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8月

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 セルゲイ君がウラジオストクに帰国し、夜、無事到着したとメールが来ました。
 予定より早く仕事が完了したために2週間前倒しでの帰国でしたが、帰国近くになって連日の大雨。こちらはたいしたことはありませんでしたが、彼の帰りを待つウラジオストクでは日本の大雨のニュースを見て、無事に帰れるのだろうか?と心配していたようです。

 大雨と言えばシリア人のムハマンド君も同様で、シリアでも日本の大雨のニュースが流れたようです。東京や名古屋が街ごと全て水浸しになっているような報道だったらしく、ムハマンド君のお父さんは心配して何回も息子に電話を入れたものの音信不通。それもそのはずで、彼の携帯電話のバッテリーは老朽化して充電できなくなったために、現在新しいバッテリーが到着するのを待っている状態。私のところに問い合わせの電話が来ました。

 親の心配を他所に、当人は9月からの断食月に備えて食いだめしている最中で、様子を見に行ったら、スパゲティーを食べていました。

 ラマダーンと言えば、奥さんを連れてイランに帰っているアレックス君は、断食が始める前に祖国脱出を目論んでいましたが、親戚のお祝いのイベントや、飛行機の手配などで9月を一週間断食の国ですごさなければなりません。
 フィリピン人でカトリックの奥さんは「冗談じゃない!先に帰る!」と既に単身日本に帰っています。奥さんも仕事(豆腐職人)があるので、いつまでものんびりしていられません。

 ようやく夏休みシーズンも落ち着きを見せる季節になりましたが、今年の日本の8月は雨に祟られた8月でした。
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シベリア鉄道

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 ウラジオストクから首都モスクワまで9000kmの道のりを7泊8日で走るシベリア鉄道。
 距離が長いこともありますが、なぜこんなに時間がかかるのか?その要因の一つには、管区によって電力が違うために動力車を交換するために使う時間がバカになりません。

 管区によって鉄道に供給する電力が直流と交流の違いがあったり、ボルトが異なったりするその理由は、もし有事の際に敵がこの路線を使って攻め込んできた場合のことこを考えて国防の一環の意味もあります。

 電力を必要としないディーゼル車で攻めてきたら?と問うと「9000kmも途中給油なしで走れる機関車なんて無いでしょう。」

 思えば東の不凍港を求めて中国まで入り込んできた帝政ロシアの脅威が日露戦争の一端でもありましたが、今ではこの9000kmの大動脈が流通のルートとして注目されています。100年以上の歳月を経てようやく本来の目的に従事できるようになったシベリア鉄道です。
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洪水

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 ゲリラ的集中豪雨は偏西風の蛇行による異常気象だとか。日本各地を大雨襲撃して大きな被害が出ています。
 幸いなことに我が家の界隈は今のところ大雨の被害がありませんが、毎日見回りは欠かせません。

 「日本は自然環境が厳しい」ロシア人や中東の人たちに、およそ私たちが思ってもいないことを指摘されますが、確かに、頻繁に地震があったり大雨が襲ってきたり、厳しい自然環境なのかもしれません。

 ロシアも洪水が多い国ですが、排水設備や川のは氾濫を防ぐために人智で対応できる部分が少なくありません。石油景気で潤っている今のうちにインフラ整備をしているのでしょうが、何しろあの広大な国土なので、どこをどう改善しているのやらわかりません。

 先週、水道の改宗のために断水になっていた友人のアパートも、日曜の晩から水が出るようになったようですが、「ウラジオストクの水道はろ過施設が良くないので、水道管が新しくなってもきれいな水など出てこない。」とぼやいています。

 7月から9月一杯までは夏休みシーズンで、ウラジオストクでは多くの人たちが郊外や海外へ出かけて人口が減るので、大規模なインフラ整備をやるには都合が良い季節なんだそうですが、「それは政府の予想。交通費が高くなって遠くに出かけられない。」と友人は皮肉っています。

 昨日の木曜はウラジオストクに隣接するアルチョム市の市政70周年記念日だそうで、大規模な花火大会があったそうです。
 この友人も出かける予定を立てていましたが、「ガソリンがもったいないから家でテレビを見て過ごしました。」
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物価高

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 明日、ウラジオストクに行く知人が、「どれだけ物価が高くなったか想像するだけで恐ろしい。」
 ベルサイユホテルを予約したら一泊2万円。このホテルのレストランはウラジオストクでもずば抜けて高いので、もはや我々庶民が立ち入れるレストランではないでしょう。

 もしかしたら、90年代の経済混乱期のロシアより、今の好景気のロシアのほうが暮らしにくいのでは?と思えてならない物価高です。

 もうすぐウラジオストク帰るセルゲイ君は「物価は高くなったが問題ではない。必要なものだけを買えば言いだけのこと。不要なものがいくら高くなっても問題ない。」とクールですが、大好物のアサヒスーパードライが高いことだけは「これは大きな問題。」とコンテナーの荷物にスーパードライ二箱密かに紛れ込ませ、「これで私もリッチになれます。」とにやけていました。

 アフガニスタンで日本のNPOが殺害されたニュースはウラジオストクでも流れたようです。
 「なぜ日本はあんな危険な国に一般の人たちを行かせるのか?農業の指導なら軍隊が行けばよいではないか!」とウラジオストクの友人からメールが来ましたが、私たちとは考え方が違う部分です。
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誤認?

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 「昨日はとんでもない出来事が起きた!」とムハマンド君。
 シリアから来日するはずだったムハマンド君の部下が、経由地のエジプトのカイロ空港で拘束されたそうです。
 指名手配のテロリストに間違えられたのが原因だったようで、在エジプトのシリア領事館の職員まで出動する大騒動になっていたそうです。
 マンガのような笑い話とこちらでは大笑いですが、当人はもちろん、シリア本国の会社もたまったものではありません。

 幸い無実が証明され、今日にも釈放されて明日来日するようですが、これが日本なら「誤認逮捕」でひと悶着起きること請け合い。
 「国や人々の安全に関わる問題なので、疑わしければ捕らえるのは当たり前。無実が証明されればこれもまた喜ばしいこと。」と悠長です。

 テロリストに間違えられるなんて、そんなに人相が悪いのかと問えば、「一目でテロリストとわかる顔をしたテロリストはいない。彼らは目立たないそぶりをして突然過激な行動をする。」
 言われてみればそのとおりで、テロリストやスパイが一目でそれとわかるほど鋭い顔つきをしていたら誰だって警戒します。

 昨日床屋に行って坊主頭にしてきたセルゲイ君は「私たちから見れば、アラブ人は皆テロリストの顔に見える」と言いにくい本音をズバリ語っていましたが、そういう彼の人相も「ロシアマフィア」に見えます。

 昨日来日するはずだったシリア人スタッフにシシャー(水パイプ)を買ってきてもらう手はずになっています。先月のアレックス君の結婚式で見かけて、ガラスの色や銅の装飾が美しかったので、コレクションしてみようかと話したら、「シリアにも美しいシシャーがあるから、来月来日するスタッフに買ってきてもらう。」とムハマンド君が手配してくれました。
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 空港で没収されているかも?
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変わる

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 20世紀末、日本に留学していたウラジオストクの友人は、”どこの国からきたか?”と聞かれるたびに「フィンランドです。」と答えていました。
 その理由は、「ロシア人です」と答えると「馬鹿にされそうだから。」

 なぜ、フィンランド人かというと、「日本人にはアメリカ人もロシア人も区別つかないでしょう。でも、私は英語が苦手だから、同じように英語が得意でないフィンランド人と答えました。」

 私には、「ロシア人と答えると馬鹿にされそうだから」彼らにと考えさせることが歯がゆい思いでした。国がどうあれ、個人の「誇り」は別物です。

 日本側でもロシアはじめ東ヨーロッパを見下ろすような気配が多々あった時代でもありました。
 極端な偏見ではロシア男性=マフィア。ロシア女性=ホステス。といった目で見られた時代でもあり、この時代の日露カップルなど周囲の偏見と向かい合わなければなりませんでした。

 最近はみずほ銀行がロシアの経済成長を狙ってモスクワに支店を作ったとコマーシャルで宣伝していますが、10年も遡れば日本の銀行がロシアに支店など考えもしない時代で、不良債権で銀行が大変な時代でもありましたが、青森の銀行がハバロフスクに支店を持っているという話くらいしか耳にしませんでした。

 帝政ロシア時代、ウラジオストクは貿易拠点で、日本人街もありましたし、横浜銀行が支店を持っており、現在もそのビルは市街の中心地に残っています。 

 時代はいつも流れていますし、街が変貌するように人も変貌して行きます。
 もはや、日本において「ロシア人」だから見下されるようなことも無いと思いますが、「あなた方も日本で胸張って暮らせるようにがんばれよ!」。
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 週末、ウラジオストクの友人から、週半ばからまた断水で水もお湯も出ないとメールが来ました。水道管の交換のための断水だったようですが、週末は郊外のダーチャで過ごすので、帰ってくる頃にはなおっているでしょうと悠長なメッセージでした。
 夜、帰ってきた頃合を見計らって電話をすると、サビで真っ赤な水とお湯が出てきて、今、透明になるのをまっている最中だとか。
 日本の浄水器を送ってほしいと言うので、来週帰るセルゲイ君に持っていってもらうことにしました。

 こちらでは毎日毎日、雨が降らない日が無い8月。今日は1日雨でした。

 朝から地区の災害対策委員の見回りでした。主に雨水の排水路の点検でしたが、このところたびたび大雨が降るので、近所の人たちがこまめに排水路の障害物など取り除いているのでたいした作業もありませんでした。

 1998年8月27日に私の住む地区も洪水に見舞われました。昼間、栃木県の那須が大雨による洪水に見稀手いるニュースを「何であんなに標高の高いところが洪水になるんだ?」と眺めていました。よもや、その日の夕方に自分の住む街も水浸しになるとは思いもしませんでした。

 幸い我が家は高台にあるので大水の影響はありませんでしたが、沢の流れを倒木がふさいだために起きた洪水でした。

 かれこれ、10年になるんだなとあらためて思い起こしましたが、雨の季節になると沢筋や側溝に水の流れを妨げるようなものが無いか、気にしながら暮らしています。

 買い物に行ったついでに遠回りして大峰山の古沼を眺めてきました。
 雨が降っていたので、自動車の窓から撮影しました。
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瓶詰め

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 来週ウラジオストクに帰国するセルゲイ君。今回が4回目の来日でした。初めて来日した時に食べ物のことで苦労したので、二回目に来る時に奥さん御手製の酢漬けをビンにつめて持って来たものの、手荷物の積み下ろしの時ぶつかったのか?(ロシア側の荷物の扱い方はメチャクチャ乱暴)新潟空港のコンベアーから出てきた彼のカバンは、中を空けずともわかるほどすごい匂いが漂っていたそうです。

 ロシアではどこの家庭でも野菜の酢漬けを作っているものですが、日本の野菜で、日本の酢で作ると微妙に味わいが異なります。野菜の種類も違いますが、一番異なるものは「酢」が違う。
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 今週で日本を離れてマレーシアに帰るファーファイア君。カバンの中に日本酒を詰め込んでいました。
 私からのプレゼントの地酒一升を「飛行機の中で割れたら大変!」と、ビンが割れないように着替えの服で周囲を囲んでいました。
 ビンが割れることを考えると、紙パックのお酒にしたかったのですが、それでは雰囲気が出ません。

 幸い、私は瓶詰め物が割れたことはありませんが、ハルビンから帰るときに西郷ドンにもらった杏のお酒が中でこぼれたことがありました。
 誰が飲んでも悪酔いする曰くつきのお酒で、これは飲ませて後悔させたいやからがたくさんいるので素晴らしい土産と喜びました。ところが酒が悪ければビンやキャップの造り方も悪いので、ビンとキャップの隙間から三分の一ほどこぼれていました。
 自宅に帰ってから気が付きましたが、何しろ曰くつきのお酒なので、臭いも強烈で後悔したのは私のほうでした。
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耳なし芳一

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 冬が厳しい我が家の周辺では小中学生の夏休みは24日までで、夏休みが短い分、冬休みに追加されます。月曜から新学期です。

 夕方、友人宅を訪ねたら小学生の息子が宿題をやっている最中で、「読書感想文書くのに、子供向けの小説で何かお勧めのものがあるか?」と聞かれました。たまたま小泉八雲の「耳なし芳一」の本があったので”これなら短い物語だから、すぐに読めると思うよ”と言うと、ノートパソコンを持ってきて、「すぐに読んでできるだけ簡単な言葉で感想文を書いてくれ。息子がそれを手書きで原稿用紙に書くから。」宿題のゴーストライター?

 小泉八雲は本名パトリック・ラフカディオ・ハーン、アイルランド出身です。「八雲立つ 出雲八重垣 妻籠みに 八重垣作る その八重垣を」古事記に出てくる日本最古の若の一つで、「八雲立つ」は「出雲」への枕詞とされています。
 島根の名士小泉家の娘節子と結婚し、日本に帰化するために選んだ名前が島根県と縁の深い言葉「八雲」、いかにかこの土地を愛していたのかが感じられるペンネームです。

 マレーシア人のファーファイア君は「耳なし芳一」の話が大好き。と、言うより、お祭りの紙芝居でこの物語を見て興味を持ったそうです。亡霊から身を守るために全身にお経を書き込んだ芳一が、唯一耳に経文を書くことを忘れてしまったがために、亡霊に耳を引きちぎられるストーリーが気に入ったのだそうです。
 彼ら(中国系マレーシア人)の発想では、徳の高い僧侶が現れて亡霊を一網打尽にしてしまうのに、日本人はそういうことをせず、亡霊を恐れるだけで退治したりしない。芳一の耳を引きちぎった亡霊がこの先どうなるのか何も触れていないことが不思議だそうです。
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体格差

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 負けて、負けて食らいついてかった、すごい試合でしたね。ソフトボール金メダル。
 圧倒的な実力差で颯爽と勝ち抜いて手にする勝利も素晴らしいけれど、諦めずに必死でしがみついてもぎ取る泥臭い勝利はもっと感動的でした。

 高崎で日立のソフトボール選手の集団を見かけたことがあります。およそ女性とは思えないがっちりした体つきと、日に焼けた顔でした。
 日本女性としては大柄な女性たちでしたが、アメリカの選手と比べると、大人と中学生のような体格差で、華奢にさえ見えました。

 体格差が際立って感じたのは、同じ時間帯に3位争いしていた女子サッカーのなでしこジャパンとドイツ。身長も格差があれば横幅もぜんぜん違う。軽い接触でも日本選手が簡単に飛ばされてしまうシーンを何回も目にしました。

 骨格から異なりますが、よくぞ体格差を克服して渡り合ってきたと感心しています。
 
 ソフトボール、サッカーで感じた「お尻の大きさ」の格差。一緒に並ぶと欧米選手の巨大なお尻が、小柄な日本選手の腰の上辺りに存在します。

 ロシア人も巨大なお尻の民族ですが、ゲンルマン・アングロサクソン系の大きさときたら、スラブ民族などまだまだです。
 足の長さと言うのか膝から上の長さがあるのでお尻の大きさが目立たない体型に見えますが、並んでみると「デカイ」。

 戦乱相次ぐヨーロッパの歴史の中、体格が大きい人が勝ち抜いて生き残ってきたのでしょうが、平和な農耕民族にとっては大柄な大食いより、燃費の良い小型車?ヴィッツやデミオがキャデラックを打ち破ったソフトボール?
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日本女子

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 北京オリンピックのソフトボール。凄絶なダブルヘッダーで日本は決勝へ進みました。周年・集中力の強さ、感服しました。
 私が子供の頃、戦後強くなったのは女と靴下だなどと言われたものですが、元々日本女性は強かったのではなかろうか?

 野球もソフトボールも世界的にはマイナーなスポーツのため(ただ単にヨーロッパが強くないからだと思うけど)、次回のロンドンオリンピックでは競技種目からはずされてしまいます。

 デジカメのバッテリーを探していたムハマンド君。ヤフオクで格安の新品バッテリーを買いました。それも中国製。あれほどMaid in Japanにこだわっていた男が、「問題ない。バッテリーはカメラの中に入れるものだからMaid in Chinaは見えない!」現実的な発想です。

 東京の渋谷駅に猿が出現し、警察まで出動して大騒ぎ映像を見てガイジンたちが大喜びしていました。「何で捕まえるの?」「何か悪いことをしたのか?」「ピストルで撃てばいいじゃないか」「東京は猿がたくさん住んでいるのか?」。

 この春、我が家の屋根で猿が運動会をしてテレビのアンテナを壊し、この夏、私の畑は猿にジャガイモ畑とトマトを荒らされ、トウモロコシは熊に食べられ、ワサビは観光客に山菜とみなされて荒らされ、たぶん、秋には米だってやられそうな気配です。野生動物が増えたのか?ただ単に山から人里に下りてくるようになっただけなのか?

 渋谷の猿は捕獲されることなく逃げた模様で、しばらく騒動の火種は残ることでしょう。なぜニホンザルが東京の都心へ?動物園から逃げたのか?案外不法に飼っていた人がいるのではなかろうか?
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貧富格差

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 南フランスのニース近郊にある旧ベルギー王宮をロシアの石油成金が購入。日本円に換算すると800億円だそうです。民間の邸宅としては史上最高の購入額だとか。
 イギリスのサッカーチームのチェロキーだってオーナーはロシアの石油成金。そのうち日本の野球チームに手を出すかも?
 富める者はより裕福に、そうで無い人はそれなりに生活が大変な現代ロシア。

 ウラジオストクの友人宅では老朽化したアパートの水道官が破裂して、この一週間給水車の水の配給を受けています。来週から2週間の夏休みをもらって郊外の親戚の家に出かけるから、帰ってくる頃には修理も終わっているでしょうと悠長に構えています。近郊と言っても400kmも離れているので”まともな距離感”ではありません。
 
 この冬は各地のスキー場にロシア人スキーヤーが出没した冬で、好調なロシア経済を示していますが、「スキー場を1日借り切るといくら?」「ホテルを丸ごと借りたい。」などむちゃくちゃなことを臆面もなく言い出すのがロシアの成金。実際、他の宿泊客似お金を払って出て行ってもらい、苗場のホテルのワンフロアを借り切ったロシア人がいたそうです。
 独占欲が強いというのか、常識が無いというべきか、無駄遣いがすきというのか?
 国民に還元もせず稼いだお金は国外にキープ。いざと言う時のためにいつでも国外に出られるように下準備しているようなもの?

 歌手なども成功すると英国など海外に拠点を移してしまいますし、裏返せばまだまだ安心して生活ができる国ではないことを感じさせられます。 
 国のためといいながらつま先は国外へ向かっているロシア人と、なんだかんだと国を蔑みながらも腰をすえて生活している日本人。
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3回目

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 今年で3回目の「みなかみ祭り」。交通指導員の出動依頼があり、今回は午前10時から午後2時が当番でした。交通指導と言うよりも駐車場案内係のようなものでした。

 このところ雨に祟られているのか?私たちの到着にあわせたように激しい雨が降り出しました。会場はホッケー場を利用していますが、芝が大量に水を含んで、歩くたびに水が染み出してくるような状態でした。
 交代要員が来て、私たちが帰ったら雨がやんだそうです。
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 夕方、花火大会を見るために再びこの会場に訪れました。雨こそ降らなかったものの、会場の周辺が霧に包まれて、ほとんどの花火が霧と煙に覆われて見ることができなくなる有様でした。

 花火を打ち上げる音と、花火が開くときの音は聞こえますが、花火が開く時に白い雲が一瞬光るだけで、「これでは雷と変わりないのでは?」
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 「この土地の人はハワイアンやトロピカルな音楽が好きですね。およそハワイとは縁遠い土地なのに。」鋭い指摘を受けました。
 冬は寒いし、雪は大量に降るし、海は遠いし、ガソリンは高いし、ひたすら春を待ってじっと我慢の冬は思い切り暗いですから・・・
 こういうチャンスにはじけるんでしょうね。
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雷雨

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 日本各地で大雨に見舞われた一日でした。こちらも午後からの断続的に雷雨が続きました。

 断続的な豪雨の最中は女子レスリングの予選を見ていましたが、字幕に私の住む地域に「大雨洪水注意報」が出ると、不思議なことに雨がやみます。これから降るのかな?さっきまで降っていた雨のことかな?
 そのうち忘れた頃に雷が鳴り出し、雨の降りが強くなり、しばらく経つとまたテレビの字幕に「大雨洪水注意報」。これが出るとまた雨の降りがおさまる。今降った雨なのか?これから降る雨なのか?

 夜、最近ヘッドハンティングイされて職場を変えたウラジオストクの友人から「人間関係で苦労している」とメッセージが来ました。職場を変えながらステップアップしていくことはロシアでは珍しいことではありませんが、人間関係で苦労することはいづこも同じみたいです。

 人間関係をスムーズに進めるにはコミュニケーションが重要ですが、お互い打ち解けるまではなだらかな道のりではありません。
 水戸黄門の印籠ではありませんが、ちらりと見せれば素直になるような神器などないのですから、忍耐と堪忍とで四苦八苦しながら人間関係を作っていくしか術がありません。

 艱難汝を珠にする。苦労は人を磨くので、彼のこの経験は決して無駄にならないと思いますし、やがてその人柄に人がついてくることは心配していませんが、環境が変わることは相応のリスクがつき物です。
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8月15日

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 お盆休み中暇そうだったので、午前中、おなじみの濃い顔ぶれを連れて苗場に行ってきました。苗場−田代ゴンドラに乗ってみたいのが彼らの願望。
 いつ天候が崩れてもおかしくない雲行きで、周囲は霧に包まれ幻想的でした。
 ウラル出身のセルゲイ君は「ウラルに帰ったようだ。」と言っていましたがシリアの二人は「映画のような景色だ!」と大はしゃぎでした。
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 日本は1945年の今日戦争が終わり、その後一度も戦争をしていないというと、「本当にそんなことがあるのか?」と半信半疑のようでした。
 ロシアなんぞ一戦はじめたばかりですし、シリアだって核施設の問題もあり、いつ何が起こってもおかしくないきな臭い状態。

 夜は組の人たちと盆踊り。昔はそれぞれの区でやぐらを作っての盆踊りがあったものですが、いつのまにか姿を消しました。
 日本伝統文化の保存のためにと言う建前と、集まって飲むことを本音に十数件のご近所交流の盆踊り。盆太鼓を叩ける人が70代というのも後継者不足の厳しい現実です。

 面白ことに太鼓の音が響くと「新種の雷かと思った。」と別の組の人たちも顔を出し、「盆踊りなんか何十年ぶりだろうか?」と喜んでいました。
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 時代が変わったと言うのか、ただ単にご近所奥様方が夢中になっているから、と言うべきか、盆踊りにフラダンス。
 冠婚葬祭あらゆる行事で組の顔ぶれが集まればフラダンスがはじまるご近所なので、これもあり!

 フラダンスは腰を動かすように見えるが実は膝から上の足の動きで激しく腰を動かしていると教わり、真似をしてみたところ、日ごろ使わない筋肉を酷使した結果なのか、左足太ももの後ろ側からお尻にかけてビビクン!と衝撃が走りひっくり返ってしまいました。
 「フラダンスで怪我する奴がいるのか?」と見下げられながらも、自宅に戻ってテーピングして再戦。
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 太鼓の音を聞いてやってきた近所に住む同級生のお祖母さんは90代半ば。「もう盆踊りなんか見られないかと思った」と感涙していました。
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フェンシング

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 南オセチア問題。沈静化するどころか火に油を注ぐような状態になってきました。日本にいるロシア人達は「テレビでオリンピックを見られて良かった。もっとロシア選手の活躍を映してくれればいいのだけど、インターネットで見られるし。」と、戦闘報道には「興味を持ちたくない」と、しらばっくれています。

 フェンシングで日本人選手が銀メダルを取りました。
 私が高校時代、県内にフェンシング部がなかったこともあり、母校のフェンシング部は毎年全国大会の上位に入賞していました。
 全国入賞した選手はほとんど推薦で大学に進学できるのでうらやましかったけれど、彼らなりに文武両道に苦心していました。
 「柔道は日本で勝ち抜ければ世界のトップ。でもフェンシングはヨーロッパから見れば俺達など子供のレベルでしかない。全国レベルの選手でも強化費などスズメの涙さ。」と同級生は実力差を嘆いていました。
 不憫だったのは修学旅行とフェンシングの全国大会が重なり、彼らが京都・奈良の修学旅行にいけなかったことで、その反動か?彼らは同志社大学に推薦入学しました。

 この時代全国で活躍した人たちが規制してフェンシング教室を開いているので、この地域はフェンシングが盛んな地域になっているようで、今回のメダルが起爆剤になって力が入り、遠からず、世界レベルで活躍する選手が出てくるのでは?と期待しています。
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スポーツ

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 蒸し暑い一日だったので、夕方、セルゲイ君を誘って沼田の健康ランドのサウナに行きました。
 サウナのテレビが北京オリンピックの柔道競技を映し出しており、準決勝でグルジアの選手とロシアの選手が対戦するところでした。
 準決勝にアテネの銀メダリストの泉選手の姿が無いので、”まただめだったか”とがっくりしていましたが、セルゲイ君に「どちらが勝つと思う?」と聞かれました。
 アテネの決勝では泉選手がグルジアの選手に負けています。”残念だけれど、グルジアが勝つと思う。”と言うと、「私もそう思う。この競技は昔から中央アジアの選手が強い。」と言っていました。

 予想通りグルジアの選手が勝ち、結晶も勝って金メダル。ロシアの選手は3位決定戦でも負けてメダルなしの結果でした。

 元水球選手だったアレクサンドル氏ならこうしたスポーツ番組を見ると大喜びするところでしたが、セルゲイ君はクールです。「私はスポーツが苦手だったので、模型や工作を作るのが好きでした。今もスポーツの興味はない。」と言っていましたが、サウナのプールで息を切らして泳いでいました。
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盆踊り

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 ウラジオストクの事務所から、日本の文化に対する質問。
 「日本のパースハで、たくさんの人がダンスをしますね。」”盆踊りのことですか?”
 「あの踊りは、空手や柔道を元に作られた踊りですか?」 そうね、そうね、一般人は刀を持つことが禁止されていたから、盆踊りに武術の型を入れて諸外国からの侵略に備えたのさ・・・なんてわけないだろう!

 盆踊りは仏教行事で、一説には浄土宗系の一派が念仏を踊りで表現して庶民に広めたものとも言われています。
 そういえば、江戸時代の末期には「エエジャナイカ!エエジャナイカ!」と庶民が踊りながら街を練り歩く騒動があったそうで、これなど今にしてみれば反政府暴動のようなもの。
 庶民の鬱憤を武力ではなく踊りに変えてしまう日本人のユーモアはすごいと思います。

 チベットやウイグル独立を叫ぶ人たちが踊りながら北京市内を闊歩すれば、さしもの中国政府も簡単には手を出せないでしょう。諸外国も「踊り踊っているだけなんだからええじゃないか、ええじゃないか。」と、真綿で首を絞められて困惑する中国政府を横目で眺めることでしょう。

 盆踊りテロ支援国家日本。
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グルジア

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 南オセチアを巡ってのグルジアとロシア軍事衝突はまだ収まりそうもありません。
 北京オリンピックの開会式に重なるように戦闘状態になったため、ロシアではオリンピック開会式の放送はなかったようです。

 元ソビエトの国とは言え、今は独立国のグルジアに、ロシアが軍事侵攻した形になりますが、「この地帯に住むロシア人の安全のための軍事侵攻」とロシア人の言い分。

 昔からコーカサス一帯は民族衝突の置きやすい地帯ですが、ソビエト時代にこの地域の人々を他の地域に移住させたり、、入れ替えるようにロシア人を移住させて民族シャッフルをしたつけまわしが、チェチェン問題をはじめ、今になって噴出しています。

 ウイグルやチベットに漢民族を移住させた中国でも、遠からず同じことが起きることでしょうが、建前と本音が同時進行して祭典を開いているようなオリンピックシーズンです。

 山の反対側はロシアの北オセチア自治州。あの小学校襲撃事件があった地域です。ロシアだってきれいごとを言える立場ではありません。

 歴史的な紛争地帯コーカサスを舞台にソチの冬季オリンピックが開催されます。またきな臭いオリンピックになるのだろうか?

 女性エアピストルの表彰式で、銀メダルのロシア人選手と、銅メダルのグルジア人選手が共に抱擁試合友情をアピールする映像が世界中に流れました。その隣で、すっかり脇役に追いやられた金メダリスト(中国人)が、どうすればよいのか?笑顔を浮かべたまま戸惑っている姿が不憫でした。
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 北京オリンピックも本格的に競技が始まりました。

 早朝、大叔母が亡くなり、気持が重い一日でした。祖父の兄弟の最後の生き残りでしたが、昨年から寝たきりになっていました。
 ロシア正教の一家なので、司祭様の都合がつかないと葬儀の日程も決まりません。村のロシア正教の教会には司祭様がいません。
 神田のニコライ堂の司祭様がよく来ていましたが、岩手の一関のハリストス教会からも来ることがあります。

 ソビエト時代にはロシア正教も共産党に弾圧を受け、ソビエト崩壊直後の90年台初頭の頃は、復活したロシア正教の修道士が失われた儀式などを日本に勉強に来ており、こうしたロシア人修道士を私の村の正教会の儀式に連れてきたこともありました。

 カトリックやプロテスタントの西方教会と比べてロシア正教は排他性が少ないのか、仏教徒や神道の土地の人と同じように生活しているので、特にクリスチャンと言っても特別違うように見えません。

 大叔母の訃報を弟の家に電話した時、嫌な予感がしたんです。電話に出たのが3歳の姪。突然アンパンマンの歌を歌い始めると、5歳の甥も加わって二人でフルコーラス歌いきりました。電話の向こうで、「誰からの電話?」と、両親の声がするものの、「伯父ちゃんにアンパンマン教えてるの!」「それじゃぁ、ポニョも歌ってあげなさい」。
 そんなわけで、アンパンマンと崖の上のポニョを聴かされて。「じゃあね」と切られてしまいました。

 夕方、雷と共に豪雨が降りました。近所に配り物を届けに行って、冷たい麦茶をご馳走になっていたら雷が鳴り出したので、「雨が降る前に家に戻ります。」と外に出たとたんポツポツと降り始めました。そこから先はバケツを巻いたような豪雨と雹が降り始め、アスファルトの上を雹がポンポンはねていました。当然私の体にも当たって痛いこと痛いこと。
 濡れてしまったので強引に大雨の中家に戻りました。
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北京オリンピック

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 何かと問題が多い北京オリンピックが始まりました。
 中国各地では、毎日のように暴動やテロが起こっているようで、今までひた隠しにしていたことが、外国人がたくさん入り込むことによって公に露呈するような気がします。

 開会式は壮大な歴史絵巻になると聞いて楽しみにしていましたが、巨大な巻物が出てきたあたりで眠りこけてしまい。目が覚めたら開会式が終わってニュースの時間になっていました。

 ハルビンの西郷ドンはこの開会式をなんとしても見たいと、北京の親戚筋や友人筋をたどって入場券を手に入れようと1年近く苦心していたそうですが、結局手に入らず「テレビで見ます。」と語っていました。
 北京でオリンピックがある=簡単に実戦を見ることができる。と思い込んでいた中国の人たちも多いようですが、現実は厳しいものです。入場券にはかすりもしなかったみたいです。

 暑い一日で、沼田市で気温が36度でした。川魚の養殖をしている先輩のところに顔を出しました。釣堀もやっているので魚釣り大好きなロシア人を遊ばせておくには最高です。
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 樹木の持つ能力とはすごいもので、もちろん光合成によって二酸化炭素を分解する力もありますが、熱を遮断する能力も見逃せません。
 ケヤキの木の下では強烈な太陽の光も熱も遮断されて、川風の涼しい部分だけが通り過ぎていきます。
 二酸化炭素が多く今年の用に暑く日差しが強い年には、木の幹が太ります。光合成で二酸化炭素から取り込んだ炭素が幹となって炭素固定するわけです。

 砂漠化が進む中国では、我々が生きているうちに首都北京が砂漠に囲まれるのを見ることが出来かもしれませんが、砂漠化の影響は黄砂となって日本にまで影響が及びます。

 今回のオリンピックの開会式のテーマには地球温暖化に対する警鐘も含まれていると聞いていましたが、は足してどれだけあの国の首脳部が理解していることやら?
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それぞれの日本

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 サンクトペテルブルグから来た奥さんに会いました。てっきり夏休みに里帰りしているのかと思ったら、「飛行機も高いし、物価も高いので、この夏は日本で過ごすことにしたんですよ。それに子供達も部活動や学校の行事もあるし、だんだん帰れなくなりますね。」
 この奥さんは自分の仕事の関係で6月にモスクワとサンクトペテルブルグに行ってきたばかりですが、ロシアの物価高に「17年前に私が日本に来たときと同じ驚きを感じました。手持ちのお金では何も買えないんじゃないか?と悲しくなりました。」日本は生活しやすいそうです。

 原油高の好景気で賑わうロシアですが、「ピーチェル(サンクトペテルブルグのこと)は、もう私の生まれ育った時代とはまったく別の街になってしまった思いがします。」景気が悪くても良くなっても「暮らしにくい」ことだけが共通しているだけだそうです。

 「今、私がロシアに移り住んだとしたら、今の知識や感覚ではきっと生活していけないでしょう。そのくらい人々も変化しています。」
 同じことを十数年前にUSAで生活する日本人から耳にしたことがあります。当時のUSAはグローバルスタンダードの波の中心だったのですが、「長年こちら(USA)に住んでいるので、今日本に帰っても人間関係が上手に作れるか自信が無い。」と語っていました。

 夕方、シリア人のムハマンド君のお父さんと電話で話をしました。息子が親切にしてもらっているのでお礼を言いたいと電話をいただいたのですが、流暢な英国式英語を喋るので驚きました。
 陽気なバカにしか見えないムハマンド君を見ているとおよそ想像もつきませんが、彼のお父さんは英国の大学で学んだ実業家で、シリアの国内で11の会社を経営している富豪。ちなみにムハマンド君は3番目の奥さんの子供で、8人いる子供の2番目なのだそうです。このあたりの感覚はちょっとわからない。
 シリアにいると周りにチヤホヤされて良くないので、知り合いの会社に預けて国外に修行に出しているだそうですが、マレーシアのミン君も同じ理由でこちらに来ていました。
 ミン君はクアラルンプールのお父さんの下で厳しい経営教育を受けているはずだったのですが、「もっと苦労をしたい」と自ら半ば強引にまた日本に来ているようで、つまり、厳しいお父さんの元にいたくないから、また先週日本にやってきたようです。
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最終日

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 開催期間中に必ず雨が降る沼田祭りの最終日。雷と雨が降る中、ラクマン君もやってきました。
 「雨だから出かけるのはやめよう。」とほぼ話が決まりかけていたところに、陽気なバカが出現しました。

 宗教上アルコールは禁止されているはずですが、「お祭りは日本の神様の儀式!だから今日は日本人になる!」とわけのわからない論理で、お神酒をもらったり、ビールを飲んだり、最終的にただの酔っ払いアラブ人になっていました。

 ラクマン君の盟友といえばファーファイア君で、大の仲良し。シリアとマレーシアの国境を越えた「バカ」の交流。
 雨の中この二人は踊りながら天狗みこしの行列にくっついていき、人気者になっていました。
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 今回も濃い多国籍軍でロシア・シリア・マレーシア・ドミニカの面々。人ごみの中、「はぐれないでね」と気を使う夜でした。
 気を使う必要は無いのだけれど???。宗教儀式なので自分たち外国人は参加してはいけないのでは?気にしていたようですが、そんなことは無い一緒に楽しめばいいんだの後ろ盾で、日本のお祭りをエンジョイできたそうです。
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テロ?

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 夜になって激しい雷雨。いつ過電流が流れたり停電になるか?わからないので、コンセントを抜いて早めに寝ました。

 中国ウイグル自治区のカシュガルでテロ?警察官の集団に手榴弾が投げ込まれたり、暴徒が刃物などで襲撃したようです。
 やっぱり事件が起きたか!と思いつつもこれからオリンピックにかけて頻繁に勃発するのではなかろうか?オリンピック選手が巻き込まれることも十分考えられるので、選手も本当の意味で命がけのオリンピックになるのではなかろうか?

 多民族国家で民族問題はつき物ですが、日々ほころびが大きくなっているのが現代中国。オリンピック開催にはまだ早すぎたと言う意見をメディアなどが取り上げるようになりましたが、視点を変えると、統制ができた80年代の中国のほうがオリンピックをやりやすかったのでは無いでしょうか?

 記録や勝敗で「とんでもない番狂わせ」があるオリンピックなら面白いのですが、治安や自治で「とんでもない番狂わせ」が起きるのはこまりものです。
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沼田祭り

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 沼田の祇園祭が始まりました。沼田の祇園祭には必ず雨が降るのが例年のこと。今日は雨が降らなかったので、明日か明後日に雨が降ることでしょう。

 初日は夕方から動き始めるので、昼間はのんびり過ごしたかったのですが、朝から外人さんたちが「何時に出かける?」”夕方だよ”「今日の夕方は何時だ?」”日が沈む頃だ”「いつ日が沈む?」”太陽が疲れた頃だ!”、と電話をかけてくるほど期待している模様でした。

 パンフレットで日本のお祭りを見たことがあるけど、実物を見るのは初めてのシリア人二人は、「女性が活躍していますね。」と驚いた様子でした。

 もっと驚いていたのが神事の神輿を担ぐ男達のふんどし姿。「恥ずかしくないのか?日本人はこんな格好をしなければならないのか?」と驚いたようでした。
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 我が家の界隈からもこの祭りの神輿担ぎに出向いてくるご婦人方も少なくありませんが、会費を払って参加するのだそうです。
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 出店で目に付いたのはトルコ料理のドネル・ケバブの店が増えたことで、この日は4店出ていました。「トルコ料理」と歌っていますが、中央アジアから西で広く食べられている料理です。
 「これはケバブではない。シャウルマだ!」とシリア人が言うには、パン生地で肉や野菜をはさんで食べるのはシャウルマというのだそうです。
 「ロシアでもシャウルマといいます。」とロシア人。ロシアでも同じ料理を中央アジア系の人たちが披露しています。い是、ウラジオストクのアルメニア料理の店でシャウルマを食べたことがあります。
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 ドネル・ケバブの店がそれぞれ客が並んでいたので、「日本人も私たちと同じものを好むのか。」とシリアが嬉しそうでした。日本の神様のお祭りで活躍するイスラム料理。
 ケバブに使う鶏肉もイスラムの儀式にのっとった物でなくてはならないのだそうです。
 どこの店も”濃い”人がケバブを作っていましたが、一番濃かったのがこの人「たぶん、パキスタンかアフガニスタンの人だと思う。アラブ人より毛深い。」
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味覚

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 最近はお米の味がわかるロシア人が増えてきて、米の生産者の末端を汚すものとして喜んでいますが、基本的に「米には味が無い」と考えているのがロシア人の大半。セルゲイ君など和風サラダドレッシングをお米にかけて食べています。

 運が悪かったと言うのか、たまたま通りがかったがために、シリア人のお粥を食べさせられる羽目になりました。
 大量のニンニクとブルガリアヨーグルトと砂糖で煮たシリア風お粥。ロシアにもミルクで煮込むカーシャ(お粥)があるので、セルゲイ君は「問題な」とばかりに口に放り込みましたが、瞬時に顔色が変わり「これは人の食べるものではない!」
 プレーンなお米を食べている私に言わせれば、ロシアのミルクカーシャだって人の食べるものではないが、さらに酸っぱさとニンニク臭まで加わったシリア風お粥の強烈なことときたら、気持がわからないわけでもありません。

 アラブ人なのに焼きそばを食べたことが無いというので、スーパーに行ってアラビヤン焼きそばを買ってきて作って見せました。
 「これがアラブ人?インドのシーク教だろう!」とパッケージを見て大笑いしていたシリア人ですが、40年前からこのデザインは変わっていない。
 スーパーの棚に並ぶアラビヤン焼きそばをよく目にしていたものの、インド風のカレー食品だと思っていたそうです。
 昔のコマーシャルではインド人とアラブ人を足した様な服装をした誰がどう見ても日本人の顔つきのおじさんが、砂漠で鉄板を使って焼いていました。私などこのコマーシャルのおかげで焼きそばはアラビアから来た食文化だと思っていました。
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 ソバメシ、お好み焼きが大好きなセルゲイ君の口にあうことはほぼ確定的でしたが、シリア人たちも「これはうまい!」帰国する時に買って帰るようです。作るには水加減が難しいのですが、「日本で練習して作り方をおぼえる」と気張っています。
 この分野では半歩先を行くセルゲイ君「マヨネーズをかけるとさらにうまい」とアドバイスしていました。

 明らかに味覚が違う国の人たち。とりあえず焼きそばが共通の味覚になりそうです。
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お祭り

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内閣改造がありました。「何を期待していいの?」と冷ややかになってしまう人畜無害の破綻のない無難な人事。

 「こんな連中に任せてなるものか!」と腹が立つような人事なら、これがまたエネルギー源になって爆発するのが「お祭り」で、悪代官がはばかる国ほど無礼講のお祭りは賑やかになるはずですが、波風の立たぬ「無事」が蔓延しています。

 近年、鬱積したストレスを発散する場が歩行者天国や駅のホームはじめ、やらかすことが無差別殺傷事件ですから、余分なエネルギー発散の場としてのお祭りを見直すのもよいことではなかろうか?

 おかげさまで、今年も湯宿温泉の祇園祭が無事終了しました。
 毎年のことながら、お祭りの賑わいとは離れて、道路で赤色灯持って突っ立って過ごしました。

 「何事もなく」はありがたいにこしたことはありませんが、「何か起きるのでは?」と期待してしまうのもお祭りの魅力。

 それでは何か起きたのか?と問われれば、私の知る限り「何も無い」。

規制から解放されて一気に爆発するのが、人類のお祭りのエネルギーで、例えば身分制度が取り払われたり、この日だけ自由恋愛が許されるなどの「開放」があれば、ドカ〜ンととんでもいなく鬱積されたパワーが放出されるのですが、「自由」なご時世ゆえに鬱積されたものが無い。逆にお祭りのほうが「紳士的、かつ、無難にまとめなければ」と、ストレスになってしまうような思いもします。

 今まで酒を控えていた人が「お祭りのときだけは」と酒を飲むのならともかく、、酒癖があまりよろしくない人が、「お祭りで迷惑をかけないように」と控えるのが現代です。

 一緒に警備した交番のおまわりさんに「皆さん親切で周囲に気を使ってくれるので本当にやりやすいですよ。」と誉めてもらい、まったくそのとおりです。と納得していましたが、これも平和の恩恵なんだろうか?それとも地域住民たちの「民度」の高さなんだろうか?

 祇園祭が終わると「蒸し暑さ」から日照りのような暑さに変わり、お盆の頃にはいくらか涼しさが入り込んでくるのが例年。この時期が体に一番きつく感じる季節です。
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