀しようかな。と様子を見ているうちに大雪が降ってしまい、田んぼまでたどり着くための除雪が大仕事だった年もありました。
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 この2−3日、ウラジオストクは暖かかったようですが、「10月は一年で一番寒さを感じる季節です。」
 理由は、多くの家庭が発電所の余熱などの中央暖房で暖房が供給されているために、まだ中央暖房が作動しない今頃の季節は寒くなって行くにもかかわらず、暖房が無い。体も寒さになれていない。

 多くの家庭では電熱式のヒーターなどでこの季節の寒さを過ごしています。

 冬本番ともなれば暖房がフル稼働して屋内は20度を越える温かさ、半袖姿で過ごせるほどの温かさです。「日本は寒い」とロシア人が口をそろえて言いますが、寒い季節に出かけてみるとよくわかります。
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