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タミフル

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 タミフルが効かないインフルエンザが出たようです。
 私の知り合いは2週間前にインフルエンザを患い、タミフルを処方してもらったら2日で回復してしまったと喜んでいました。インフルエンザも恐くないなどと話していましたが、効く薬があるのと無いのでは大違いです。

 ファーファイア君が風邪気味、多少調子が悪くても無理して働く男なので、インフルエンザにならないよう無理やり休ませましたが、今日は体調も復調したようで「良く寝たらなおった!」
 セルゲイ君にロシアの風邪薬をもらったそうで、彼は「この薬が効いた」と喜んでいましたが、ロシアの風邪薬なんて強い睡眠薬のようなもの。つまりは寝て治す。眠ったまま二度と起きられなくなりそうなので私は服用したことがありませんが、睡眠こそ治癒の基本?

 昼過ぎ、ウラジオストクから「3月末にこちらからバイヤーが日本に行きます。日本は初めてです。日本語はできないけれど、英語も喋れません。」
 ほ〜そりゃ大変ですね。ご苦労様です。と言いつつも、いやな予感が。
 「もちろん、あなたがお世話してくれますよね。」
 手がかかりそうで気が重いけれど、気力でインフルエンザを予防せねば。
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崩し字

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 近所の若夫婦、3月3日に女の子を出産予定でしたが、一週間早く世に出てしまったそうです。
 「どうせ早く産れるなら2月29日が面白かったのに。」と若いお父さん。

 高齢化が加速する地域なので、子供が増えることは大歓迎で、7年後の小学校入学予定が5人になります。このところ、新入学が一人二人だったので、「今年は多いぞ!」と喜んでいます。
 かくいうその小学校も統廃合のために今年度で廃校になり、4月から通学もスクールバスになるので、今までのように通学路に立って子供達の通学を見守る必要もなくなります。

 今日も夕方から吹雪になりましたが、私は肋骨骨折のために通学路の雪かきを免れています。この作業もこの冬が最後なので、顔を出しておきたいので、明日は早く起きてスコップ持って出かけようと思っていますが、面倒な作業がなくなるのはありがたいと思いつつ、さびしい思いもしています。

 昼頃、ウラジオストクに電話をしたら、「また読み方のわからない住所があるのでFAXで送ります。」メール添付ではなく、FAXと言うのでおかしいな?と思ったら、手書きの文字が崩し字で、何を書いてあるのかわからない代物でした。
 なんとなくわかるような住所でしたが、私も自信がありません。電話番号があったので電話をして確認したところ、年配の男性。「悪筆で申し訳ありません。」と恐縮していましたが、日本人だって読めない日本語ですから、外国人には荷が重いのも当然。

 とりあえず何とか読めたので、日本人の面目は保たれました。
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治療院

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 お昼時、ロシア人たちとファミレスに行ったら、私の後ろのテーブルで4−50代のおば様たちがランチタイムの混雑にもかかわらず、延々とおしゃべりをしていました。

 血色も体格も良く、どう見ても悲壮感漂う病気とは縁がなさそうなメタボリック系の50代の女性が、自分は体が弱く、最近も危うく死に掛ける病気になったと話し、他の女性も自分はどこが悪い、と、虚弱を自慢していました。
 そんなに健康に問題があるならファミレスでコレステロールを上げるようなものを食べていないで、粗食に耐え、日々肉体を酷使したほうが健康が取り戻せるような奥様方でしたが、彼女らが何を話しているのか説明すると、セルゲイ君があからさまに不快そうな顔をしました。

 迷信と言えばそれまでですが、不吉なことを言うと不幸が襲い掛かるからと口にしなかったり、病気について喋ると病気になるからと口をつぐんだりするロシア人。「なんて気味悪い会話だ!」と怪訝そうでした。
 日本人は気軽に口にしてしまいがちですが、相手が病院の医者でも無い限り、自分の持病の話など安易に持ち出す話題ではありません。

 病気とは関係ないと思いますが、怪訝な顔していたセルゲイ君もこの日曜に整体マッサージを受けてきました。
 先代のセルゲイ君は私の知り合いの中国人の奥さんが働いている治療院で、中国式の整体マッサージを受け、疲労が取れてすこぶる調子が良かったそうで、ウラジオストクでそれを耳にしたセルゲイ君も、背中の筋肉がおかしいとその治療院に行きたがっていました。

 ところが、親切な社長さんが「俺の行きつけのマッサージでもっと効くところがある!」とセルゲイ君を拉致して連れて行ったのが、荒療治で有名な治療院。私たちの間ではその名を聞いただけで疲れが吹き飛ぶと言われる治療院。
 私も腰痛で一度足を運んだことがありましたが、柱に縛り付けられ、えい!やぁ!とあちこちひねられ、ただ痛いだけでした。効く人には効くのでしょうが、私にはむきませんでした。

 セルゲイ君がどんな目にあったのか想像するだけでも不憫ですが、筋肉痛はなおったけれど、二度と行きたくないそうです。
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感性?

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 「あげまん」「さげまん」と言う言葉が流行ったのは20年ほど昔のことだと記憶していますが、伊丹十三の映画で「あげまん」というのがありました。
 確か、この映画の説明で「あげまん」の「まん」は「間」のことで、「運」のことを意味しているような言い訳をしていたおぼえがあります。では、なぜ男性に対して「あげまん」「さげまん」と言わないのでしょうか?

 昼食をとりに立ち寄った信越自動車道の藤岡のサービスエリア。
 平日で客が少なかったこともあって、奇妙な空間でした。


 饅頭をフライにしただけですが、「何でこの名前が面白いの?」と外国人に問われて説明に苦慮しました。
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 さらに、何で高速道路のSAに遊園地があって、何の意味があるのか?わからないような小さな観覧車もあり、その上、客が一人もいないのか?まさかいま問題になっているガソリンの税金が使われているとか???
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 「感性がおかしい。日本にも変な人たちがいる!」と、巨大なカツカレーを食べてきました。
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大雪

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 大雪に見舞われた一日でした。
 幸い今回の低気圧の間、私の周囲では飛行機や船に乗る人がいなかったので心配はありませんでした。

 何でこんなところに自動車がつっこんでいるの?と、田んぼに落ちた自動車を引っ張り出ス手伝いにかり出されました。

 吹雪が段差を埋めてしまったために道路も田んぼも一面真っ白で平らになってしまい、地元の人ならT字路で、正面が田んぼとわかっていても、よそから来た人にはわからない?
 八王子ナンバーのラリー使用のランサー・エボリューションが田んぼに突き刺さっていました。

 イージス艦と漁船の衝突事故で、各テレビ局に防衛大臣が引っ張りまわされています。
 高性能レーダーを搭載したイージス間でさえ、使う側がその能力を引き出せなければ宝の持ち腐れです。

 元ソビエト海軍でそのレーダーを担当していたウラジオストクの友人は「僕はこのようなミスをしたことはありませんでした。古い軍艦でしたが、レーダーを使う人間が優れていたのです!」と自慢しています。
 プラスチックでできているボートや小型漁船などはレーダーで把握しにくいそうですが、狭い湾内を軍艦、商船、客船、漁船からヨットの果てまで往来するアムール湾。更に霧が湧き出鹿飼が悪くなることもしばしば。
 「狭いから逆に事故が置きにくいのです。みんな注意をしています。外の海に出たときが恐いのです。」
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悠長

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 モデムの不具合でネット接続ができなくなり、出かけていたこともあって、修復まで2日かかってしまいました。

 国や政府は何にもしてくれない。なんてことを言う前に、最初からそんなものを期待していない我々山間僻地の住民。何でも自分たちでやらなければなりません。
 夕方から吹雪になってきて、久々に大雪になりそう。
 強風で電線が切れて停電になり、災害対策委員に召集の連絡が入りました。
 電線はすぐに電力会社が来て修復してくれましたが、ファンヒーターなど電力を使う暖房を使っている家庭も多いので、電力回復後に過剰電流でこうした機器に異常が出ないように、各戸を回って電源を切っておくように連絡したり、修復作業の進行状態などの説明に回りました。
 そのた、お年寄りだけの世帯の見回りや除雪、風で吹き飛んだ危険物の撤去など、作業の確認をして、今夜はご苦労さんになったのは夜中の1時過ぎ。

 共同浴場で温泉に浸かっていると、見回りを終えた消防団員の若い衆が入ってきました。
 停電前にこの共同浴場でひと風呂浴びていたそうですが、突然停電になり、「そのうち電気がつくだろう」と待っていたそうです。
 ほどなく、蝋燭を持った近所の人が来て「電線が切れたみたいだ。しばらく停電が続くぞ!」と、蝋燭の明かりでまたひと風呂浴びて家に戻ると、消防団の召集。
 「電球の明かりもありがたいけど、蝋燭の明かりで入る風呂もいいもんでしたよ。」と悠長なことを言っていました。

 自然の猛威に翻弄される生活でできることは「耐えること」で、耐えるためには「発想を切り替えること」。悠長でなければ生きられない?
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四駆

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 世界第二位の産油国ロシア。この原油高でバブルの好景気と言われていますが、「物価は値上がりしても収入は変わらない。」と友人はぼやいています。
 昨年、燃費の好い新しい自動車に買い換えたものの、ガソリンも高くなったので、以前ほど出かけることも少なくなったとか。

 「日本はハイブリットの自動車があるからいいですね。」と言われても、私の周囲にハイブリットの自動車に乗っている人もおらず、どのくらい燃費がよいのか?実感もありません。

 草で走る自動車?


 我が家のご近所の大工さん。二輪駆動のトラックで建材を運んだものの、雪で動かなくなりタイヤチェーンを装着。その作業中にポケットに入れた携帯電話を落としてしまい、更にチェーン装着作業のためにトラックを動かした時、その携帯電話をトラックが踏みつけてしまいました。

 「燃費なんぞ゙少しくらい悪くったって、四輪駆動でなきゃだめだよ!」
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 幸いなことに中に入っていったフォーマカードは無事だったので、機種を新しくしてすぐ使えるようになったそうです。
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原点

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 お昼時の喫茶店で、顔なじみの事務員さんたちと「家庭」について雑談していると、40代半ばの事務員さん(未婚)が、30代前半と20代後半の事務員さん(共に既婚者)に向かって、「ねえ、女の人にとって、自分が好きな人と結婚することと、自分のことを愛してくれている男性と結婚するのでは、どっちが幸せなんでしょうか?」
 
 しばらく唖然とした「間」が流れ、「妥協だよね。お互いの妥協だよね、結婚なんて。」 「そうそう、そんなこと考えたこともなかった。」と既婚者の弁。

 なるほど、それで婚期を逃してきたのか?天然記念物のような人だな!と思いつつも、少なくも年齢的には質問する立場が逆がはあるまいか?・・・。

 それにしても、原点に立ち返るような素朴な質問に一本とられました。
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Москва слезам не верит

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 Весеннее Танго 春のタンゴ。
 その昔のソビエト時代にアンナ・ゲルマンが歌っていましたが、今回は若かりし頃のタチアナ&セルゲイ・ニキーチン夫妻の歌でどうぞ。

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 ニキーチン夫妻と言えば映画「Москва слезам не верит(モスクワは涙を信じない)」のテーマソング「アレクサンドラ」を世に広めた有名なデュオですが、私は晩年の姿しか知らないので、この若かりし頃の映像を見たときに別のグループかと思いました。
 と、言うより、演芸会場の夫婦漫才か?と思ってしまいました。

 私と同世代のウラジオストクの友人は若かりし頃、このタチアナさんが憧れの女性だったそうです。晩年の姿しか知らないので「どこが?」と笑っていましたが、若かり頃の映像を見ると、知的で聡明そうな美しさを持った女性だとわかります。
 この夫妻は、元々はモスクワ大学で物理学を専攻していたというカレッジフォークシンガー。
 
 「(Москва слезам не верит) (モスクワは涙を信じない)」と言えば1980年に黒澤明の「影武者」を抑えてアカデミー外国映画賞を取った映画ですが、こんな映画のどこがいいんだ?と最初に見たときは思ったものです。
 後にロシアに関わりが深くなったり、ロシアの事情がわかるようになる、と言うよりも、女性が「自立する」ことを容認できるようになってきて、なるほど深い映画だと感慨深く見られるようになりました。

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 とあるロシア人の奥様方は異国の日本でこの歌を合唱しながら泣いておりました。
 地方から都会に出てきた女性や、祖国を離れた女性たちにとって「くじけちゃいけない」と心を支えてくれる歌の一つなんだそうです。
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骨伝導

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 日本では自動車運転中の携帯電話の使用は交通違反ですが、以前、警察官に聞いた話では、運転中に携帯電話を手にした時点で違反成立なんだそうです。

 両手がフリーになるイヤホーン式の骨伝導マイクも普及しているようですが、独り言を言いながら歩いている姿は不気味に見えます。

 コンビニに肉まんを買いに行ったら、「お前のこと好きだからこんなに苦しんでいるんじゃないか!何でこの気持がわからないんだ!」と。凄絶な愛の叫びをしながら入ってきた青年がいました。
 ”何物だ?この男は!”と、私もびっくりしましたが、コンビニのおばちゃんも肉まんを持ったまま動かなくなってしまいました。少なくもこのおばちゃんが愛の告白の対象ではないことは当人以外誰でも気がつきそうなこと。
 
 その青年は買い物カゴを手に取り、愛の告白をしながらジュースやサンドウィッチをカゴに入れていました。
 ほどなく、イヤホン式の携帯電話で喋っているのだと気がつきましたが、当人は自分の世界に入っていて気がつかないにしても、なんか不健全。
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滑舌

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 一昨日、コンテナーの荷物の上から滑り落ちて胸から着地した結果、肋骨に亀裂が入ってしまいました。一昨年の骨折に比べれば痛みもそれほどではありませんが、昨夜は寝返りをうつたびに目が覚めました。

 薬局に塗り薬を買いに行ったら中国人の奥さんに会いました。春節で里帰りしていたと聞いていたので、まだ帰ってきていないと思ったら、「一足先に昨日帰って来ました。」
 実家で脂っこい中国料理ばかり食べていたら太ってしまったようで、ダイエットのサプリメントを買いに来たのだそうで、お茶のようなサプリを買っていました。

 ダイエットと言えば、ウラジオストク事務所の女性スタッフが年に何回か断食ダイエットをしますが、男性スタッフ曰く「ダイエット中の女性は神経質になるので、こちらも気を使います。」
 日ごろから体を動かせばよいのですが、「仕事が忙しいので、スポーツセンターにいけません。」と当人は運動不足のいいわけをしています。

 ウラジオストクの事務所と取引のある三重県の会社。書類作成など私が間に入っていますが、よく考えると、こちらがお客様。
 でも、この会社の女性事務員の言葉がきついと言うのか?滑舌が良すぎると言うのか?河内弁の様な歯切れの良い言葉で、マシンガンのように言葉を連発。電話で話していると、立場的に私が下請け仕事をしているような状態に追い込まれてしまいます。

 先日、その会社の男性スタッフがこちらに来た時「強そうなお姉さんですね。」と彼女の話題になりましたら、「電話でそう感じましたか!実物はもっと恐いです!」
 さらに、「あなたは特にゆっくり柔らかく喋るから、大介花子の漫才のようになるんですよ!」
 何か対処法無いですかね?と、問うと、「あのキャラですから、寿退社も望めないし、慣れてもらうしかないですね。」

 女狐め!と思いつつも、キツネの足跡かな?

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転落

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 「このところ、毎日毎日温かくなってきました。今日のウラジオストクは−2℃です。」と、ウラジオストク事務所とのやり取り。

 昨日メールを出しに事務所に来る女性会員がいましたが、勤務先も住んでいる街も事務所から離れた場所なので、職場からバスを乗り継いで事務所まで来て、帰りはスタッフが自動車で家まで送り届ける大仕事。天候も大きく影響します。

 寒冷地に住んでいると、ロシア人が言う「冬の一番厳しい時期は過ぎました。」も、その気持がよくわかりますが、日本はここに来て冬が復活?
 我が家の界隈は昨夜から吹雪になり、今日の午前中まで荒れていましたが、午後から雲が消えて太陽が顔を出すと、日当たりの良い場所の雪は消えてしまいました。なるほど、春になってきているのだなと思いつつも、まだ忍耐の季節です。

 今日はロシア向けのコンテナーの詰め込み作業がありましたが、その作業中2mほどの高さのところから見事に滑り落ちてしまいました。私が落ちる様子を見ていたセルゲイ君の話では、突然私の姿が消え、足が見えたと思ったら、地面に横になっていたそうです。
 柔道で投げられた時の用に右半身で地面に落ちたようで、しばらく呼吸ができませんでしたが、手足も動いたので”骨は折れていないな”と呼吸が戻るまで待って起き上がりました。

 「日本車も頑丈だけど、日本人も頑丈。」とセルゲイ君が感心していましたが、痛みをこらえて作業していただけで、骨太で頑強なロシア人と比べればか弱い日本人です。
 雪道用のスパイク付の長靴を履いていたので、滑るかな?と注意はしていましたが、滑り出しては手がつけられませんでした。
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ソフトフォーカス

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 韓国の国宝の南大門が放火らしい火事で消失。
 ソウルに行った時にこの門の前を何回も通り過ぎましたが、いつでも行けるからと足を運んだことはありませんでした。入場料を取るわけでもなく、出入り自由のような状態だったので、そのうち中を拝観してみようと思ったまま今に至ってしまいました。

 午後、ウラジオストクに電話をしたら「今日は温かいですよ。−3度です。」これが温かいかどうかは感覚の違いでしょう。
 「日本は何の祝日ですか?」と聞かれ”はてな?何の記念日だったっけな?”とカレンダーを見たものの、「建国記念日」をどう説明すればよいのか考えあぐねて”何かの記念日でしょう。気にしていないので忘れました!”
 
 バレンタインデーを皮切りに、軍隊の日や女性の日などイベント目白押しの一ヶ月を迎えるロシアですが、国を挙げて休日になる日は5月1日のメーデーまでありません。

 その昔、第二次大戦の戦意高揚のためにUSAがハンフリー・ボガードとイングリット・バーグマンを用いて製作した名画「カサブランカ」を見たロシア人。ヒロインのイングリット・バーグマンがアップされるシーンで、肌を柔らかく見せるためにソフトフォーカスがかけられている映像を見て「わが国の女性ならこんな小細工をしなくても十分なくらい肌が美しい。」と自慢したと言われています。
 確かに欧米人の中では肌の決め細やかなロシア人ですが、日本人はもっと柔らかな肌を持っています。

 さておき、USAのソフトフォーカスを笑っていたロシア人ですが、女性歌手のプロモーションビデオなど、その昔の日本のお見合い写真どころか、「コンピューターグラフィック?」と疑いたくなるほど修正が入っています。

 ナターシャ・コリョリョバ 好きな歌手なんですけど・・・

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 話とは関係ないけど、天気も良かったのでリアルに県境の山を写してみました。
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水パイプ

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 スーパーで春節(旧正月)に里帰りせず、こちらに残った中国人の奥さんと顔を合わせました。巷をにぎわしている中国産農薬入り餃子の話題になりました。
 「日本に対してよく思っていない人たちのイタズラだと思います。この人たちは自分が面白くないことを全て日本のせいにして喜んでいる、本当に恥ずかしい人たちと思います。」と彼女は言っていましたが、迷惑をこうむるのは普通の人たちです。

 「日本の餃子と中国の餃子は作り方が違いますから、日本向けに作った餃子はすぐわかります。」
 大きな違いは中国の餃子は蒸して食べるのがメインなので皮が厚く、日本の焼き餃子はパリッとした皮の焼け具合が大切なので、薄い皮で作ります。また、餃子にニンニクが入るのも日本の餃子の特徴です。

 食品加工の工場は遼東半島の青島付近に多く、彼女の親戚もここで日本向けの冷凍食品の工場を経営しているそうですが、この騒動で工場をストップして毎日点検と清掃を繰り返しているような状態だとか。

 「中国製の冷凍食品が安全だと実証しなくてはなりませんね。」言うと、「本当にそう思います。でも、恐いから今日は冷凍食品を買いません。」と大笑いしていました。

 中国のほとんどの家庭では餃子などは自宅で作ってしまいますし、年末(旧暦の)に家族で大量の餃子を作るのも大切な行事です。
 中国の餃子がモンゴルではホーショールになり、ロシアではペリメニになり、遠くシルクロードを伝わってローマではラビオリになったと言われています。

 日本の餃子と中国の餃子は随分違うと思いましたが、ロシアのペリメニと中国餃子はどう違うのだろう?皮が熱いのは同じですし、中に入れる具もだいたい同じです。形も似ている。

 下の写真は御手製のペリメニです。


 昨年末、アレックス君にイラン土産の紅茶をもらったので、日曜も仕事をしているシリア人のラクマン君に「チャイハナ(アラブの喫茶店)をやろう。」と持って行ったら、「ちょっと待ってて。」と持ってきたのがアラブの水パイプのシーシャ。
 アラブの街角では路上のチャイハナでシーシャをふかす光景がよく見かけられますが、「こんなものまで持ってきたのか?」とびっくりしてしまいました。

 角砂糖を口に含んで紅茶を飲むイラン式の紅茶の飲み方を教えようと思っていたのですが、「アラブでは紅茶と言えばシーシャがつき物!」だとか。

 先だって我が家に来た時に炭のクズを持っていったので、なんに使うのだろうか?と思っていましたが、シーシャの上にこの炭に火をつけて乗せ、それにタバコの葉を乗せて水パイプにして吸います。

 ただでさえ怪しい風体に、こんな物でタバコをふかしていれば、健全な日本社会ではまず怪しまれること請け合いです。
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謎の男

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 シリア人のラクマン君が使っている携帯電話の液晶が移らなくなったというので、同行してドコモショップに行きました。保障期間内と言う事で、その場で同じ機種の新しい携帯電話に取り替えてもらいました。

 びっくりしたのはラクマン君で、新しく買い換える腹を決めてきたのに、無料で新しい機種に取り替えてもらえたことで「そんなことが本当にあるのか?」不思議でなりません。
 約束や契約については私たちよりもはるかに厳しいイスラム世界の人ですが、強者(ドコモ)が弱者(一般市民)のために契約を遂行したと、「日本は面白い国です。」

 ラクマン君の携帯電話が壊れている間、私の携帯電話からシリアに国際電話をかけていましたが、その料金ときたらロシアの8倍。年明け、国際電話カードに1万円チャージして、これで半年はロシアへの国際電話は大丈夫。と思っていましたが、シリアにかけるようになってからデポジットがあっという間に尽きてしまいました。

 シリアと日本の時差は7時間。ラクマン君の会社では日本対応のスタッフがおり、日本の時間帯で勤務していますが、こちらの8時は向こうの夜中の1時。真夜中に出勤しているようです。日本に留学経験があるスタッフで、日本語も達者です。「ボクはオタクなので、誰もいない静かな環境で仕事ができるので、深夜の勤務も気にしていません。」と(オタク)という言葉が出てきてびっくりしました。
 ラクマン君が言うには、昼間の会社で彼を見かけることはなく、日本に来た時だけ電話で話をするだけの同僚。パソコンが唯一の友達で、彼らの会社のコンピューターの管理は全て任されているようですが、直接会って話をしたことが無い謎の社員だとか。
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新年好!

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 旧暦の元旦です。

 ウラジオストクの事務所とは来週のバレンタインデーの話題になりました。
 ロシアではバレンタインでーには家族や友人、職場の仲間とささやかな贈り物を交換するのが風習で、大切なのは日ごろに交流に感謝をこめたメッセージ。
 年明けに日本に来た友人は100円ショップでバレンタインデー用の贈り物を大量に仕入れて帰りました。

 夫婦の間でもバレンタインデーにメッセージカードを添えた贈り物交換をしますし、お互いが日ごろの感謝をこめたメッセージカードだけの交換なんてこともあります。そのくらい、「感謝」と「言葉」の交換が大きな意味を持っています。

 その昔の日本ではバレンタインデーと言えば、女性から男性への「愛の告白」と言う奥ゆかしい時代がありました。ある意味、「秘めたる」ものがあるが故に興味を持てたものですが、男女の障壁が少なくなったり、商業主義に走りすぎて”どうでもいいや”と傍観しています。

 中国版のソビエト歌謡「ウラルのぐみの木(中国名が山植樹)」。ロシア民族衣装風のいでたちで歌っている女性グループの名前が「黒鴨子」。
 北朝鮮の悦び組みか?と一瞬目を凝らしてしまいましたが、中国人なんでしょうね。

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 日本人が日本語で歌うロシア民謡も同じように見えるのだろうか?
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旧大晦日

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 旧暦の大晦日。
 マレーシア人のファーファイア君は、仲間がみんな帰国してしまい、彼一人だけ取り残されてのさびしい新年をむかえます。昨年は旧正月に帰国していたので、人生初の異国の正月。
 一人だけの夕食を作るのも煩わしいと、昼時にスーパーマーケットでエビ天丼とカップスープを買っていました。

 彼は「エビ」と「ヘビ」を取り違えているので、「お正月はヘビのテンプラ!これホント、おいしいなぁ!」エビ天丼を見せびらかしていました。
 昨年末には年越し蕎麦を「オヒコシそば」と言い違えていたので、カップめんの天ぷらそばを持って行ったら、「もう間違えない、これ引越しそば。」と思い切り間違えたままでした。

 中国では正月前に家族みんなで餃子を作るのが年末の行事のようなものですが、中国系マレーシア人とは言え、南方から移民したファーファイア君の家族には年末に餃子を作る習慣は無いそうです。
 彼の説では、年末に餃子を作るのは北の中国の行事。「でも知ってるよ。中国の餃子。危ない毒が入っている!中国の料理食べるは危ない!だから私の家族はマレーシアに逃げてきたよ。」と大笑いしていました。
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冷凍食品

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 夕方、ウラジオストクの事務所に電話をしたら、男性スタッフと中国製冷凍食品の農薬混入事件の話題になりました。こうした食品問題に興味を持つようなタイプではありませんが、奥さんが気にしているのだそうです。

 「なぜ日本のようにチェックの厳しい国で見つけられなかったの?」と聞かれ、材料については輸入の段階で厳しくチェックしても、加工された製品についてはチェックが甘い体制などを説明しました。

 私も冷凍食品をほとんど口にすることは無いので、それほど大きな問題に捕らえていませんでしたが、”もしかしたら安売りしているかも?”と浅ましさをむき出してスーパーも冷凍食品コーナーをのぞいてしまいました。

 ウラジオストクに市長が逮捕されたと耳にしたので、どうなっているのか?と聞いたところ、「珍しいことではない。だから誰も問題にしていない。」とクールでした。以前にも市長や州の知事(副知事だったかな?)が逮捕されたことがありましたし、市長候補が暗殺されたなんてこともあり、「ウラジオストクの市民は優秀だから、指導者がどうなっても影響しない。」と開き直っていました。
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ブレーカー

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 昨日の昼間降った雪は、こちらでは「里雪」と呼ぶ水分を多く含んだ雪でしたが、雪がやんだ夜半から冷えこんだために、樹木の枝にまとわりついた雪が凍り付いて美しい景色になりました。


 夜、ウラジオストクに電話をしたら「今夜は冷えこんでいるので、−20度になると思います。」
 とは言え、家の中は暖房が聞いているので半袖で過ごせる暖かさです。

 不憫だったのはこちらに来ているセルゲイ君で、昨夜、ホットカーペットにエアコンの暖房で電力を消費している最中に、もらってきた電子レンジで夜食を温めていたら電気のブレーカーが落ちてしまいました。
 これは珍しくもありませんが、さて、電気のブレーカーがどこにあるのかわからない。私に電話しようとしたら、絶妙のタイミングでカード式携帯電話の料金デポジットが尽きてしまい、暖房の無い真っ暗な部屋で布団に包まって一夜を過ごしたようです。
 「電気がストップすることなど、ウラジオストクでは珍しいことではない」と平静を装っていましたが、今度はブレーカーの場所をおぼえたので大丈夫でしょう。
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如月

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 暦の上では明日から春。関東地方が雪に見舞われる節分になりました。

 旧暦では2月7日が正月に当るので、春節(旧暦正月)を祝う中国など里帰りラッシュのシーズンに突入しました。
 今日も近所の中国人の奥さんが成田から北京経由で帰国するために、ご亭主が成田空港まで送って行ったそうですが、道路が大渋滞で時間に間に合うか「冷や汗物だった。」そうです。こちらの感覚では、たいした積雪ではなくとも、スタッドレスタイヤに四輪駆動で武装している地域と、めったに雪など降らない土地では感覚が違います。

 中学生の頃、西行法師の名歌「願わくば 花の下にて 春死なん その望月の如月の頃」に出会いまして、如月と言えば2月。
 当時は旧暦のことなど頭にありませんでしたから、”なんで2月に桜が?”と不可解に思ったものです。
 旧暦の「如月の望月」実際には現代のグレゴリオ暦では3月下旬から4月のはじめで、桜が咲いていても何の不思議もありません。
 「望月」と謳っていますから旧暦の2月15日ごろ。くしくも西行法師が没したのが1190年の旧暦2月16日でした。

 冬も一応今日で終わりと言うことで、アルスゥの「Зимний сон(冬の夢) 」はいかがでしょうか?
 ♪ここをクリック♪
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現代のシルクロード

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 栃木県の小山市の中古車市場に行ってきました。
 8割がた外国人ばかりではあるまいか?と思えるほど、パキスタンを中心に各国のバイヤーが集まっていました。円高の影響でいつもより少ないと言われましたが、数百台出品された中古車のほとんどが外国人に落札されることでしょう。
 
 オークションで買い負けて大苦戦のロシア人曰く、「なんで外国人ばかりなの?」”そういうあなたも外国人でしょう!”


 オークションでよく顔を合わせるパキスタン人の社長の弟さんと出くわしました。”お兄さんは来ていないの?”と聞くと、社長であるお兄さんは元々日本に建築の勉強に留学してきたのだそうで、今は高層ビルの建設ラッシュのドバイに建材の売り込みに出かけているのだとか。
 ドバイのみならず、ここを経由してアフリカやロシアにまで日本の建材が流れていくようです。

 このオークションのメインのトラックコーナーは南アジアのみならず、アフリカ系の人たちも品定めしていました。
 10トントラックを2台落札したロシア人がいました。ウラジオストクから来た人でしたが、彼はこのトラックをロシアではなく東南アジアに輸出するのだそうです。

 オークション会場では、中東やアフリカからインターネットで出品の写真を見て、本国からの指令を携帯電話で受けながら入札している人たちの声が飛び交っていました。
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 オークション会場には食堂もありますが、ドネルケバブの出店もありました。
 食べられるものに禁忌があるイスラム系の人たちにはありがたい出店というよりは、彼らを無視できないオークション会場の現状を感じました。
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 もちろん、羊の肉です。トルコ人とイラン人のコンビが販売していましたが、のんびりしていると言うのか、仕事が丁寧なのか?焼けるのを待つ客が列になっても、慌てもせず時間をかけて調理していました。日本人なら「どうすれば効率よく稼動できるか?と考えるところですが、待つ側も「待たされても気にしない」とばかりに構えているので、この一角だけ雰囲気が異なっていました。
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 群馬で待つシリアから来たラクマン君とフセイン君への土産にドネルケバブを買いましたが、とても喜ばれました。
 時間がかかりそうなので注文だけして、私たちは食堂の中でラーメンを食べ、戻ってみるとまだ焼けていない手間のかかりようでした。
 アラブ式の紅茶もありました。想像するだけで砂糖の塊のような甘い紅茶であることは間違いなさそうです。
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 「商社」ではなく「商人」による貿易の現場になってしまった中古車オークション会場。

 元の時代の大陸ではシルクロードの東西交易が盛んで、中央アジアやイスラム商人達がその中心にいましたが、「現代のシルクロード?」を見る思いがしました。
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ともしび

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 夜霧のかなたに 別れを告げ・・・・・・
 ロシア人のみならず日本人も皆知っているソビエト歌謡の「ともしび」。

 中学校に用があって出かけたら、教室から生徒達が合唱する「ともしび」が聴こえてきました。
 「懐かしいなぁ。」と、足を止めて聞き入ってしまいました。

 ロシアでは「Огонёк(アガニョーク)」と呼び、今では歌よりも雑誌の名前を連想する人が多いみたいです。
 元々は軍隊のための歌で、戦地に向かう青年を見送る女性と、故郷や恋人のために戦おうと決意する青年の心情を歌った歌です。軍歌とはいえないものの、軍隊のプロパガンダソン。
 学校などでコーラスの定番になっている歌ですが、よくよく考えてみれば、「若鷲の歌」や「貴様と俺」何ぞを学校で合唱したらやんやと騒ぐのに、何で「ともしび」ならいいのだろう?

 今世紀はじめに「ロマンス」と呼ばれる古いロシアのラブソングや、ソビエト歌謡などを現代風にアレンジしなおす流行がありました。ネオ・クラシックと呼ばれていました。
 ネオ・クラシックとまで行かないものの、年配者が「けしからん!」と送り出しそうな鼻にかかった歌い方をする、グループ・ファブリカのお姉さんたちが歌う「ともしび」。
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