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ノルマ

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 顔見知りの営業マンと顔を合わせました。運転手つきで営業回りしているので”出世したのかな?”と思いきや、スピード違反で捕まって60日の免停になり、シルバー人材センターから運転手を派遣してもらって営業まわりを続けているのだそうです。講習を受けに行って免停は30日に短縮されたそうですが、まだしばらくは運転手つきみたいです。

 どこで捕まったの?と聞くと、新潟に営業に行った時にネズミ捕りにひっかかってしまったそうです。それも。国道と離れた県道で、およそこんなところで取締りをやっているとは思わない場所だったとか。
 彼の会社ではもう一人営業マンが免停になり、同じくシルバー人材センターからドライバーをつけてもらって営業に出ているようですが、就業時間が不規則な営業まわりですから、時間のやりくりに苦労しているようです。

 1日に回る件数のノルマが課せられているので、商談などで話が長引けばノルマの件数をまわることができないから、移動時間を短縮するためにスピードを出す。これで捕まって免停になっては、本末転倒、結果的に余計な出費をしただけに思えます。

 ちなみにこの「ノルマ」はロシア語の「ナルマーニャ(普通と言った意味)」が語源で、会話にも良く出てくる言葉です。たぶんシベリアに抑留された日本人が、強制労働の中でその日のこなさなければならない作業としての「ナルマーニャ」を、帰還後日本で隠語として広めたのかもしれません。

 ノルマ制度が行き過ぎるとどうなるのか?かつてのソビエト労働者の間では、その日決められた仕事をこなしてまだ余裕があるときでも、それ以上の仕事はやらない悪習が蔓延しました。余計に仕事をしても、その増えたぶんが次回のノルマになってしまい、結果的に自分で自分の首を絞めかねないので、余計な仕事はやらない平等主義がまかり通りました。
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デヴィ夫人

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 中国系マレーシア人のファーファイア君。彼の場合、中国語(広東語)とマレー語が公用語。同じ中国系の人たちとの会話は広東語で、マレー人との会話はマレー語。勉強したわけではないが、生まれ育った環境の中でいつのまにか二つの言語を身につけていたと言っています。

 マレー語とインドネシア語は近い関係にあるので、ファーファイア君に言わせるとインドネシア語もだいたい理解できるそうです。ところが、北京語となると「ほとんど解らない。」簡略化した簡体字についても「わからないなぁ。」同じ中国語と言われながらも広東語と北京語はまったく別の言語みたいです。

 彼は日本で出会ったインドネシア人に、インドネシアの元大統領が日本人と結婚していた話を聞き「本当か?」と確認してきました。デヴィ夫人ことデヴィ・スカルノのことですが、ネットで写真を検索して見せると「インドネシアの大統領、こんなおばあちゃんと結婚したか?このおばあちゃんお金持ちか?生命保険入ったか?ビザ欲しいか?インドネシア人これ頭おかしいなぁ。」彼のイメージの中では現役のインドネシアの大統領が生命保険金と日本のビザ目当てに年配の日本女性と結婚したように捕らえているようです。自分の目線で物事を見ているので面白いのですが、隣の国の元大統領のこともよくわからないのだろうか?

 スカルノがインドネシアで権力を持っていたのは50年も前の話ですし、デヴィ夫人はそのスカルノの4人の妻の中での第3夫人。イスラム教だから4人まで妻帯できるんですね。

 マレーシアにもイスラム教は多いけれど、複数の妻を持つ人は経済的にも豊かな一部の人だけで、ファーファイア君たち中国系やインド系の人たちから見れば「イスラムの良くない風習」と言っています。
 
 ファーファイア君たち仏教徒の中国系の人たちは複数の妻を持つことを許されていませんが、「私36歳になるは、まだ仏様結婚させてくれないよ。」と生涯独身で過ごしそうな奴もいます。 
 実は、ファーファイア君の会社の社長(仏教徒)がタイにもう一つ家庭を持っているという噂を聞いていたので、それとなくファーファイア君に聞いてみると。「これ、秘密の話はバンコクに奥さんいるな。子供もいるな。でものこれ、会社のトップシークレット。話すはできないなぁ。」
 社長の奥さんは知っているの?と聞くと「しらないしらない。ばれたらこれ大変なぁ。」と従業員一同口止めをされているようです。が、社長の奥さんって誰?と言えば「私のお姉さんなぁ。」。ばれたら大変なことになるね。「社長も大変。でも私もっと大変なことになるなぁ。会社追い出される。家族追い出される。ばれたら私どうすればいい?日本に亡命できるか?」
 彼も彼なりの爆弾を抱えているようです。
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What ever will be will be

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 最近よく感じることですが、「大丈夫」には曖昧に「何とかなるさ」の意味が大量に含まれているような気がします。「大丈夫だから」と言われて大丈夫であったためしがない人もいる。

 荷物を運ぶために2tトラックを借りたところ、妙に右に傾いているので、持ち主に”これはおかしい”と電話を入れたら「大丈夫!そういうもんだトラックなんて。俺の思想が右に傾いているからトラックも右に傾いたのさ。大丈夫だって。」持ち主の思想がトラックに影響を与えるもんなのか?と思いつつしばらく乗ってみると、やはり妙に右に傾くので、降りてタイヤを見たところ、右後輪のダブルタイヤの内側がパンクしていました。
 大仕事になるぞとタイヤをはずしてスペアタイヤに履き替えたら、これまた空気が入っていない。だましだましスタンドまで走行して空気を入れて何とか使えるようになりました。

 トラックを帰す時に”大仕事でしたよ”と言うと「な、大丈夫だったろう。パンクなんて長い人生の一瞬でしかない。その気になれば治るんだ。人間、やろうと思えばなんだってできるんだよね。ケ・セラセラだよ。」
 なんだか、説教強盗のようなオヤジだなと思いつつも、この絶望的なおおらかさが幸いしているのか?この不況にもかかわらず仕事には事欠いていないようです。何を聞いても「大丈夫!何とかなる」しか言わない人ですが、不思議と何とかなるから、何とかなるもんです。これもまたロジックで、”どうにもなら無い”結果でも「どうにもならないと言う形になったから、何とかなったのさぁ。」ですから、難しいことを考えるのはやめた。

 これだけおおらかだから胃潰瘍や胃がんになどなろうはずも無い人ですが、「医者が言うには宝くじに当るより珍しい病気らしいぜ。」と当人が語る病気を患っているようで、「宝くじに当る確立より少ない病気」と言われても”そりゃ良かったですね。”と答えるべきか?”大変なことになりましたね”と答えるべきか?当人の口癖を真似て”大丈夫!”と答えるべきか?即座に判断つかなかったので、沈黙のままでした。

 ちなみに中国では「丈夫」とは「夫」を意味するので「大丈夫」は「大きな夫」?全身のことだろうか?部部的なことだろうか?

 シリア人と仕事をしているとアラビアの「IBM」にたびたび出くわします。「I」インシャッラー・「B」ブクラ・「M」マレシ。
 インシャッラーは「神の思し召し」、ブクラは「明日」、マレシは「しかたない」に近い意味で、例えば”本当にできるの?”と聞けば、気にするな何とかなると言う意味合いで、「インシャッラー」。”いつできるの?”なら明日になるだろうと「ブクラ」で、翌日になってもどうにもなっていないのでまた「ブクラ」。いつまで待っても「ブクラ」。結果的に駄目だったじゃないかとなると、気にする事は無いとばかりに「マレシ!」。
 先のことを憂いていないので、不思議なことにこれはこれで道は開けるものです。

 そういえば先述の親父さんが口にした「ケ・セラ・セラ」。たぶんスペイン語かラテン系の言葉が語源だと思いますが、ドミニカ人のミア君(こいうつもまたいい加減な男)がよく「ロ・ケ・セラ・セラ」と口にしていました。

 どうにもならないときにケ・セラ・セラでもインシャッラーでもハングルのケンチャナヨでも自分を許せる言葉があることは幸いだと思います。日本人の場合、笑っています。どん詰まりに行くほど笑ってしまうんです。ジャパニーズスマイルは意味が深いです。エ・ヘラ・ヘラです。



When I was just a little girl, 私がまだ小さな子どものころ

I asked my mother : What will I be? 母親に訊いた「私は何になるの?」と

Will I be pretty? Will I be rich? 綺麗になるの?お金持ちになるの?

Here's What she said to me : そして母はこういった

Que sera sera. ケ・セラ・セラ

Whatever will be, will be. 結局はなるようになる

The future's not ours tosee. 未来は人間にはわからない

Que sera sera . ケ・セラ・セラ

Whatever will be, will be. なるようになる

When I grew up and fell in love, 大きくなって恋をした私は

I asked my sweetheart :What lies ahead? 恋人に訊いた「この先何があるの?」と

Will we have rainbows day after day? 2人で毎日虹を見るの?

Here's what my sweetheart said : 恋人はこう答えた

Que sera sera. ケ・セラ・セラ

Whatever will be, will be. 結局はなるようになる

The future's not ours to see. 未来は人間にはわからない

Que sera sera .ケ・セラ・セラ

Now I have children of my own. 今や子供の親となった私

They ask their mother :What will be? 子供が母親に訊く「僕は何になるの?」と

Will I be handsome? Will I be rich? ハンサムになるの?お金持ちになるの?

I tell them tenderly : 私はやさしくこう言ってやる

Que sera sera. ケ・セラ・セラ

Whatever will be, will be. 結局はなるようになる

The future's not ours to see.未来は人間にはわからない

Que sera sera . ケ・セラ・セラ

ケ・セラ・セラを英訳すると「Whatever will be, will be.」になるようです。

 その昔、ドリス・デイが唄って世に広め、日本ではペギー葉山や江利ちえみが唄っていました。先月台湾に行った時に「世事多變化」と言う題名でこの歌が流れていました。「變」は昨年を「象徴する文字、「変」の旧字体ですから「「世事多変化」ですね。

 こんな時代に似つかわしい歌でしょうか?
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スキー客

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 スキー場勤務の知人が言うには、ロシア人スキー客の団体が来ているようです。これからロシア人スキー客の多い季節のようです。
 この季節に新潟空港に行けばスノーボードを持った若者を必ず見かけます。

 一頃、北海道のニセコにオーストラリア人のスキー客が大挙して押し寄せたことがありましたが、今年はどうなんでしょう?サブプライムショックでの円高もありますが、オーストラリアドルの暴落はそれ以上でした。
 一頃この知人は、何とかオーストラリアからのスキー客を呼び寄せられないだろうか?と画策していましたが、いつのまにかじわりじわりとロシア人スキー客がやってくるようになりました。

 十数年も遡ればスキーブームで、山を削ってあちこちにスキー場ができたものの、バブル崩壊で閉鎖が相次ぎました。需要を錯覚してしまうブームの恐ろしさです。

 ウラジオストクの郊外にもスキー場があります。標高が高い山ではないので高低差や急傾斜は無いものの、年々賑わいを見せているようです。ロシアのソチで冬季オリンピックが決定したこともあり、ウィンタースポーツに熱が入っているのか?と問えば「そんなことは関係無い。楽しければやるだけ。」とクールです。

 クロスカントリーやバイアスロンなどのノルディック系では圧倒的な強さを見せるロシアですが、アルペン系ではたいしたことがありませんでした。ところが、この何年かでロシア人選手が活躍するようになりました。それだけ裾野が広がったということもあるでしょう。
 
 昨年、苗場スキー場に来たロシアの成金が「ホテルとスキー場を丸ごと借り切りたいがいくらだ?」と言ってきたそうで、およそこうした無謀なことを考えるのもロシア人。馬鹿なことをやらかさなければいいけど・・・
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ジャガイモ

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 この数日、軽い風邪気味で体調がよくないので、インフルエンザに感染しないよう気をつけています。イソジンを買ってきて、こまめにうがいをしていますが、イソジンは基本的にヨード液を薄めたものなので、でんぷんに反応します。すぐイタズラ心が起きるので、ジャガイモの皮をむいてイソジンをかけてでんぷんが変色するのを見て楽しんでいます。そういうわけでこのところ肉じゃがやジャガイモの味噌汁などのジャガイモの料理ばかりです。

 学生時代、高校の先輩が北海道の大学に進学しており、訪ねて行ったことがありました。このとき、蒸かしたジャガイモにイカの塩辛をつける食べ方を教わりました。塩辛とジャガイモなんて、およそ似合いそうも無い和洋折衷の食べ方ですが、これが不思議にマッチするので驚きました。

 ジャガイモとバターの組み合わせは有名ですが、ロシアではスメタナというサワークリームをジャガイモに塗る食べ方があります。スメタナもバター同様牛乳から作りますが、独特の酸味があって、ボルシチなどにも欠かせない食材です。日本ではスメタナが手に入らないので、サワークリームで代用しています。
 ジャガイモそのものがもっさりした味わいなので、スメタナのような酸味や、塩辛のような辛さが似合うのかもしれません。最近は歳をとったせいか、ジャガイモにバターではコッテリしすぎるように感じます。
 ロシアに行ったら是非ジャガイモ料理を試してみることをお薦めします。ジャガイモそのものが一味違うおいしさを持っています。
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カバーバージョン

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 旧暦の正月(春節)です。中国やモンゴルの友人たちに春節のメールを送りました。ハルビンの友人から電話がかかってきましたが、爆竹の音が鳴り響いていました。

 毎年この次期になると里帰りする知人の奥さん、今年は子供が小学校に上がったり、自分自身がパートの仕事をはじめたこともあり、帰国せず日本で過ごしています。パート仲間から情報を仕入れてくるのか?日に日に教育ママになっているようで、2年生になったら塾通いを始めるため、どこの塾がいいとか、どの講師が教え方がうまいなど研究を始めているようです。パートの仕事も子供の教育費のためだとか。
 立派と言えば立派ですが、もう一人幼稚園児の子供がいるので、最終的にお父さんの小遣いが犠牲になることは必至でしょう。

 外国人との間に生まれた2世ですから、世間が見る目も厳しいことを感じているのでしょう。子育てにも人並み以上の努力の必要性を感じているのでしょう。
 重要なことはこうした努力を子供に見せることで、著名な学校や組織に子供を押し込めることで満足してしまわないことだと思います。

 30年ほど昔のことなのでそこそこ年配の方でなければ記憶に無いと思いますが、小山ルミという歌手がいました。ソビエト歌謡を元に日本語の歌詞をつけたポップスを唄っていたので、ロシア人と日本人の間に生まれたのだろうか?と思っていましたが、アイルランド人の父親と日本人の母親の間に生まれた2世だったようです
 ゲバゲバ90分という良い子が見てはいけないテレビ番組に出演していたので、私などこちらのほうが馴染みでした。

 ソビエト初のワルツと言われている「На Сопках Маньчжурии(満州の丘に立ちて)」をベンチャーズが「さすらいのギター」と銘打って8ビートのリズムに乗せて世に広めたので、こちらのほうが聴きおぼえがある方が多いかと思います。
 このベンチャーズ版にさらにおよそ原曲から程遠い猟奇的な日本語の歌詞をつけて唄っていたのが小山ルミで、バブル以前の高度経済成長時代の香りが漂っています。

 ロシアのロマの名曲「Цыганочка(二つのギター)」もこれまた原曲とは程遠い、と言うより、そんな細かいこと無視して日本語の歌詞をつけて唄っています。
 イケイケドンドンだった時代の日本を象徴するかのような唄に仕上がっています。

 懐かしさもありますが、こんな時代があったんですね。
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孤独

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 30代半ばの独身男性曰く。「周囲は結婚しろと簡単に言うけど、朝から夜まで仕事で、休みほとんど無い。休日は死んだように眠るだけ。どこに出会いがあるのか?こっちが聞きたいくらいです。」

 確かに同様のことを私も考えたものでした。
 私がこの年代の頃は公的機関に勤めていたので休日などは恵まれていたと思いますが、次から次へと仕事が増える、と言うより、自分で作り出してしまうので、人と会う余裕もありませんでした。仕事にかこつけて逃げていた思いもしますが、「そのうち何とかなるだろう」と悠長に考えてもいました。
 最終的に、重い腰を持ち上げなければ「なんともならない」ことに気がつきましたが・・・。

 年齢を重ねるほどに周りが良く見えるようになり、思慮深くなるものですが、絶対偏屈になっていると思います。最近、自分が偏屈になっていることをよく感じますから。頭と心が柔らかいうちが花です。

 それにしても、この山奥に住んでいると独身の女性といえば亭主に先立たれたおばあさんばかりで、「どうやって相手を探すんだ?」と若手に言われても”やっぱ無理だよな”と言って、諦めてしまっては何もありません。

 中学生の頃、勉強の傍らにつけるラジオからカーペンターズの歌が流れていたものでした。どちらかと言うと女性向けの音楽と言う印象があってあまり熱心に聴きませんでしたが、30代半ばを過ぎてからホームセンターの780円のまがい物CDで聴くようになって、いい歌唄っていたんだなと聞き入るようになりました。

 一人遊びのトランプゲームを背景に唄った「ソリティア」も 「オンリー・イエスタデイ」も孤独を題材に扱ったものです。ふと思うと、こうした孤独は「都会の孤独」で「田舎の孤独」は、はっきり言ってとことん何にも無い。
 孤独は日々の疲れを癒すためには効能を見せることがありますが、その中から抜け出せないのは「勇気」じゃなかろうか?


 「Solitaire」

男がいた
孤独な男だった
恋を失った
些細なことで

心 それを望んでいて
それは分かち合えずに去って
とうとうそれは死んでしまった
沈黙のうちに

そしてソリティアだけがこの街にあるゲーム
そしてあらゆる道は彼を、彼を落ち込ませる
そして彼自身たやすく装ってしまうのね
もう二度と恋をしないって

そして心を秘めたまま 彼はゲームをプレイする
彼女の愛がなく ゲームは同じ結果になって
人生は彼の周りのあちこちで進んでいくけれど
彼がプレイするのはソリティア

小さな希望
煙となって行く
ただ行くがままに
口に出されることなく

男がいた
孤独な男だった
操ろうとした
プレイしている手札を

そしてソリティアだけがこの街にあるゲーム
そしてあらゆる道は彼を、彼を落ち込ませる
そして彼自身たやすく装ってしまうのね
もう二度と恋をしないって

そして心を秘めたまま 彼はゲームをプレイする
彼女の愛がなく ゲームは同じ結果になって
人生は彼の周りのあちこちで進んでいくけれど
彼がプレイするのはソリティア

そしてソリティアだけがこの街にあるゲーム
そしてあらゆる道は彼を、彼を落ち込ませる
人生は彼の周りのあちこちで進んでいくけれど
彼がプレイするのは ソリティア...


 「Only Yesterday」

長い間一人ぼっちで居過ぎると
みんな、それなりに寂しさを抱えなければならない
私が分かって欲しい時には(都合が良い時には)誰も分かってくれなかった
私が痛みを味わってた事も
待つ事だけが私(の心)ができるすべてだった事も

あなたと会うまでは望みだけがわたしの持つすべてだった
多分、どれ程あなたが私にとって大切なのか、あなたは分からないだろう
あなたは夜を途切れさせる夜明け
朝の光の兆しが私の周りの世界を満たしている
私があなたを抱いた時に

「ベイビー、ベイビー、多分うまく行くような感じがする
ベイビー、ベイビー、君の愛が僕をくつろがせてくれる
永遠に歌い継がれる歌のように」

つい昨日、私は悲しく寂しかったけど
あなたが過去と過去の全ての涙から別れる道を示してくれた
多分、明日は今日よりもっと晴れやかな日になるだろう
悲しみを捨てから
つい昨日

私はここ、あなたの腕の中に居場所を見つけた
この世で居たいところは他のどこにもない
新しい出発が私達を待っている、それを私と分け合ってね
まさに最高の状態になろうとしている
沢山の経験が待っている
私があなたを抱いた時に

「ベイビー、ベイビー、多分うまく行くような感じがする
ベイビー、ベイビー、君の愛が僕をくつろがせてくれる
永遠に歌い継がれる歌のように」

つい昨日、私は悲しく寂しかったけど
あなたが過去と過去の全ての涙から別れる道を示してくれた
多分、明日は今日よりもっと晴れやかな日になる
悲しみを捨てから
つい昨日
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凍結

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 九州方面では積雪があったようですが、雪国のこちらは極めて良い天気でした。
 夜、空を見上げると、冬の星座オリオンとその周辺の星々が見事なまでに煌いていました。こんな夜は放射冷却で冷え込みます。

 昨日、掃除の時に水道の凍結防止の熱線の電源をはずしてそのまま忘れていたら、水道が凍って水が出なくなりました。
 幸いなことに温泉地ですから水道が凍結してもお風呂はことをかきまぜんが、トイレなど不便はつき物です。

 外で延々と作業をしているとストーブで少しくらい温まってもどうにもならないほど体が冷え込みます。こんな時は全身暖房のお風呂がありがたいので、共同浴場に駆け込みますが、ただでさえ熱い温泉が冷え込んだ体にはさらに熱く感じられます。はたして体によい温度なのか?麻痺しているからわかりませんが、体が温まってくると血行が良くなりあちこち痒くなります。
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 星に話に戻りますが、冬は大気中の塵が少なくなるのか?肉眼でも天空の星の数が多く見えます。北側に山があるため、北極星や北斗七星は我が家から見ることはできませんが、オリオンの三ツ星は窓を開けてもたやすく探すことができます。

 以前、凍結したバイカル湖の氷の上から同じ星々を眺めたことがありましたが、とても冷え込んだ夜でした。時々雷のような音がするのは氷同志の圧力で湖の氷が割れる「御神渡」の音でした。
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 大自然の中でちっぽけな人間を思えば、些細なことなどたいした問題ではないとおおらかに考えるようにしていますが、それにしても水道の水が出てこない。
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新月

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 3月並の気温の温かい一日でしたが、週末にはまた寒波が押し寄せてくるみたいです。行きならぬ雨で、道路の傍らにあった雪もほとんど溶けてしまいました。

 今年の旧正月は26日ですが、旧正月を祝うモンゴルの友人から一足早くグリーティングカードが届きました。
 彼が日本に留学中、当然同じ東アジアの日本も旧正月を祝うものだと思っていたら、何も無い旧正月だったと驚いていました。
 昔、正月は「元旦」で旧正月は「正旦」と教わったことがありますが、この日に何かイベントがあった記憶はありません。

 太陰暦なので、この時期の新月の日が1月1日になるので、26日は月が見えないということになります。月の満ち欠けなど全然気にしていなかったので、観察してみようかと思っています。

 何年前かわからないけど、正月番組の映像らしいです。
 派手なファーのカーリーヘアーのおばさんが「百万本のバラ」を世に広めた大御所、アラ・ブガチョバ、押しも押されもせぬロシアの大歌手です。
 歌を歌っている濃い顔つきの男性は、ブガチョバの何番目かの夫で、ブルガリア出身のフィリップ・キルコロフ。かつてはロシア語では歌わない歌手でした。親子ほど年が違う若いつばめも、2−3年前に離婚したようです。
 その隣で歌っているのがブガチョバの娘でクリスティーナ・アルバカイテ。親の七光りでこの世界に君臨しているとか、きりょうが悪い、声が悪い、歌が下手などと一般市民に決して評判が良くありませんが、それでも親の力で居座っている。

 今となっては貴重な映像となってしまった、崩壊前のかりそめの家族の映像ですね。
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値上げ

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 世界一物価が高い都市はモスクワですが、それより物価が高いウラジオストク。市民生活も楽ではありません。
 「たぶん、ウラジオストク航空の航空券も世界一高いと思います。ロシア以外の飛行機に乗ったこと無いけど、値段の高さとサービスの悪さはきっと世界一です。」とウラジオストク事務所のスタッフがぼやいていました。

 日本からの直行便はウラジオストク航空の独占状態ですが、ソウルからの便は韓国の航空会社も入っているので、その競争力のためか日本便よりもいくらか割安みたいです。

 事あるごとに値上げが好きな国ですが、景気が良ければ値上げ、景気が悪くなれば値上げ、「デフレーションは給料だけ」
 原油だって下がっているのですから、そろそろ値下がりしてもよさそうなものですが、船便も同様に値上がり一方。

 ロシアの友人が「愛国心と国を頼ることは別物。」と言ったことがありました。国を愛しているけど、国に頼ってはいない。重要なポイントかもしれません。
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就任演説

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 日本時間の深夜に行われるオバマ大統領就任の演説が注目されていたのでテレビを見ていましたが、そのまま眠りこけてしまいました。
 世界的に注目される上、この世情ですから就任演説の草稿作りも手間隙かけたことでしょうが、これで少しはドルが強くなるかと思われたら、逆で、1ドル87円台に円高になりました。
 就任演説が行われるワシントン市には、同じ時間と空間を共有しようと200万人を越える人たちが集まったそうです。閑古鳥さえ諦めて鳴かなくなった観光地に住んでいるとうらやましい限りです。

 オバマ大統領と同じ「オバマ」つながりで福井県の小浜市が盛り上がっていますが、私の知人にも「小浜」と言う人物がいます。通称、「オバチャン」と呼ばれるおじさんですが、「最初この名前を聞いたとき日系人か?と思った。」と言ってました。
 民族の坩堝でアフリカ系の大統領が出て、今後は女性大統領やアジア系大統領が出ることを期待しています。

 女性大統領や女性首相は世界的に珍しくありませんが、あれだけ女性が社会的に活躍しているロシアなのに女性が首長を務める都市は多くありません。大統領候補も一頃亡命日本人の娘のイリーナ・ハカマダさんが候補の挙がったことはったものの、保守的というのか、これはと言う候補は上がっていません。
 かつて女帝が猛威をふるったロシア。エカテリーナ二世以後ロマノフ王朝は女帝を禁止しましたが、その思考でもまだ残っているのだろうか?

 このところ毎年首相が変わる日本。製作よりもいかに総理を取り替えるかばかりが注目されているので、思い切って女性首相でも選んでみたらどうだろうか?
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手ごわい

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 二十四節気の一つの「大寒」です。思ったほど寒くない一日でした。

 富岡市の交差点ですごい光景を見ました。年配の女性が柴犬を連れて横断歩道を渡っていました。これだけでは珍しくも無い光景ですが、そのおばさんはまるで赤ん坊を背負うようにヒモで背中にネコを背負っていました。ただ者ではないことはひと目でわかりました。信号が青になっても唖然とそちらを眺めてしまいました。


 その昔。ザ・ピーナッツが歌った「恋のバカンス」はロシアでも大ヒットし、ほとんどのロシア人はこの歌が日本の歌だと思っていません。

 ピーナッツが歌う「恋のバカンス」に、イリナ・パンタリェエバが歌うロシア語の歌を重ねた音源。
 日本人だなぁと感心したのはうっすら聞こえる日本語の歌詞が聞き取れてわかること。かなり日本語堪能なロシア人でも「日本語も混ざっているの?なんていってるの?」とロシア語に耳が釘付けになってしまうのか?日本語の部分はよくわからないようです。

 テレビのニュースなどで、吹き替えではなく同時通訳的に元の言語と日本語が重なって放送されるとき、できるだけ両方の言語を聞き取ろうと気を張っていますが、いつのまにか日本語だけ耳に入ってしまいます。
 字幕スーパーのほうが勉強になるのかな?
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物価高

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 円高で輸入品が安くなって物価が安くなるのか?と淡い期待をしていますが、デフレになってしまってはこまりものです。
 考えてみれば、USAのグリーンスパン議長が90年代日本のデフレがアメリカにおきることを懸念するがあまり金融政策を誤ったほど、デフレは恐いようです。

 もはや日本を抜いて世界一物価の高い国になったロシア。90年代にはハイパーインフレに見舞われました。もはやルーブルは紙切れ同然で、商店の品物の価格はドルで表示され、その日のレートでルーブルに換算しての支払いでした。為替レートに関して日本以上にはるかに敏感です。

 現在ルーブルは安定通過ですし強い通貨になっていますが、国際的にはまだローカル通貨。
 最近はドルよりもユーロで国際取引することが多くなったようですが、円から見ればユーロの暴落はドル以上でした。

 今回の世界同時不況とは関係なく物価は順調?に高くなっているようで、さらに追い討ちをかけるように税金も上がっているようです。
 日本から輸入する中古自動車も税率がたっぷり上がったので、パキスタン人が「自動車売れないよ〜」と嘆いていました。
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三角点

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 NHK大河ドラマ「天地人」の主人公直江兼続は我が家から比較的近い新潟の六日町の出身とあって毎週楽しみに見ています。
 
 八海山の山の上から越後の里を映した光景などが出てきましたが、高圧電線や近代的な建物や工場などを見事にコンピューターで消し去っています。八海山をはじめ越後三山には何回も登っているので”見たことあるような景色だ”とは思いつつも、あるべき施設などが写っていない。室町時代末期にスキー場などあるわけないのですから当然ですが、それにしてもたいした技術だなぁと感心しました。

 ところが、上手の手から水?意外なところに近代の遺物が写りこんでいるのを発見しました。
 オープニング画面で、テーマソングが終わる頃、八海山の岩峰の上に立つ直江兼続の周辺を、ヘリコプターがぐるりと回りながら映した映像。オープニングの一番最後のカットです。
 直江兼続の傍らにコンクリートの柱のような三角点がしっかり写り込んでいます。

 あまりにも堂々と写りこんでいるので石塔のようにも見えますが、この三角点は見覚えがあります。少なくも測量のために三角点を設置するようになったのは明治に入ってからで、室町時代にあろうはずも無い。

 新田次郎の「点の記」の物語を思い出しました。前人未到の剣岳山頂に測量のための三角点を設置する至上命令を受けた柴崎と言う男が、苦心惨憺してようやく頂上にたどり着き、記録的な初登頂となるはずでした。ところが、頂上には錫杖が置かれており、記録にこそ残らないだけで、山岳修験道の山伏などが既にこの頂上を踏みしめていたことを目の当たりにするストーリーです。

 些細なことですが、大発見をしたような気分でほくそ笑んでいます。
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墜落?不時着?

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 ニューヨークでジェット機のエンジンに鳥が飛び込んで飛行機が墜落する事件がありました。ハドソン川に墜落と言うのか、不時着と言うのか、幸いなことに155人の乗客は全員無事でした。
 二つあるエンジンの両方に鳥が飛び込んでエンジンが停止したようで、飛行機が市街地にでも墜ちていれば第惨事になるところでした。

 アメリカですから、ああいう国ですから、ややもすると「テロ事件」と騒いで、世情はおりしも不景気の絶頂ですから、どこかターゲットの国を作って一戦始まったかもしれません。
 ジェットエンジンにこびりついた鳥の遺骸に金日成バッジがついていた、とか、アルカイダの訓練を受けた鳥だったなんて噂が立ったに違いないでしょう。
 それにしても、技術の集結の飛行機の天敵が鳥だったとは意外ですが、鳥にとってもおよそ地球上の生物にありえない速度で飛んでいる飛行機、よけろと言われてもどうすればよいのやら?

 「これぞアメリカ」と言うべきでしょうか?ヒーローを讃える姿は見習うべきところがあります。今回は機長で、不慮の事故に際して冷静に対処し、乗客が全部降りたことを確認してから最後に自分が降りてきたことをメディアや乗客も誉めていました。
 どうもこういうことになると「批判的」目線で見たがるのが日本人で、”墜落(不時着)の責任は機長にもあるのじゃないか?”とか、乗客がパニックにならず脱出したと聞けば、”阪神淡路大震災や中越地震の時だって日本人は冷静沈着だった”とぼやいたり・・・

 10年ほど前になりますが、ウラジオストクから帰国するとき、ウラジオストク空港の滑走路に牛の群れが入り込んで出発が遅れたことがありました。
 既に飛行に搭乗して動き出すのを待っていたときでしたが、空港職員達が牛を追う光景を機内から眺めながら笑い転げてしまいました。

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左義長

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 左義長。我が家の界隈ではどんど焼きと呼んでいます。地方によって多様の呼び方があるらしく、「おんべ焼き」や「さいと焼き」、北陸方面では「さぎっちょ」と言う呼び方があるようです。

 これも火祭りの一種なんでしょうが、一般には正月の飾りや書初めなどを燃やして天に返すお祭りです。我が家の界隈ではタ前年のダルマも燃やしますが、地方によってはダルマを燃やさない土地もあるようです。

 1月の第二月曜日が成人の日に変わってから、この3連休を利用してどんど焼きをやる竹おも多くなりましたが、我が家の地区は頑固に14日を貫いています。正直なところ休日を利用してもらったほうがありがたいのですが、お年寄りが「ウン」とは言いません。しかもお年寄りが人口の大多数を占める高齢化地帯では、民主主義の原理はお年寄りの一存にゆだねられているようなものです。なんと言っても、相手は毎日が日曜日みたいなもんです。

 子供の頃、朝早起きしてどんど焼きに行くとミカンと甘酒をもらえて、これが何よりのご馳走に思えたものです。
 その時代、厄年の人たちなどが「厄を背負ってもらうため」にお神酒やミカンを持って来るので、有田や愛媛はじめ様々な土地のミカンで利き酒ならぬ利きミカンをして楽しんだものです。
 ミカンを先に食べてから甘酒を飲むとその甘さがたまらなくおいしく感じたものです。

 33歳の女性の厄女、42歳の男性の厄男など随分年配に見えたものですが、こうした年代を巣で聞こえてしまった現在、もしかしたら子供達に「お年寄り」に見られているのかもしれません。
 朝日が山をピンク色に染めてきれいでした。まだ月が得ていました。
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 この何年かトン汁を振舞っています。以前は甘酒でしたが、甘酒とは言え、仕事に行く前の人たちに振舞うのも何かとうるさいご時世。野菜とコンニャクたっぷりのトン汁が喜ばれています。
 以前は婦人会がこうした賄をやっていましたが、この何年かは若手男性たちが男料理を作っています。
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お正月それぞれ

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 日本では1月15日頃に小正月と呼ばれ、もう一つの正月がありましたが、年々こうした習慣も姿を消しています。15日までを「松の内」と言って、門松を飾るのもこの期間まで。

 今年の旧暦の正月は1月26日。中国やモンゴルなどアジア東側では旧暦の正月を祝う国々が多く、長期休暇の季節になります。

 中国ではこの春節の間に旅行や里帰りなどの移動をする人が15億とも16億人とも言われています。とんでもない数字ですが、往復すれば2ですから、旅行など交通機関を乗り継いだ数字も含まれているようです。

 知り合いの中国人奥さんも、混雑を予想して今日里帰りしましたが、北京経由で北京を見物してからハルビンに帰るようです。

 世界同時不況の影響を日本以上に大きく浴びている中国ですから、こんな時に里帰りするのは治安も不安ですが、里帰りできるならしたいというのが本音なんでしょうね。爆竹を鳴らして賑やかなあの大祭りムードは彼らにとっては快感なんでしょうね。

 タイ人の友人も次の日曜に帰国するようで、木曜にコンテナーを出荷したら土産を買ったり、帰国の準備をするようです。
 
 逆に正月とクリスマスが終わったロシアからはこちらに戻ってくる人も増え、友人のロシア人奥さんも黒いライ麦パンを土産に持ってもうすぐ日本に戻ってきます。

 世界同時正月民族移動とも言える1月ですが、イランでは3月の春分の日の頃にノウルーズという正月を迎えます。静かに家族で過ごすのが一般的だそうです。

 正月一つとっても世界各地では日にちも異なれば習慣も異なるもので、これもまた興味深いものです。
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ようやく

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 長い眠りから覚めた?ようやくロシアも新年のお祭り騒ぎが終わり、通常の生活に戻りました。

 ホームレスの人たちのために教会の炊き出しに参加していた知的で冷血なアレクサンドラ女史と電話で話をしました。例によって例のごとく一本調子で抑揚の無い言葉の羅列のような喋り方をしていましたが、炊き出しのボランティアのことを聞いたら「どうして知っているんですか?」とこれの調子が変わりました。
 「私はあなたを機械のような人間だと思っていたが、尊い行いをしていることを知って尊敬できるようになりました。あなたは立派な人物です。あなたに出会えて私も誇りに思っています」と思い切りヨイショして話したら、いつになく雄弁になり、子供の頃ソビエトが崩壊して旧政府側だった両親は職を追われ、一歩間違えれば自分たちがホームレスのなりかねないほどのつらい思いをしたことなどを話してくれました。
 誰かに認めてもらうために行っているボランティアではないが、認めてもらえることがとてもうれしいことだとわかりました。と素直に喜んでいました。


 我が家の界隈、今朝の気温は氷点下10℃。あと2週間、長くても節分の頃までの辛抱です。
 昨夜はストーブを景気よく燃やしていたにもかかわらず部屋が暖まらず、この寒さでは当然でしたが、寝室の窓が少し開いていたことに今朝気がつきました。換気のために少し明けておいたのですが、そのまま閉め忘れて寝ていました。
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無煙火薬

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 先日、山岳会の先輩とノーベル賞の話題になり、「考えて見りゃ、ノーベルが発明したもののおかげでどれだけの人が殺されたかって考えりゃ、ノーベル賞作って贖罪するのも当然だよな。もらう方だって、一歩間違えりゃ人殺しの道具を考案する手助けしているようなもんで、やっぱ、文明の背後には戦争ってパワーは不可欠さ。」

 アルフレッド・ノーベルのお父さんは建築家でしたが、元々一家は武器商人で、ロシアのサンクトペテルブルグを拠点に機雷の販売や取り付けを行っている家庭でした。
 敵も見方も関係なく怪我人を手厚く看護した白衣の天使ナイチンゲールが活躍したクリミア戦争では、ノーベルの怪我人を作る側で、この戦争で機雷を売って大もうけしたものの、戦争が終結して経営が行き詰まり破産しました。

 ノーベルの功績はダイナマイトを作ったことで、これで得た財産を元にノーベル賞を設立したと言われていますが「ダイナマイトよりも無煙火薬の発明のほうがよほど戦争に貢献しているよな」と先輩は申しています。
 かつての黒色火薬では銃を発射した時に黒い煙が上がってしまい、視界がさえぎられることから無煙火薬の開発が急がれていましたが、初期の無煙火薬では爆発力が少ないために戦場での評価はいまいちでした。

 ノーベルも無煙火薬の開発競争に参加していましたが、無煙火薬の特許は1890年にアメリカ人が取得しています。
 この無煙火薬の開発によって戦場で中の発する煙に視界をさえぎられることなく銃撃戦を行えることができるようになりました。
 ダイナマイト以上に戦争に貢献したのは無煙火薬ではなかろうか?と先輩は申しております。

 初期の無煙火薬は綿に濃硝酸と濃硫酸を化合させることによって作りだしていたようです。子供の頃、テレビアニメの「サスケ」で、着ている袢纏から綿を抜き出し、洞窟から滴っている硫酸や硝酸を使って火薬を作るシーンが出てきたのを思えています。ノーベルよりも忍者のほうが化学に精通していた?

 無煙火薬よりも、日本人が発明した無煙ロースターのほうがはるかに人類に貢献していると、焼肉を食べるたびに思います。
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コマネチ!

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 日本各地で雪が降った模様で、東京でも初雪が降りました。

 今回の雪は猛々しく降りましたが、雪が心身と降る夜はこんなメロディーが似合います。「Nadia's Theme (妖精コマネチのテーマ)」 

 
 モントリオールで彗星のごとく現れたルーマニアの体操選手ナディアコマネチには世界中が驚いたことでしょうが、最も衝撃を受けたのはソビエトでしょう。
 ソビエト各地からえりすぐりの才能を集めてアスリートの英才教育をしてきたソビエトが、コマネチの繰り出す10.0の演技に愕然とする姿が今でも印象に残っています。

 今にして思えばコマネチのピークは14歳で出場したモントリオールだったのではないでしょうか?80年のモスクワオリンピックの時には段違い平行棒と床で金メダルを取ったものの、総合ではコマネチと同じ年齢のソビエト選手のエレナ・ダビドワが金メダル。コマネチは銀メダルでした。

 その後、コマネチは幾多の波乱があってアメリカに亡命し2001年にアメリカ国籍を取得しました。
 現在のコマネチの姿をテレビで見たことがありましたが、たぶん「この人がコマネチだよ」と言われなければわからない、100年の恋も一瞬にしてさめるようなオバサンになっていました。

 「妖精コマネチのテーマ」を聞きながら外の雪をながめ、真っ白に覆われた美しい雪が溶けた後のことを複雑に考えました。
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村上市

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 新潟の村上市に行って来ました。この冬は雪が少ない年みたいで、街中の積雪はありませんでした。
 例年ですと7日頃に寒波がやってきて、雪が降り海が荒れるので、その光景を見たいと思っていましたが、静かな海でした。

 冬の日本海の重厚感が好きで毎年冬になると、その光景を見ることが楽しみです。この海の向こうにはロシアがあります。ウラジオストクはだいたいこの方角かな?とカメラを向けた先は山形県境に近い山並みです。

 明治政府ができ、廃藩置県になり、この一帯は村上県となりまだ新潟県に併合されていませんでした。雅子皇太子妃の小和田家はこの村上藩の藩士でした。

 石油の採掘でしょうか?「越の国、燃土、燃水を献る」と日本書紀にも出てくる日本最古の石油の産地はこの近くです。
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From Russia With Love

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 雪国の我が家の界隈では冬はスタッドレスタイヤに履き替えることは当たり前です。スタッドレスタイヤの弱点の一つは燃費が悪くなること。石油類が安くなってきたとは言え、リッターあたり2km前後燃費が悪くなるので家計に響きます。

 ロシアでも最近はスタッドレスタイヤが普及していますが、雪の無い夏もタイヤ交換せずスタッドレスタイヤのままと言う人も少なくありません。と、言うより、夏タイヤを持っていない人が多いというべきかもしれません。スタッドレスタイヤをオールシーズン使いこなしています。
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 以前、ウラジオストク事務所の女性スタッフから中古のスタッドレスタイヤの注文を受けたことがありました。サイズは?と聞くと、「ちょうど良いサイズが欲しいのです。」ちょうど良いサイズと漠然と言われても、どうすりゃいいんだ?
 女性ドライバーが多いわりに、女性ドライバーがこうしたメカに関することに無関心なのは同じ。

 タイヤや部品など「適当なものを」と言っているくせに、車内で使う芳香剤などメーカーや品番まで指定してきます。
 これも世界の女性の共通なんでしょうか?

 井上陽水さんが歌うFrom Russia with Love.
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ワークシェアリング

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 ワークシェアリングと言う言葉を聞くと経済混乱期のロシアのことを思い出します。
 今でも一部では行われているようですが、商店の店員など二つの班が一週間交代で勤務する形態がありました。企業によっては二つの班で売り上げの競争をさせて活性化させている例もありました。
 一週間働いて一週間は休み。休みはいっぱいあっても給料は当然少ない。
 なぜこのような勤務形態を?と尋ねると、雇用を増やすため。これがかつての社会主義国の現実でした。

 新入社員は3ヶ月から6ヶ月は無給の見習い勤務と言う勤務形態も良く見かけました。昼飯を我慢してでも使用期間を耐え抜いて成績を上げて雇用されるのを待つ。「厳しい社会だな」と、当時ぬるま湯の役所勤めだった私はしみじみ思ったものです。

 悪徳事業主なら試用期間を無給で使い倒して、ハイご苦労さんということもありえることでしょうが、そこは以外にも悪人に手厳しい国です。殺されかねません。
 私がウラジオストク滞在していた時に起きた事件ですが、90年代中頃に起業してのし上がった男性が射殺される事件がありました。競争させて敗れて首になった元従業員にやられたそうで、「殺されても当然。」と周囲も冷ややかでした。この殺された男性がグルジア系だったことがさらに市民感情を冷ややかな方向に持っていったような思いもしていますが、人を使うことにも気配りは必要です。

 ワークシェアリングで休みのときに何をしているのか?と言えば、アルバイトをしている人も多く、どちらかと言うとアルバイトのほうが給料が良かったりするのですが、社会保障を受けるためには肩書きになる仕事を持たなければなりません。
 よく見かけたのは失業すると大学生になるパターン。学生の身分なら健康保険などの社会保障が受けられます。
 実は、ロシアには通信制や分校などサテライトの大学が多数あり、ウラジオストクにノボシビルスクの大学の分校があったりします。こういう大学に籍を置き社会保障を受けるケースも良く見かけました。

 世界的に厳しい時代と言われていますが、その原意がどうなっているのか?曖昧なままムードだけが漂っています。ソビエトのように国が滅んだわけではありませんし、病になっても病気にならないよう気持ちだけはしっかり目的を握っていれば光明は指すと信じています。
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津波

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 今朝のニューギニアの地震による津波警報には驚きました。
 最初、インドネシアと聞いたので、また島々に津波の大被害が出るのか?と心配しましたが、ニューギニアのインドネシア領でした。

 ウラジオストクなど津波が来たらどうにもならないような地形をしていますが、日本が防波堤になっているのでしょうか?
 
 今日ウラジオストクに向かった会員さんから無事到着したと連絡がありました。向こうでクリスマスを一緒に過ごしてくる予定ですが、天気も悪くないし、思ったほど寒くないと言ってました。「津波のことは全然気にしていませんでしたよ。報道されていないのかも?」

 フランスのパリからセネガルのダカールの間で始まったパリダカラリーですが、今年は南米のチリとアルゼンチンで開催。でも、名前は「ダカールラリー」なんですね。
 そのうち各国持ち回り大陸間ラリーなんて事になるのかもしれませんが、島国日本は蚊帳の外になってしまいます。

 以外にもロシアはカミオンクラス(大型トラックの部門)が強いので、このラリーのファンもけっこう多いようです。
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教会

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 毎年の事ながら、今年もロシアのクリスマスシーズンです。ロシアのクリスマスは1月7日。
 最近はクリスマスの日は教会に行く家庭が多くなってきたと聞いていますが、「ロシア人が一年で一度だけクリスチャンになる日。」とからかっています。「日本人だって新年はお寺や神社に行くでしょう」と言われ、それそもうかな?

 某ロシア人の奥さんなど一応洗礼を受けたロシア正教徒なんですが、聖書なんぞ持ってもいなければ読んだ事も無い。「お祭りクリスチャン」と笑われても、日本の宗教観に極めて近い感じがします。
 生活や家族に対する感覚などソビエトを経てもキリスト教的な感覚が多々見受けられるので、これはこれで意味をなしているのかなと考えています。

 友人のセルゲイ君は7日のクリスマスは混雑するからと、1月1日に家族を連れて教会に行ったそうで、日本で言うなら年明け前に初詣に行ったように見えますが、元日から7日のクリスマスまでお祭りムードが続いているので同じ事?

 セルゲイ君の会社にはアレクサンドル女史という日本担当の切れ者がおり、抑揚の無い棒読みのような日本語を喋る、理論整然とした隙の無いインテリ女性で、どちらかと言うと私は苦手にしています。毎度交渉では敗れ去っています。
 セルゲイ君など彼女の詩襟により日本で買い付けの仕事をしているだけに「アメリカ人のような冷たい女性。」と畏れていました。
 この機械の様な女性に意外な一面がありました。ホームレスに温かいスープやパンを配る教会の炊き出しに、この冷酷無比に見える女性が参加してたのをセルゲイ君一家が目撃しました。
 およそこうした活動や教会とは無縁に思われていただけに、「ありえない!」と驚くのも当然。

 よく似た人か?と思ったら向こうから声をかけてきて、仕事中には絶対に見せない笑顔を見せたそうです。
 クリスマス休暇中、彼女は毎日この炊き出しに参加しているそうで、セルゲイ君も奥さんに「あなたも神様の仕事を手伝いなさい」と指令を受け、今朝、炊き出しの手伝いに行ってきたそうです。
 会社では口うるさい彼女は煙たがられているのに、炊き出しのボランティアでは信頼され頼られているようです。

 t.A.T.u. の新年の挨拶。来日して騒がれたころと比べると、急激にオバサン化したな。と言う印象です。

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敵国?

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 恒例?と言うわけではないのでしょうが、ロシアがウクライナへのガス供給停止で、ウクライナイジメをしています。こういうことをするからウクライナが西側へと走ることに拍車をかけているように思えます。

 ウクライナやベラルーシからの移民が多いウラジオストク、この冬休みシーズンにウクライナへ行く人も少なくないと思いますが、寒い思いをしているのでしょうか?

 ウクライナへの敵対心と言うのか競争心を持っているロシア人もけっこういるもので、ウラジオストク事務所の女性スタッフもウクライナへの妙な競争心を持っています。オリンピックなどのスポーツでも「ウクライナがロシアに勝つくらいならアメリカに勝たせたほうがマシ。」と張り合っていますが、彼女のお母さんの一家はウクライナ出身と聞いています。

 ウクライナ出身のバンドゥーラ奏者のナターシャ・グジーさんが歌う「いつも何度でも」。千と千尋の神隠しのテーマソングです。
 無礼を承知で言うと、オリジナルのハープ奏者の木村弓さんの歌は高音が微妙に外れるし、硬くて聴き難い歌ででまともに聞いたことはありませんでしたが、ナターシャ・グジーさんの歌は聴きやすいです。歌詞の意味もなぜかウクライナ人のほうが説得力あるように思えます。


 中東のパレスチナもいつまたドンパチになるかわからないきな臭い状態になってきました。パレスチナ在住外国人の退却がはじまっているようですが、このパレスチナがどこにあるのか?と問われると、どこにあるのか良くわからない。
 「エジプトの近くのこの辺りがガザでしょう。ヨルダン川の流域のこのあたりが」とロシア人は意外と的確にパレスチナ自治区を捉えていますが、ロシアはパレスチナ認証国の一つ。ちなみに日本は認証国ではありません。

 私の場合、パレスチナ系ヨルダン人の友人がいるので、この問題には注目してしまいます。彼らが言うには「話し合い程度で解決できる問題ではない。」血を流さなければ片付かない問題なんだそうです。このあたりの感覚が日本人には理解できないことですが、これもまた「世界」です。

 中東で何かあっても日本では対岸の火事のごとく眺めてしまいがちですが、こんなことが続くとせっかく安くなってきたガソリンがまた値上がりするかもしれませんよ。
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黒パン

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 新年明けましておめでとうございます。

 新年最初の行動は?手挽きのコーヒーミルでコーヒー豆を挽きました。この新年はキリマンジャロを飲んで迎えたいと、年末に豆を買っておきました。
 このところ、ケニアやタンザニアなどアフリカ方面の仕事が多くなっているので、そのお礼のつもりもあるのですが。

 昨年はアラブ方面との取引が多かったので、新年早々モカを飲んで迎えましたが、モカの港はアラビア半島の南端のイエメン。エチオピアのコーヒーもこの港から出荷されていたので、エチオピアモカなんて種類もありました。ちなみに、イエメン産のコーヒーをモカ・マタリと言います。
 海峡を挟んで対岸には何かと問題の無政府国家ソマリアがあり、近年、このソマリアの海賊が紅海周辺に出没しているようです。アメリカが中途半端に介入して無責任に投げ出した火薬庫のようなもの。

 新年早々ライ麦の黒いパンで迎えました。「何で新年なのに、こんな貧しい食事をするの?」とロシア人は申しておりますが、せっかく海を越えてから持ってきてもらったご馳走です。
 キリマンジャロの酸味と、ライ麦パンの酸っぱさがまたマッチしていました。正直、硬くておいしくないけど、飽きない味です。
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 実は昨夜雑煮の準備をしたのですが、味見がてら全部食べてしまいました。

 昼頃、パキスタン人のチョードルさんから新年の挨拶の電話がありました。家族で初詣に出かけたそうで、「奥さん日本人。子供達も半分日本人。初詣、日本の文化大切でしょう。僕の神様?大きな問題ではない。子供達が立派な日本の文化を持つことは、同じようにパキスタンの文化も身につけられるでしょう。自分の国の文化を尊敬することはとても大切なこと。子供たち二つの文化を身につける。これもとても素晴らしいことです。」と、子供達のために日本式のお正月を迎えているようです。が、出かけてみたらニューイヤー駅伝で道路は交通規制で大渋滞だったそうです。
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