氷点下10度の世界に突入したウラジオストク。
近年市内の大学に中国人の留学生が増えているそうですが、あまりマナーがよろしくないようでたびたび問題が起こっているようです。
そういえば、昨年の4月にウラジオストクの市街地で極東経済サービス大学の中国人留学生の集団とロシア人の若者の集団が殴りあいになり、ナイフで切りつけられて怪我をする事件があったと聞きました。この大学など1000前後の中国人留学生がいるのですから、いくらなんでも入れすぎでは?
今年の冬もモスクワでネオナチの若者が中国人留学生を殺害する事件がありました。
中国人とのいざこざはエリツィン時代からのことなので驚きもしませんが、かつては中国行商人と市民の悶着が、最近はもう少しハイソサエティーなクラスのいざこざになっているようです。
90年代、中国人が来るようになってから野良犬がいなくなったとか、鳩がいなくなったなんて噂を耳にしたことがありました。
我が家の近隣の村では林檎栽培の実習に、中国人農業研修の若者が来るようになって「タンポポが少なくなった!」。春先の柔らかいタンポポの葉を料理して食べるのだそうで、「連中はおいしいって食べてるけど、我々の口にはあわないよなあ。」
ヨーロッパでもダンデライオンと呼んでタンポポの葉を料理に使ったり、日本でも薬膳料理にでてくることがありますが、ニガイ!
農作業が終わると帰り道のタンポポをむしってくれるので、確かに畑の周りの厄介な雑草だったタンポポがなくなってありがたい限りですが、研修生を受け入れている農家にすれば「メシ食わせていないみたいで恥ずかしいよ。」
こちらの研修生は農村地帯の若者がほとんどですが、「肉の味覚えると食べ物も変わってくるよな。」
大方の中国農家は豚を飼っていますが、最初は「食べていいものだろうか?」とおっかなびっくり食べているものの、慣れてくると毎日でも食べたいとなってくるようです。国に戻ればタンポポ生活がまっているのに。
その昔、「林檎の花咲く町」東宝の映画でした。秋田県の鷹巣町が舞台だったと記憶しています。
リンゴ園のオヤジさんとこの映画の話になりました。都会に出た働きたかったのに、農家のあとづぎにならざるを得ない頃に見た映画だったそうで、後に養蚕農家からリンゴ園に作物を変えるときにも思い起こした映画だったそうです。
この映画の主題歌を歌い脇役として出演していた当時の青春スター高石かつ枝さんのファンだったのだそうです。
この時代、吹原産業事件と言う巨大金融詐欺事件があり、高石かつ枝さんは疑惑の社長がパトロンになっていたとかで、姿を消してしまいました。
九頭竜川のダムをめぐって鹿島建設と政界のスキャンダルをモチーフにした石川達三の「金環蝕」にも吹原産業事件が出てきます。
タンポポ食べて喜んでいる素朴な中国人研修生が汚職に手を染めないことを願っています。