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料理会

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 この7月でカナダに帰国するアンソニー君の送別会をドイツ文学教授宅で行いました。
 教授は不在で面白い話を聞けなかったのは残念ですが、教授夫人の手料理をご馳走になりました。

 私もいろいろ訳ありでドイツ料理を勉強しなければならないので、参考にしようと楽しみにしていましたが、ただ単に「おいしかったです」と食べるほうに夢中になってしまいました。
 よくよく顔ぶれを見ると地元で生まれ育った人は私ともう一人だけで、東京、横浜、大阪などからこちらに住み着いた人ばかり。なるほどモダンなわけだと感心しつつも、何かを吸収しようと食べ物を口に運んでいました。たんぱく質やアミノ酸など吸収したと思うけど・・・

 クリス君の奥さんが作ってきたスモークサーモンのカルパッチョ。
 カルパッチョは本来は牛肉を使うそうですが、私は魚類のほうが好きです。ウラジオストクで煮たような料理をよく食べましたが、上に乗っているハーブがウイキョウの葉っぱでした。

 ご婦人方も勉強しているなとこういう集まりのたびに感じますが、一品持ち寄りの集まりのたびに料理の手がこんできます。
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 ガルショーク・ズ・グリバーニと言うのがロシアの名称ですが、キノコの壷焼き。教授宅のオハコ料理です。スープはくりーむスープでしたが、もちろんキノコ入りです。

 私もボルシチを入れて作ってみたことがありますが、パイ生地が上手くできずきれいに膨らみませんでした。

 「カナダではこんな素晴らしい料理を食べたことがない」とアンソニー君は感激していました。
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 甲斐さんの奥さんが作ってきたローストビーフ。実際はハズバンドがダッジオーブンで作ったそうですが、このほか自分の畑で取れたサニーレタスやトマトを使ってサラダも持ってきてくれました。

 我が家では鍋焼きうどんに使われているダッジオーブンですが、真面目な使い方をすれば多様な料理ができる優れものです。
 田舎物なので、あの鋳物の鍋を見ると、昔、囲炉裏にかかっていた鉄鍋を思い出し、けんちん汁やうどんを入れてお切り込みを作りたくなってしまいます。
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 アンソニー君と交代で新しく来る英語教師はカナダ在住のインド系英国人という複雑な人物で、「牛肉食べるのだろうか?」などと心配してしまいました。
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