苗場スキー場のドラゴンドラに乗って、苗場山の山中に行ってきました。全長5481m世界一の長さを誇るゴンドラだそうですが、近場なので「いつでも行ける」と一度も乗ってみたことがありませんでした。
土曜、日曜の混雑した時に行くのは嫌なので、先延ばしにしていましたが、雑多な忙しさと天候のかみあわせで、今日行かないと紅葉が終わってしまいそうなので、曇り空でしたが出かけてみました。

山の上と下を結ぶゴンドラと言うよりも、苗場エリアと田代エリアのスキー場同志を結ぶゴンドラなので、横につながるゴンドラと言う感じでした。一直線に登っていくのではなく、登ったり下ったりの連続で、下る時の視界はなかなか壮観です。
谷をいくつか越えていきますが、これもまた快感で、谷を越えるごとに紅葉の色合いも違います。

この沢の流れが清津峡を通って、十日町市で信濃川に合流します。

田代の一帯は苗場山の裾野の湿原地帯で、ここにスキー場ができるまで、それらしい登山道もない秘境でした。写真は二居湖。

ロープウェイの田代側の駅前にあるレストラン。

これから雪が降り、スキー場のゲレンデになります。時折雨が風と共に舞う天気でした。

田代湖と呼ばれる人造湖。かつてはこの下に三俣ダム建設計画があり、三俣と言う集落が一つ湖底に沈むはずでした。ロープウェーで山の上のスキー場に向かう三俣スキー場も湖に沈む予定で、その上流に田代スキー場が作られました。
ここで貯めた水を山脈を貫いて利根川を使って関東側に流し込み、東京方面の水不足を補う計画だったようです。
ダム計画が軒並み廃止になり、三椏ダムの計画もなくなりました。ダム計画があったころは今年のような雨の多い年でも「水不足」になっていましたが、「ダム建設のため」に意図的に水不足にしていたことが明確です。ダムを作っても管理もできないのならムダです。

田代のロープウェイの山頂駅付近から見た湖の光景です。田代スキー場ができたのは昭和56年ごろだったと思いますが、混雑もせずゆったり過ごせるスキー場で、急な斜面が少ないのでカップルばかり来ていました。

元々は雑木の森だったのでしょうが、伐採すると真っ先に出てくるのが白樺で、地中で眠っていた種が日照を受けて芽吹きます。成長が早いので、伐採してそのままにしておくと先に白樺が林を作ります。
ブナは陰木から陽木へ変わる木で、苗木のころは日陰で育ち、成長すると日照を必要として高く伸びる木です。
この白樺林もそのままにしておけば、やがてブナやナラが伸びてきて、葉が茂ると陽ざしをさえぎり熊笹が衰退することでしょう。100年200年の世界です。

田代ロープウェイの山頂駅。この時期は動いていません。山の下に見えるのは二居の集落。国道17号もこの集落を通っています。

田代ロープウェイ山頂から見た湖。1413mです。前回ここに来たのが昭和59年頃スキーに来た時ですから、20年ぶりです。

先ほど紹介したレストランアルムの中。あったかいココアを飲んできました。420円。

暖炉。火が萌えているのが見えるのは楽しいでしょうが、この方式の暖炉は熱効率が悪いのでこれで温めようとすれば大量に薪を使います。

下りのゴンドラからの眺め、右側の黄色がかった色を出し始めた林は唐松の林です。

苗場スキー場のゲレンデに点在しているこれなんだかわかりますか?苗場スキー場ではカシヤマと呼ばれているスノーマシーンです。
巨大な霧吹き機のようなもので、ここから噴出した霧が外気にさらされて凍り、雪になります。12月になれば稼動し始めます。