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余談

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 ”Die protestantische Ethik und der 'Geist' des Kapitalismus” 「プロテスタンティズムの倫理と資本主義の『精神』」
 今から100年前にドイツのマックス・ヴェーバーが書いた論文です。
 英国やオランダなどのカルバン派の多い国々では資本主義が早い時代に花咲いたのに、スペインやドイツなどカトリックやルター派の多い国々では資本主義が立ち遅れたことから、プロテスタンティズムと資本主義に因果関係があるのではなかろうか?と説く論文で、寝る前に読むといつのまにか眠ってしまう睡眠薬のような本です。

 プロテスタンティズムの禁欲的な精神が浪費を防ぎ、蓄えられた資本が営利追求のために使われ、こうして得た利益は浪費することなく蓄えられ、蓄えられた資本は・・・と雪だるま式に資本が膨らむという図式は100年も前にヴェーバーが発見していました。
 言われてみれば、近代の資本主義先進国にはプロテスタントの国が多く見うけられますが、最も禁欲主義に徹してヴェーバーの理論を実践していたのはキリスト教とは一歩離れた日本のような気がします。
 今年のサブプライム恐慌など、禁欲主義どころか、欲の行き着いた結果のごとき思いもしますが。

 数年前にロシアのカウンターテナーの歌手スラヴァの歌うAveMariaがテレビのCMに用いられたことがあります。16世紀のイタリアの作曲家のジュリオ・カッチーニの作曲によるAveMariaでした。
 あまりに官能的だと当時は良い評価ではなかったようですが、この時代、既にロマン派以上に官能的なメロディーが構築されていたんですね。
 カトリックは禁欲主義的でないためなのか?無駄に素晴らしい絵画や教会音楽をたくさん残しています。

 スラバの歌うAveMaria。