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横浜

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 金曜・土曜と横浜と東京方面に行ってきました。
 ウガンダに向けて発送するコンテナーの立会い、と言うのか視察で、コンテナーはケニアのモンバサの港で陸に上がり、そこから国境を越えてウガンダの首都カンパラまで陸送されるそうで、到着するのは年明けになることはもちろんのこと、2ヶ月先やら3ヶ月先やら?

 しかも、その間にインド人が絡んでいて、ケニアで荷物を引き取ってウガンダに送るのがインド人の仕事。更にパナマ船籍の船で船員がフィリピン人でなんてことになれば、難しいことは抜きにして届いてくれればそれでいい。

 ウガンダ人のバイヤーとインド人(女性)の仲介者と横浜で待ち合わせして、時間の感覚が違うことは予想していました。朝10時に待ち合わせでしたが、当然、約束の時間に来ないので電話をすると、どちらも「すぐそちらに到着します。」
 こちらはデジカメにメモリースティックを入れるのも忘れて、早朝あわただしく群馬を出てきて、しかも、人通りの多い中、手土産の10kgのリンゴ箱二つ足元において、延々待ちぼうけ。

 インド人は45分遅れ、ウガンダ人は1時間20分遅れでやってきました。自分で45分も遅刻しておきながら「アフリカ人は時間にルーズで困ります。遅れることを想定して時間を少し早めに設定しないとダメですよ。」と平然とのたまうインド人の押しの強さ。

 カーステレオから平井堅の「瞳をとじて」が延々エンドレスで流れるインド人の運転するクルマで最初に行ったのは中華料理店での昼食。ヒンドゥー教だろう?イスラム教だろう?こんなの食っていいのかよ?と首をひねる料理を食べてから港に向かいました。

 国際会議でインド人を黙らせて日本人を喋らせることができたらその会議は成功と揶揄されるほど、よく喋るインド人。横浜の観光案内までしてくれました。

 小さな親切大きなお世話。「この港は太平洋につながっていて、私たちの国はもちろん、アメリカ大陸までつながっているんですよ。」わかってるぞ!そのくらいと思いつつも、”はあ、そうですかぁ”と感心するふり。
 さらに、「あなた方山岳民族の方々は…」には畏れ入りました。私は険峻な山岳地帯で山羊でも飼っているように見えるのだろうか?背広なんか着てこないで、毛皮の腰蓑と角笛でも持ってくればよかった。
 
 後に、ウガンダ人が「僕も日本の人たちにサバンナで裸で生活しているとか、アミンの独裁政治におびえながら生活していると言われたことがありますよ。だいたい女性か年配の人たちがこういうことを言いますね。僕、日本の大学院でMBA取得したのに、誰もそんなふうに扱ってくれない。悔しいこといっぱいありますよ。」同感です。まったく同感です。

 テレビや映画のバイオレンス物によくでてくる本牧ふ頭に行きましたが、なにがどこにあって、どこがどこなのかわからず迷子になりました。
 先週行った富山の高岡の港のほうが簡素でわかりやすくてありがたいです。

 二つのコンテナーの一つは既に船積みされて出向した後でしたが、積み残されたもう一つのコンテナーを押し込む船をインド女性が交渉。こういうときにおしゃべりの達者は心強い。
 こちらが尻込みするような破綻した論理を平然と押し込む強さ。
 「結婚したくは無いけど、ビジネスパートナーとして彼女は最高!」とウガンダ人と感心しながら、ココアを飲みながら勇士を見守っていました。
 来週は南アフリカに出荷するコンテナーがありますが、彼女に任せておけば大丈夫。

 先週ロシアに帰国したセルゲイ君は一度横浜に行ってみたいと希望していて、コンテナーの出荷が遅れたために彼の帰国のほうが先になってしまいました。
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スーパー

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 食の安全。自分で田んぼや畑を作っていることもあって、幸か不幸か?食の安全性には無頓着に過ごしていますが、最近、ロシアから無農薬や有機農業について入れ知恵されるようになりました。

 多様な農作物が中国から入ってくるウラジオストクでは特に意識も高いのでしょうが、外国産への抵抗感もありそうです。

 最近は日本各地の生産地に農家の直売施設が、生産者の顔が見えるに近い状態の農作物をてに入れることができますし、生産者も消費者からダイレクトに反応が返ってくるので、売れる売れないとは別に食べる側が何を求めているのか感触を得る機械も多くなっています。

 ウラジオストクもこの季節になると道端で農家が直接農産物を販売していたり、個人がダーチャで作った農産物のあまり物を並べて売っている光景を目にします。
 出所が疑わしい輸入野菜より安全と買う人も少なくありませんが、価格面で輸入物に苦戦を強いられているようです。


 年々自由市場や路上の商店は撤去されて「景観重視」に変貌しつつありますが、かつてはこうした個人販売が危機的な流通弊害の時代を支えたことがありました。

 1970年代、何かの雑誌で”USAでは郊外に大規模なスーパーマーケットができ、パパママストアーと呼ばれる個人商店が消える時代になった”という記事を読み、果たして、日本にもそんな時代が来るのだろうか?と思ったものです。 
 現実、多くの市街地の商店街はシャッター通りになり、郊外型の大規模店舗が主流になっています。

 似たような現象がロシアでもそろそろ始まっているようで、私たちが20年30年かけて歩んだ道を、猛烈なスピードで展開していくのが後追いのダイナミズム。
 時代もまた実験の繰り返しなんですね。
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手帳

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 年末になると書店に工夫をこらした新しい手帳が並びます。
 以前はウラジオストクに行く際の土産にシステム手帳を持っていったもので、使いやすいと喜ばれたものです。 

 かく言う私は手帳を携帯したことが無いので、どれが使いやすいのか?と言われてもよくわかりませんが、バリエーションに富んだ日本の手帳作りは非凡なアイデアの結晶です。

 友人が「使いやすい」と見せてくれた手帳は、手帳と言うよりも折りたたんだ一枚の紙のようなもので、お寺の僧侶がお経を読むときに使う本のようなものでした。「日々継続しているからページで区切るより流れがわかって解りやすいんだ」と言っていましたが、原点に戻ったような思いです。

 一頃の電子手帳の躍進で、電子手帳が手書きの手帳を駆逐するやも?と思ったものですが、液晶画面と紙の一見できる情報量はいまだに紙の圧勝。電子手帳も電子ブックもページをめくる紙には遠く及んでいません。

 外国に行く時に電子辞書は便利な代物で、単語を調べられるだけでも大いに役立ちます。高価なものでなくとも単語帳として一つ持って行くと心強いものです。
 日露の電子手帳があれば便利なんですが、需要が少ないためかお目にかかりません。

 携帯できる日露ー露日辞典が一つあると便利で、辞書を開いて指で単語を指しての意思疎通もこれはこれで面白いものです。
 些細なことですが、これもまた壁を越えた瞬間です。

 システム手帳にしても電子辞書にしてもまだまだ坂の途上で、これからもより使いやすく進化していくでしょうし、完成などありえないのかもしれません。

 紆余曲折視ながら深めていく人間関係のようなものです。
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新訳

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 千葉県で貿易会社を経営している中国人女性の社長は、日本人の夫との間に3人の子供がいます。三人三様個性が違うので、「上の子供は日本では有能な子供だけど、中国では生きていけない。二番目の子は中国なら能力を発揮できるだろうけど、日本では憎まれる性格。三番目はどこに出してもしぶとく生きていける。」と個性の違いを楽しみながら育てています。

 私も三人の子供に面識がありますが、私の印象では上の子供は温厚で優しい男の子、二番目はチョコマカとすばしっこい行動的な女の子、三番目は愛嬌のあるぽってりした男の子で、けっこう図太い性格。なんとなくお母さんの読みが理解できます。

 個性の異なる三人の子供と言えばドストエフスキーのカラマーゾフの兄弟。
 昨年、NHKロシア語会話でも講師をしていた亀山郁夫さんが新しく翻訳した本が出て、隠れたベストセラーになっているのだそうです。

 「なんであの難解なドストエフスキーの小説がベストセラーになるの?」と首をひねるのはロシア人。新しい翻訳が出たからといっても、原文を読む人たちにはよく理解しがたいのでしょうか?

 カラマーゾフの兄弟を初めて読んだのは高校生の時でしたが、あまりに長くて途中でやめてしまいました。
 20代後半に古本屋のダンボールセールで新潮文庫の上巻をみつけ、読み始めたら面白かったので、第二巻以降は文庫本を買って読みました。

 30代になって図書館の文学全集でもう一度読み返し、翻訳者が違うと、同じ小説でも印象が違うことを感じたものです。

 年末から年始にかけて亀山郁夫訳のカラマーゾフの兄弟を読んでみようかな?と計画しています。
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海峡

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 夜、たまたまNHKのスペシャルドラマ「海峡」を見ました。途中から見たので全容はよくわかりませんでしたが、戦前、朝鮮の男性と「結婚?」して戦後引き裂かれた日本女性のドラマだったようで、最初から見ればよかったと再放送に期待しています。

 戦後日韓が分断され、国交もなくなり往来ができなくなり、それでも何とか会おうと密航しようとしてつかまる話や、日本からの手紙を韓国人の母親が握りつぶして息子に見せないようにしていた話などが印象的でいた。

 晩年、お互いがそれぞれの国で別の家庭を持ち。死を間近にして再会を果たす光景が妙に感動的でした。

 釜山では日韓にはさまれた玄界灘をわたると言うことは遠い外国に行くことを意味すると言う言葉も感慨深かったです。
 学生時代、九州から来た同級生が関門海峡を渡った時、「これでもう引き返せない遠いところに行くんだな」と覚悟を決めた話を聞いたことなどを思い出しました。

 ドラマの中でカササギと言う鳥が印象的に登場していました。日本ではヤタガラスと言って九州の一部でしか生息していない鳥ですが、韓国では国鳥。中国でもよく見かけた鳥です。
 カササギは七夕物語とも縁がある鳥で、織女と牽牛が年に一度会う日に、天の川にはカササギが橋をかける話になっています。
 郵政省が民営化されるはるか以前。カササギは織女と牽牛の間を取り持つ鳥でしたが、年賀状配達の高校生アルバイトのごとく怠けて手紙を送り届けなかったために、その罰として年に一度天の川に橋をかけて逢瀬を手伝っています。

 昭和末期。下関から釜山までフェリーに乗って行ったことがありました。富山ウラジオストクよりもはるかに近いので、一晩玄界灘を航行して明け方には釜山の港近くに到着して、港が開港する時間まで港の外で停泊していました。
 日本に化粧品や生活用品を買い付けに来ていた釜山のオバサンたちが荷物整理に余念が無い中、船に見慣れない鳥が飛んできたので「カルメギ(カモメ)?」と聞くと、カササギという鳥で七夕の話を聞きました。
 「こんなところまで飛んでくることは珍しいんだよ。あんたいい出会いがあるよ。」と言われました。
 はたして、おばさんの予言のごとく、その夜景気のいい酔っ払いのおじさんに出会って、屋台の梯子をしながらおいしいものをご馳走になりました。

 年末に奥さんがロシアに里帰りする日露カップルの男性から電話があり、たまたま同じドラマを見ていたそうです。
 「晩年、妻と再会してお互いの誤解や、本当に愛し合っていたことがわかるといいね。」なんて話になり、「でも、晩年どころか正月明ければ戻ってきちゃうから、また女房子供でゴタゴタしながら人生を過ごしていくのさ。」
 実はこれが幸せの究極かも?

 昨日、夜の日本海を眺めながら、国の内外を問わず「海を越える」ことの険しさを思いました。

 浪曲「佐渡情話」は惚れた男を追いかけて、娘が佐渡の赤泊から新潟の柏崎にたらい舟で渡ってくる凄絶なドラマ。
 その海をデジカメで長時間露光して写して見ました。車道の街頭の明かりが赤くなってしまいました。
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 沖に船の明かりが見え、漁船の明かりでしょうが、ウラジオストクに向かうRUS号の明かりだろうか?案外、北朝鮮の工作船で拉致されたりしてなどと眺めました。

 どんよりと重い鉛色の日本海は荒ぶる冬が絵になりますが、寒くて海岸になどいられたものではありません。
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RUS号

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 日ごろ、自由について考えることなど少ないと思いますが、ちょっと考えて見ました。船を見ながら。

 この船が出港すれば自由になる。と不心得な考えをしている日本のおとうさんは多いことでしょう。

 富山県の伏木港に行ってきました。RUS号がウラジオストクに向けて出向する日です。


 飛行機嫌いで船で来日していた女性会員も今日帰国するので、ついでに高岡の駅で合流して港まで連れてきました。

 私より年上だなと見受けられる男性と2歳ぐらいの男の子を連れたロシア女性の家族が港にいました。奥さんは子供を脇に抱えボストンバックを持って船に乗り込み、ハズバンドは大きなスーツケースや段ボール箱を持って、船まで3回ほど往復していました。
 船の場合一人50kgまで荷物を持ち込めるので、子供と合わせて100kg。当然、運ぶのは夫の仕事。
 奥さんとお子さんは船に入ったきりでてきませんでしたが、そのご主人に「お疲れ様でした。ご苦労なさっていますね。」と声をかけると、「年明けまで気楽に過ごせると思えばこのくらいの力仕事なら我慢我慢。」
 と汗をぬぐっていました。
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 日本のおとうさんたちが荷物運びに汗を流している傍らで、場所をわきまえず抱き合ったまま自分の世界にどっぷりつかって突っ立っている日本女性とロシア男性のカップルがいました。
 フン、今のうちさ!日本女性だって強いぞ、恐いぞ。

 それにしても、乗客より自動車のほうが多いのではなかろうか?と思えるほど盛況の日本の中古車輸出。
 パキスタン人の中古車バイヤーが多数港にやってきていて、「これロシアに行く船?」と首を傾げたくなる思いでした。
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 対岸から見たRUS号。夕方6時ごろ出航。ここでUターンして日本海に出て行きます。ウラジオストクに到着するのは明後日の朝。
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 国道8号線氷見市に乱立する中古車ショップ。ロシア語の看板が目立ちます。
 日本の祝日のせいだろうか?金曜日でムスリムの休日だからか?休みのショップが多く見受けられました。
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 ”群馬モータース”何でこんなところに群馬?とびっくりする屋号。太田にも店があるようで、パキスタン人だろうか?
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 高岡市内で見かけた面白い看板。酒屋とリサイクルショップなんでしょうが、”お酒のリサイクル?”
 ペットの葬儀屋さんの看板もあちこちで見受けられました。
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 ウラジオストクでは珍しくもない路面電車ですが、個人的に路面電車大好き。
 伏木港の右岸に路面電車が走っているので、自動車を駐車場において路面電車に乗ってきました。港に戻ってみると日も暮れてRUS号は既に出航して港の外に消えていました。見送ったことにしておこう。
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帰国

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 セルゲイ君がウラジオストクに帰国。
 彼はこの大雪で新幹線を心配していましたが、豪雪を想定して作られた上越新幹線。トンネルばかりなのもそのため。トンネルが雪をよける役割をしていたことがようやく理解できたそうです。

 考えてみれば、シベリア鉄道などモスクワからハバロフスク付近までトンネルがなく、山をよけながら作ってきた鉄道。
 日本人はトンネルとダム作りが得意です。

 夜、ウラジオストクのアパートにたどり着いたと電話がありました。彼の奥さんとお子さんは、彼が日本に出張の間は沿海州の実家に里帰りしており、帰国後2週間休暇がもらえるそうで、彼は明日会社に顔を出してから長距離バスで12時間かけて奥さんの実家に向かうそうです。

 帰りの飛行機で日本から夫と里帰りするウラジオストク女性に出会って話をしたそうです。
 飛行機とバスの違いはあるものの、90分で外国と、12時間かけて同じ州の中。「ロシアの田舎町より日本のほうが近いと思います。そして、ロシアよりも日本のほうが寒い国だと思います。」新幹線の車窓から雪景色を見て、ロシアに帰ってみたら雪が無い。気温は別にして、日本の冬も厳しい自然が取り囲んでいます。 
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正月の餅

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 日本ではクリスマスの後に新年がやってきますが、ロシアのクリスマスは1月7日なので感覚が少し異なります。
 更に大晦日からクリスマスが一連の流れになっているために、新年もクリスマスもごっちゃになっています。

 「女はクリスマスのケーキで男は正月の餅」などとその昔は言ったものです。男(餅)は正月を過ぎても売れるけれど、女(ケーキ)はクリスマス(25)を過ぎると売れなく(結婚から縁遠く)なる。
 これを説明するのに、まず、日本では12月の25日にクリスマスがありまして。とそこから説明しなければなりませんでした。

 「何で25歳を過ぎた女性は結婚できないの?」と突っ込まれ、”昔はそうだったんだけど、今は防腐剤が進化したり、賞味期限の改ざんで……まあ、なんとか”とたじたじしました。
 「それなら、ロシアではクリスマスが新年の後に来るから、男性のほうが結婚できなくなるのが早くなる。」とやり返されました。

 更に「その人のことが好きでいつも一緒にいたいから結婚するのであって、年齢で結婚を決めるのはおかしいと思う!」と極めて当たり前のことをこれでもかと突っ込まれました。
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ショール

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 スカーフを被る女性。ヨーロッパに限らずスカーフの文化を持つ国々では絵画などで印象的な小道具として用いられているものです。

 日本ではフードやスカーフなどを被る文化がないので、使い方が難しいアイテムかもしれません。

 ロシアではプラトークと呼ばれるスカーフが女性たちの必需品。伝統的なロシア娘のいでたちのときも、時として憂いを漂わせたミステリアスな大人の女性を匂わせるときも、プラトークが小道具として用いられます。


 木枯らしが吹く中の外仕事で帽子を忘れました。耳がち切れるほど痛むので自動車の窓拭きに使っていたタオルを被りました。
 誰がどう見ても農村のオヤジにしか見えませんでしたが、タオルを頬かむりした己が姿を見たときに、やはり”ネズミ男みたいだ”と思いました。

 日本人には被り物が似合わないのではなかろうか?なにか、もっと見栄えの良いタオルの被り方が無いものだろうか?と鏡を見ながらタオルを被りなおしては見ましたが、寒さを一番厳しくこうむっている耳を隠さなければならないので、見栄えはともかく機能優先とタオルを被って外仕事を済ませました。

 その昔、真知子巻きと呼ばれるショールの着こなしが日本の女性たちの間に席巻した時代があったそうです。
 映画「君の名は」の撮影の待ち時間に主演の岸恵子さんが寒さをしのぐためにショールを肩から頭にかけて巻いて寒さに耐えていたら、その着こなしが「素敵」と映画に用いられたのだそうです。

 近所のおばさんが「ほれ、これが真知子巻きってんだ。」とショールで頭を巻いたときに思い浮かんだのは、ロシアのマトリョーシカ人形のプラトークの着こなしに似ている!でした。
 岸恵子さんか、近所のおばさんか、同じ素材でも使う人によって随分絵が変わってきます。
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−5℃

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 午後から雨になると言うので早朝から稲の籾摺りに取り掛かり、ようやく一年の田んぼ仕事が終了しました。
 よそ様は10月中に田んぼ仕事など済ませて、冬支度に入っているのに、今年は猿や熊の被害にあわないことを幸いに稲刈りから一ヶ月も天日干ししたままでした。
 そのうちやろうと思いながらもよく、ここまで引き伸ばしてきたと自分の自堕落を誉めてやりたい思いです。

 朝の気温が−5℃。「本当に日本か?ここは。」と寒さに震えながらの野良仕事。

 天気予報を裏切るように三国連山は快晴でしたが、昼近くになり黒い雲に覆われました。


 籾摺りが終わり籾殻に火を入れて畑の肥やしに。最近、娑婆がうるさいので籾殻も藁も迂闊に燃やせませんが、土と太陽からもらったものを火を通して返しています。
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 この頃にはぽつぽつと雨が降り始め、やがて雪に変わりました。

 22日に帰国するセルゲイ君がお好み焼きを食べたいと言うので、夕方お好み焼きの店に連れて行きました。
 彼のお気に入りは広島風お好み焼きで、焼きそばではなく焼きうどんを添えたもの。
 十数回来日してお好み焼きを食べるのはこちらが初めてだったそうで、彼のイメージでは「お好み焼きは群馬」。

 やはりロシア人だなと納得できるのは広島風のお好み焼きにたっぷりマヨネーズをかけて食べることで、以前、広島出身の友人に、広島ではお好み焼きにマヨネーズをかけることは良くない行為と聞いたことがあります。

 今日は細かく切ったソース焼きそばにご飯を混ぜるソバメシにもチャレンジ。「これもおいしい!」と大喜びでした。
 ウラジオストクでお好み焼きをやったら絶対にうける!と以前から主張していますが、誰か店を出さないかな?と期待しています。
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寒波のご利益

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 寒波が入り込んだウラジオストクでは氷点下二桁に突入したようで、冬本番ですがまだ11月。今朝の我が家周辺の気温−4度。日本も健闘していますが、例年より寒いのでは?

 寒い冬は生活するうえでありがたくありませんが、農業にとってこの寒さで害虫が死滅することも重要な”天の恵”。
 ロシアのみならず、日本においても同様。

 手間隙かけたくないので殺虫剤を使わずに作った白菜。虫が食べた跡がありますが、例年よりも害虫が少なく、この秋の気温が冷え込んでいたことを感じます。
 冷え込んで白菜の外側の葉っぱは凍りつきますが、外側の歯ををはぐと甘みのこもった白菜になります。冷え込むことで味わいが増す野菜もあります。
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 こんな期待をしてよいのやら?この冬の寒さで野生の猿が減ってくれるとありがたいとつらい期待をしています。その前に石油が高くてこちらが凍え死にそうです。

 山に猿のえさになる、森が少なくなったことも現実ですが、温暖化で冬に淘汰される個体数が減っていることも大きな影響があるのでは?と考えています。

 去るとの知恵比べの太陽電池を利用した電牧。これだけでも霊験あらたかですが、学習能力が高い動物ですからやがて対策を練ってくるでしょう。それ以前に、うっかり自分が触れて腰がぬけることが心配です。


 ウラジオストクでも多くの家庭が甲賀にダーチャと呼ばれる菜園を持っていて、野菜や花などを作っています。
 ダーチャには寝泊りできる一戸建ての家がついていますが、日本で言うなら菜園付別荘。日常過ごす市街地にアパートよりも休日過ごすダーチャの別荘のほうが豪華な家庭も少なくありません。

 ダーチャで作った農作物を農作物を盗む人間がいます。猿やくまなどの野生動物でなく、人間と言うのも切ない話ですが、その対策に作物に毒を塗ったり、毒入りに果実酒などを置いて泥棒に食べさせてしまうと言うのですから、電気でびっくりさせる日本よりも厳しさが違います。
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 猿害に悩まされている農家では「そんな薬があるなら日本に持ってきてくれ。」ですが、寒くて猿が住めないロシアでは「猿は貴重な動物だから毒を飲ませて殺してしまうなんてとんでもない話だ!」じゃあ、人間ならいいのかよ!

 寒くなるほどおいしさを増す大根。鍋物が楽しい季節になりました。
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 「今日から寒くなりそうです。今の気温は−3度ですが、明日の朝は−10度になるみたいですよ。」
 夜、ウラジオストクの友人との電話での会話。壊れた暖房も回復したようです。

 数値の上ではウラジオストクは決して寒くは無い(ロシアの中で)ようですが、海辺の湿気を含んだ風が吹くので体感温度は厳しく感じます。
 冬、−40度のハルビンからウラジオストクの空港に到着した時、”温かい”と感じましたが、市街地に行くと海風が体温を奪い、いたたまれない寒さを感じました。

 群馬県の冬は空っ風が有名ですが、山間地の我が家のあたりでは風は山の上を通り抜けていくために空っ風がありません。変わりに雪が降ります。
 前橋方面に行くと、トラックやバスがひっくり返るほどの風が吹くことがあります。外を歩くとこの山奥よりも寒いのでは?と強い風に体温を奪われますが、自動車や家屋の中にいると”これで冬なの”と思えるほど暖かく感じます。
 風が吹くか吹かないかで寒さはまったく別物に感じます。

 日曜日にウェイ君がマレーシアに帰るのでお土産持って挨拶に行ってきました。成田から直接クアラルンプールに帰るのか?と思ったら、タイのバンコク経由で帰るそうで、理由はそのほうが安いから。
 機内サービスはどちらがいいの?ときいてもこのルートしか使ったことがなく、機内サービスなんてものを気にしていないから何のことかわからない。
 「ご飯は自分で用意するから、飛行機の代金をもっと安くして欲しい。」原油高で航空運賃は値上がりばかり。その気持もよくわかります。

 来週はセルゲイ君がウラジオストクに帰りますが、「しばらく離れていたのでまた町の様子が変わっていると思う。」と変わりゆくウラジオストクを楽しんでいるようです。「ロシアは豊かになっています。でも僕たちの給料は変わらない。」日本も同じです。
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オークション

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 中古自動車のオークションに行ってきました。
 この何年かで中古自動車のオークションの主役は外国人バイヤー達に奪われてしまい、日本の業者が買い負ける事態が続いていますが、その外国人の手先として行ってきました。

 事前にネットで出品車両をチェックしてありますが、オークションが始まる前に現物をチェック。写メ−ルをウラジオストクに送るあわただしい時間帯。
 
 やはりと言うべきかパキスタン人が多く、私の近くでロシア語で電話をしているパキスタン人がいました。何回か顔を合わせたことがあるパキスタン人で紳士のおじさんです。
 ここで競り合っても得は無いので、情報交換しながら「談合」。「日本の業者がいるから、英語かロシア語で話しましょう。」と言われ、なんとなく欧米列強の手先となって国を売るスパイになってしまったような気分でしたが、「この年式の自動車はここをチェックすること。」と車種によるチェックポイントなどを教わりました。


 予想していたとは言え、ロシアの関税が安い年式の自動車のオークションが始まると恐ろしい勢いで数字が上がり、電話片手に「どうする?どうする?」
 国内外を問わずインターネットでオークションに参加している人もいるので、”こりゃぁ、ネットで落とした番号だろうな”と思われる番号も見当たりました。

 たぶんニュージーランド人だろうなと思われる癖のある英語を喋る男性を引き連れた日本女性がオークションに参加していたり、アフリカ系の人たちが来ていたりと、日本対外国のような構造で情報が飛び交う異様な世界でした。

 よく顔を合わせるイラン人が来ていなかったので電話をしてみると「今日は浦和レッズとセパハンの試合があるじゃん。だからそれからスタジアムに来ているのね。残念だけど、セパハンが勝つよ。悪く思わないでね。セパハンがアジアのチャンピオン!」
 仕事そっちのけでサッカーを見に行ったようですが、気をつけてみるとイラン人が一人もいない。「オークションはいつでもあるけど、日本でイランにチームが試合することなんてめったに無い。できればオークションのたびにイランのチームが来日するとありがたい。本当はサッカーチームと一緒にイランに帰ってくれるともっと嬉しい。」といつもイランと競り合っているスリランカ人が皮肉たっぷりに喜んでいました。
 それこそ残念ながら周知のとおり浦和レッズがアジアチャンピオンになってしまいました。

 オークションが終わるまでの6時間、夕方まで昼飯も食べずの心理戦でした。
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エレベーター

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 12階建てアパートの10回に住んでいる某女性会員。先週、お父さんと一緒にエレベーターに閉じ込められて3時間後に救出されたそうです。
 このところ頻発に起きている停電?かと思ったら、構造上の故障だったそうです。

 動き出して程なく、2Fと3Fの間で停まってしまったそうですが、ロシアの場合、英国式に1Fを0Fと数えることが多いので、日本で言うなら3Fと4Fの間かも知れません。

 最初は慌ててドアを叩いたり声を上げたりしていたそうですが、お父さんは落ち着き払って、娘に「携帯電話を持っているか?」と尋ね、携帯電話から自宅のお母さんに連絡。お母さんがアパートの管理者に連絡をしてエレベーターの技師を呼んだようです。

 閉じ込められている間、お父さんが突然昔話を始め「こんな時に何を言っているの?」とあきれたものの、いつのまにかその話に引き込まれて、助けが来るまでの間取り乱すこともなくお父さんの話に聞き入ってしまったそうです。

 いざという時に頼れる男になりたいと思ってはいるのですが、日々苦戦しています。


 日曜日にマレーシアに帰国するウェイ君は日本でカレーうどんに遭遇して「この世にこんなにうまい食べ物があったのか!」と激しく感動し、スーパーでカレーを大量に買い込みました。
 マレーシアにはインド系移民も多いので「日本のカレーをインド系の友達に紹介する。」と気合が入っています。
 ”インド系にただ食べさせても面白くないから、牛肉入れてビーフカレーにしてやれ!”ととんでもないアドバイスすると「ダメだよ。そんなことしたら友達がヒンドゥーの神様に殺されちゃうよ。」

 ウェイ君は中国系なので食べ物の禁忌はありませんが、肉類は鶏肉が好み。
 カレーうどんと同じく「この世にこんなにうまい食べ物があったのか!」と感動したのがヤキトリ。
 スーパーの駐車場に軽トラでやってくるヤキトリに出合って、「あの黒い甘いタレがほしい!」と、ヤキトリのタレも買い込んでいました。
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寒さ

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 「まだ冬の寒さではないけれど、寒さが気になる季節です。」とウラジオストク事務所の男性スタッフが言うには、「またアパートの暖房が故障してストップしました。」

 週末、停電と暖房の故障に見舞われたものの、寒さにめげず中間達と鉄砲を持って猟に行っていたので直接影響をこうむっていなかったようですが、「外が寒いのは仕方が無い。でも家の中まで寒くては困ります。」

 ロシア人に言わせれば、外は寒くないけれど家の中は寒い日本の家屋。これを嫌がるロシア人は多いです。
 我が家のように人里離れたかその土地は問題外ですが、建物が密集する都市部では地域冷暖房が省エネルギーにもつながると思います。ムダが指摘される道路に使う財源を少しずつ冷暖房インフラにまわせば?

 今年は石油が異常に高いので、この冬の暖房のことを案ずると気が気ではありませんが、それでも何とか生き延びてしまう日本人も強いと思います。

 「ロシアは冬が一番美しいと思う。」と言えば、「目で美しいことと、肌で暮らしやすいことは別です。」と、深い言葉をいただきました。何事もそう思うことは多々あります。
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光州

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 先週、韓国人の奥さんを持つ中学時代の同級生に男の子が生まれたと聞いたのでパンパースと手土産を持ってお祝いに行ってきました。今日は仏滅。

 三人めで待望の男の子誕生で、奥さんが「やっと役目を果たした。」とご満悦。でも、この家族感覚は東アジア人でなければ理解できないでしょうね。

 韓国では子供が生まれるとクムジュルと呼ばれる注連縄を家に飾る習慣があり、男の子の時はその注連縄にトウガラシをぶら下げます。女の子の時は炭だったと思います。
 注連縄は3週間飾られ、その間は家族以外立ち入ることができないと聞いていたので遠慮していましたが、クムジュルらしきものが玄関に貼り付けられていたものの、「ここは日本ですし、もう韓国で昔の習慣になったことですから気にしないでください。」と言われました。

 このコリアン奥さんはほとんど訛りの無い日本語を喋るので、言われないと外国人だと気がつきませんが、光州に近い田舎町の出身で、日本同様嫁不足の土地。
 お兄さんは中国のハルビン界隈の朝鮮系の嫁さんをもらった同民族国際結婚。

 共産党が文化を破壊した中国よりも韓国のほうが古い因習が残っているので、「礼儀を知らない嫁だ」と苦労しているようですし、同じハングルと言っても微妙に言葉も違うので、これもまた苦労の種だそうです。
 「私の場合大学も出ていますし、生活は韓国に帰ったほうが良い暮らしができたと思いますが、人間関係は日本のほうが生活しやすいと思います。」と、意外な言葉が返ってきました。

 光州の郊外出身と聞いたので、以前日本の中日ドラゴンズで活躍していたソン・ドンヨル投手の出身地に近いのでは?と聞いたら30kmほどはなれた場所だそうで、地元の英雄の一人だそうです。
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食わず嫌い

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 年齢を重ねることで食べ物の好みが変わることは珍しくないのでしょうが、私の場合も30代をさかいに肉より魚類が好みに変わりましたし、それまで嫌いで食べることができなかった食べ物が、好みに変わってしまう経験をしました。
 キンピラゴボウなどその一つで、たぶん、ゴボウの泥臭さが好みではなかったのでしょうが、こんなにおいしいものを食べなかったのだろうか?と食わず嫌いを悔いたものです。

 ゴボウと言う素材は元々中国から薬用として入ってきた植物らしいのですが、外国人にはなかなか理解してもらえないようで、第二次大戦中には捕虜になったアメリカ兵にゴボウを食べさせたことが「木の根っこを食べさせた」と、東京裁判で戦犯処罰の要因にあげられるなどの曰くつきです。

 少なくも、ロシア人の口にはキンピラゴボウがあうようです。人参は向こうでも調達できるので、ゴボウとゴマを持って行ってウラジオストクで作って披露したことがあります。
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 なぜ突然食べられるようになったのか?不思議なんですが、椎茸もそうです。20代の頃、椎茸を食べることができなかったのに、30代半ば頃から椎茸を食べられるようになり、今では大好物の一つ。

 今年の秋はほとんどキノコ採りに行けませんでした。キノコ料理を食べないうちに冬になってしまったなと振り返っています。

 キノコと言えば、いわゆる天然物のキノコではなく、工場で生産されたようなキノコが市場の中心になっています。
 一年を通じて安定供給で同じ価格。消費者とすればありがたいのですが、キノコ採りを副収入にしていた山岳民族の身としては”くやしい”。

 それぞれのキノコに独特の香りがあり、これもまたキノコのおいしさに他なりませんでしたが、風味の薄い人工物のキノコがポピュラーになると、癖の強い天然物の風味が喜ばれないこともしばしばあり、本物を知らないのが残念だなと思うこともよくあります。

 キノコのグラタン。
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 ロシア風キノコご飯?キノコの下にはタマネギが敷き詰められ、オーブンで焼きます。

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冬です

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 立冬。暦の上では冬です。

 現在は冬時間なのでウラジオストクとの時差はプラス1時間。日本より西にあるのに、ウラジオストクの時計は日本よりも1時間進んでいます。

 2時間の時差があったサマータイムより時差が1時間つまるだけでも大きな違いで、1時間の時差ならほとんど気にすることなくリアルタイムでやり取りができます。

 2時間の時差は一見「あってないようなもの」ですが、向こうの時間で朝7時に電話をかけてくればこちらはまだ明け方の5時。「こんな時間に誰か亡くなったの?」とどきりとするけど、「仕事に出かける前に電話したんだ。」
 こちらから電話をするにも夜の十時なら向こうは深夜12時。「迷惑になるのでは?」と躊躇してしまいます。
 私にとっては大きな一時間ですが、モスクワとやり取りをしているウラジオストクの友人が言うには、「モスクワとの時差は変わらないので、不便であることには変わりない。」外国の日本のほうが時差がはるかに少ない。
 「ソビエトが日本を占領していればもっと良かったのに。」ととんでもないことを言っています。


 近年の日本の若者のレジャーの消費動向はカラオケや携帯電話などで、移動を伴わない身近なところで楽しむ傾向にあるようで、自動車など「軽四輪で十分」と興味を持たない人が多いそうです。

 遠くに出かけるということが億劫なのか?昨今の原油高が背景にあるのか?若い人たちの行動半径が小さくなっているようです。
 「好奇心」、興味を持つ範囲が狭くなっているような思いもします。

 1970年代のオイルショックの時は「省エネ」を錦の御旗に、日曜日にはガソリンスタンドが休業させられたり、テレビも深夜番組がなくなったりと、国をあげて取り組んだものですが、反面、噂話が一人歩きしてトイレットペーパーなど「買いだめ」パニックがありました。
 情報が多様化して、その時代よりも流言飛語に流されないよう進化しているのか?あるいは興味がなくなっているのか?どちらかと言えば後者のような気がしますが、落ち着いています。

 好奇心だけで現実とのすりあわせができない稚拙な人も考え物ですが、多様なことに興味を持てない「心が死んでしまった」人も増えているのかな?などと考えることもしばしばありますが、20代の若い人たちとの「興味」の接点が少なくなっている思いがします。

 人と人とのかかわりは共有できる「興味」があって成り立つもので、一見仲の悪そうな夫婦だって、強烈な「興味の共有」、「価値観の共有」があるから成り立っていると思います。
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踏み出す。

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 とらぬ狸の皮算用。「計画」とは「現実」を軸に意味がまったく違います。
 「現実」と「希望」のバランスを間違えると、「こんなはずでは・・・」と、失望するだけですが、「現実」一辺倒で「希望」を持たない人は何事も腰が引けているので魅力などありません。
 
 年齢を纏うほどに「現実」から足を踏み出せなくなってしまうもので、「失敗」が恐いだけではなく、何かことを起こすことが「億劫」に感じることも多いと思います。
 そのくせ、夢だけは独走するので「とらぬ狸の皮算用」ばかり増えて意のままにならない悪循環。一歩踏み出すまでが大変です。

 割りきりが早いというのか?腹をきめると女性のほうが大胆だなと思うことはよくあることですが、きっと、周囲やそのしがらみなど見えないからかもしれません。男性のほうが社会的動物です。

 リストラ候補にあげられてしまった私の同級生、生活のことや将来のことなど気がかりが多く、馬鹿にされようが踏みつけられようがしがみついていくべきか?まだ身動きが取れるうちに新しいことにチャレンジしようか思案していましたが、「あんた一人くらいなら私が食べさせてやるわよ!」と、先に行動してから考える奥さんが惣菜のデリバリーを起業。
 「法律や手続きのことなんか何もわかっていないからできるんだよな。」と、今や奥さんの会社の一社員になって、「女房の女房役」をしています。
 
 一歩踏み出すか踏みとどまるかよりも、踏み出してから努力することのほうがはるかに重要なことだと思います。
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寮生活

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 私立女子高校で3年間の寮生活を経験してきた近所の若奥様の話を聞いて感心しました。
 最初は「ハリーポッターみたい」と憧れていたものの、蓋を開けたら「自由の意味がわかった!」

 彼女が通っていた女子高校では校庭を挟んで寮があり、門限は5時。夕食後は消灯時間まで部屋で静かに過ごす。
 各部屋の前で点呼を受け、この時間から外出は禁止。朝は6時起床で、点呼、体操、朝ごはん。帰宅は月に2回だけ。

 ”刑務所みたいだね。”と言うと、「刑務所は国のお金で運営しているけど、私たちは親が学費を出して懲役3年の刑務所生活を経験させられた!」
 木彫りの熊の人形や家具作りなんかさせられたのでは?と聞くと、「そういうことはやらされなかったけど、貧困の国に送る衣服など作ったことはあります。」

 卒業して自由になるとその反動が出てしまったようで、デキチャッタ結婚してこの近所に嫁いできたわけですが「だから花嫁学校なんですよ!」過疎の村にはありがたい話。

 厳しい抑圧も多少は世の役に立つものです。

 「先週からやっと暖房が入るようになりました。」と言うのはウラジオストク事務所の男性スタッフ。彼のアパートの老朽化した暖房装置が故障し、建物の外に暖房のスチームが噴出していたようですが、同じ時期に他のアパートでも同様の故障が起こるために、修理の業者が来るまで1週間。
 「壊れたところを修理すると、別の古い部分がすぐ壊れるので、なおるまで時間がかかります。」
 3年前、別の友人のアパートでは修理が終わるまで2ヶ月かかっていたので、5日で修理を終えたのは画期的?
 「私の予想では、まだ古い部分が残っているので、また暖房が壊れると思います。」
 彼の予想では「不幸は最悪の状態で訪れるので、一番寒い1月にまた暖房が壊れると思います。」と、飄々としていました。
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東京モーターショー

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 今日は千葉市の幕張に足を運んで東京モーターショーを見て来ました。


 結論から言えば、人が多すぎてほとんど自動車を見られませんでした。が、ディズニーランドはいつでも行けるが、モーターショーはこのときだけとガイジンさんは大張り切り。
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 スバルのブース。人ごみを掻き分けてこの位置にたどり着くまで数分かかりました。
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 スズキのコンセプトカー。ステージの上の高い位置にあったので良く見えました。
 近くにフェラーリのブースもありましたが、マニアがべったり張り付いていて人が流れることもなく近づけませんでした。
 当然のことかもしれませんが、外国人が注目するのは日本車ブース。
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 毎回来ているという人が言うには、回を重ねるたびに台数が少なくなって、面白いコンセプトカーが少なくなっているそうで、その代わりに来客の数だけは多くなっているそうです。

 1千万円を越えるジャグァー。係りの人が神経質そうに磨いていました。この原油高のご時世だけに向かい風では????
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 どうしても自動車よりこちらに目が行ってしまう性格なので、目的がいつのまにか変わってしまい困ったもんです。
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 気に入ったメーカーや興味あるコンセプトカーより、きれいなお姉さんがいるブースに引き寄せられ、人ごみを泳いでようやく前に出られたと思ったら、お姉さんのイベントが終わり自動車しか残っていない。
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 しかたないから自動車の写真でも撮ってくるか、と、完全に目的を見失っていました。
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 帰りは駐車場を間違えてしまい、自分の自動車を見つけるまで1時間を要しました。
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笠間稲荷

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 茨城県の笠間稲荷に行ってきました。
 我が家の界隈では「笠間稲荷参り」はよく耳にしますが、私は一度も行ったことがありませんでした。


 菊人形展を楽しみに行ったら、思わぬお祭りイベントに出くわしました。
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 茨城大学の落研が寄席をやっていたので、中に入って落語も楽しんで来ました。
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 3年ほど前に近所の家が笠間稲荷でお稲荷様を一式かって来ましたが、稲荷様を販売している店がありました。
 なんと、この赤い祠には「特売品」の値札が貼られていましたが、神様に「特売品」が妙にミスマッチに見えました。ちなみに20万円ほどでした。
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 店の中には銅葺きの祠がたくさん並んでいました。店内は異様な輝きを見せていました。
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 せっかくだから海を見に那珂湊へ足を運びました。
 その昔「俺達の旅」と言うテレビドラマで中村雅俊演じるカースケのふるさとが那珂湊だった記憶があります。

 港の外は波が高かったようで、防波堤にぶつかる並の水しぶきが見えましたが、湾内は静かでした。

 水産高校の実習船だそうです。
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 海の無い群馬県人は魚市場に行くと妙に気持が高鳴りますが、海の魚のことなどほとんど知らないので”どうやって食うの?”とわからない魚ばかり。
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 カニを見たら「ロシア産」
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 カニばかりか、シジミまで「ロシア産」しかも「樺太産」でした。
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マラソン大会

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 小学校のマラソン大会の手伝いに行ってきました。
 今年の3月で廃校になってしまう私の母校ですが、当時の校舎もありませんし、校庭も改修の時に大きく変貌してしまったために何の面影もありませんが、ここから眺める景色は変わっていません。

 この校庭のあたりはかつて桑畑で、私が小学生の時に、将来の自分宛のメッセージを入れた21世紀に掘り返すタイムカプセルを埋めましたが、校庭の改修の際土砂もろともどこかに運び去られてしまったようです。

 私が小学生の頃はマラソン大会の上位入賞者に米や麦や野菜などが副賞として出たために夢中になったものですが、今にして思えば”ひどい生活していたんだなぁ”と恥ずかしい思いもします。

 最近、マラソンクラブなるものができて、小学生でも合理的な走法を学んでいる子供がいます。もちろん、親の趣味の延長線上にある一面も大きく、果たしてこれがよいのだろうか?と疑問も感じています。

 子供が走る姿に歓声を上げる親の姿は心温まるものですが、小学校低学年の子供に並走して声援し、更にその子供より早く走ってしまうお母さんがいたのには驚くを通り越してあきれてしまいました。
 それだけならまだしも、ランナーが道路を渡るために交通整理している私に向かって「そこの太ったお父さん!邪魔!早くどいて!」とそのお母さんは一括して走り去っていきました。

 まだ騒ぎが続いている亀田親子や、娘の七光りで参議院になってしまったゴルフの横峯なんたらにしても、”なんか勘違いしていないか?いつまで主役でいるつもりだ?”と首を傾げたくなります。


 私が小学生の頃の一学年分が全校児童の数。

 私など三人兄弟で、私の世代では平均的かもしれませんが、三者三様で個性がそれぞれ違うので、親もまた接し方や育て方が異なっていたような気がします。

 子供の数が少ないと親は「個性」の違いや育て方の違いをどう肌で感じるのだろうか?
 画一的になりすぎるのではなかろうか?

 子供がどうこう言う前に、親に品格の再教育を????
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原油高

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 原油高でガソリンが11月からまた値上げ。昨日、通りすがりにガソリンスタンドに並ぶ自動車の列を目にしました。
 スタンドに勤めている知り合いが、まだすぐには値上げしないと言うので、今日灯油を買いに行ってきました。
 「在庫があるのでまだ2−3日は値上げしないと思うけど、みんな昨日買いに来たので今日はさっぱりだよ。アメリカがアラブをいじめるからだよ。」

 1970年代後半のオイルショックよりもはるかに大きなオイルショックではなかろうか?と思います。

 レギュラーガソリンは夢の(悪夢の)150円台に突入するようです。
 世界的に値上げになっているのもちろんですが、小売価格はUSAでは1リットル当たり80円前後、中国も同じくらいの価格だそうです。
 産油国のロシアは?130円前後と日本と変わらない価格帯。

 昨年、バレル55ドルを越えた時#こんな馬鹿なことは長く続かない”と思いましたが、今や90ドルを越えています。

 「ロシアでは裕福な人は更に裕福に、そうでない人は更に苦しい暮らしを求められます。」とウラジオストクオフィスの談。
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